2021年第一四半期 1月~3月に売れたSIMフリーAndroidスマホTOP10 5/8

通常の今売れてるSIMフリーAndroidスマホTOP10は先週おやすみでしたね。
今週は2021年の第一四半期の集計データの様です。
2021年1月から3月に売れたSIMフリーAndroidスマホは何なのか!
1位はRakuten Handでランキングを見ても楽天モバイル関係のスマホが多いですね。
1月1日から3月31日の集計なので1年間無料キャンペーンへの駆け込み需要が多かった時期も含まれます。
楽天モバイルオリジナルスマートフォン、専売モデルが多くランクインしています。

2021年第一四半期のSIMフリースマートフォンランキングになります。

1月~3月に売れたSIMフリーAndroidスマホTOP10 5/8

 「BCNランキング」2021年1月1日から3月31日の日次集計データによると、SIMフリースマートフォンの実売台数ランキングは以下の通りとなった。

1位 Rakuten Hand(Tinno Mobile Technology)
2位 Reno3 A(Y!mobile)(OPPO)
3位 A73(OPPO)
4位 Redmi 9T 4GB+64GB(Xiaomi)
5位 AQUOS sense4 lite SH-RM15(シャープ)
6位 Reno3 A(OPPO)
7位 AQUOS sense4 SH-M15(シャープ)
8位 Galaxy A21(UQ mobile)(SAMSUNG)
9位 AQUOS sense3 lite SH-RM12(シャープ)
10位 Rakuten Mini(Tinno Mobile Technology)

Source :BCNランキング

1位はRakuten Hand
2021年第一四半期で堂々の1位です。
3月6日まで8週連続の1位を獲得するなど楽天モバイルで人気の高いスマートフォンでしたが3月13日頃からはランクインしているものの10位でその後は安定しないランクインでした。
4月17日のランクインを最後に圏外へ行った楽天モバイルオリジナルスマートフォンのRakuten Hand。
ランクダウンや執筆時点の圏外は深刻な「在庫切れ」が大きいですね。
時々や早朝に在庫が復活しているのを確認していますが、常に「現在入荷待ち」となっているのが現状です。
なぜRakuten Handに人気が集中するのかは訳があります。
1.「Rakuten UN-LIMIT VI」初めての申し込みで税込み価格20,000円に対して24,999円分のポイント還元があります。
この「初めての申し込み」で分かるようにRakuten UN-LIMIT VIに興味を持ってセット購入するにはRakuten Handが最適解です。
最初だけの特典です。
2.楽天モバイルが初期手数料が0円なので実質4,999円得をするというポイント還元が大きいです。実質なので2万円は支払う事になりますがラインナップの中でも安価に購入出来るスマートフォンです。
3.スペックが高い。実質4,999円得をするのにSnapdragon 720Gを搭載しているのでサクサク動きます。
この3点が大きいと思います。
5.1インチの有機ELディスプレイ、Snapdragon 720G、おサイフケータイと日本人なら欲しい機能やスペックが高いです。
1年間無料キャンペーンが終わり3か月無料キャンペーンへ変わりましたが相変わらず常に「現在入荷待ち」です。
筆者の勝手な憶測ですが以前の様に多く製造されていないと考えます。
iPhone 12シリーズやiPhone SE(第二世代)も扱うようになり楽天モバイル側もそっちを売りたいと考えているんだと思います。
楽天モバイルの在庫状況については下記ページを参考にして下さい。

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2位はReno3 A(Y!mobile版)
SIMフリースマートフォンランキングでは常連で常に上位にランクインしていたReno3 A(Y!mobile版)。
iPhoneを除くとY!mobileの主力スマートフォンでそれは執筆時点でも変わりません。
執筆時点で価格は14,760円~ですがPayPayボーナスが最大で端末セットだと最大8,555円相当もらえるので損では無いです。
ワイモバイルではキャンペーンが多く、PayPayボーナスがもらえるのには「先にエントリー必須」がある「どこでももらえる特典」には注意です。
学割、家族割で安く抑える事が出来ます。
「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」がワイモバイルだと付いてきます。 これは先月サービス開始されたソフトバンク「LINEMO」に熱望されていて追加されなかった特典です。
Yahoo!ショッピング、PayPayモール、LOHACOの買い物で最大3%相当(Tポイント1%+PayPayボーナス2%)やスマホの写真や動画など容量無制限でバックアップしてくれる「Yahoo!かんたんバックアップ」、ヤフオク!が安く使えるなどメリットは多くあります。
普通にYahoo!プレミアムに加入すると税込み508円です。
他にも特典が多くありお得度は高いです。
執筆時点では5/11まで最大18,000円の値引きのセールが行われています。
詳しくは下記ページを参考にして下さい。

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3位はA73
A73は楽天モバイルの関係で売れています。
「在庫切れ」が多い楽天モバイルの中で執筆時点で一番安い実質5,800円で購入出来ます。
人気の理由は3つあります。 在庫がある、最大の端末ポイント20,000円分がもらえる、eSIM+物理SIMのDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)対応である事。
Rakuten UN-LIMITプランは現在では基地局も増えて1年前と比べるとかなりエリアも広がりましたが都市部ではパートナーエリアが終了しており建物内や一部地域で「圏外」が多いのも事実です。
MNPなどでRakuten UN-LIMITプラン1つに回線をしてしまうと「圏外」のリスクがあります。
それを回避するには「DSDV対応のスマートフォン」が必要です。現在契約中の通信サービスを維持したまま「2つのSIM」を使う方がリスクが無いです。
じゃ現在契約している通信サービスのままで「Rakuten UN-LIMITプランを契約する必要ある?」となりますが大きな利点は3か月間無料で楽天エリアならデータ無制限、「Rakuten Link」アプリで通話とSMSが無料が大きいです。
2台持ちするのなら何でも良いと思いますが1台にしたいですよね。
Rakuten UN-LIMITプランをeSIMで契約すればすべて解決出来ます。(残った物理SIMに現在契約しているSIMを使う)

4位はRedmi 9T 4GB+64GB
2021年2月5日に発売されたRedmi 9TはSnapdragon 662を搭載して価格は17,490円(税込)と激安価格でデビュー。
Redmi 9Tはトリプルスロットを搭載しているので2枚の物理SIMに加えてSDカードも使えます。
OPPOのA73と良く似たスペックですがRedmi 9Tの方が価格的にも優位性が高いです。
FMラジオ、デュアルスピーカー、赤外線、6,000mAhの大容量バッテリー、4眼カメラで広角カメラも搭載しています。
発売日初日から「1円」で売られて人気が一気に上がりました。
現在でも「110円」で売られていて人気はあります。
2月5日発売なのに1月1日から3月31日の集計で4位なので凄まじく売れたのが分かると思います。
執筆時点では大本命のRedmi Note 10 Pro発売もあってか、ランクは下がっていますがランクインしている程コスパは良いです。

5位はAQUOS sense4 lite
楽天モバイルの専売モデルでAQUOS sense3 liteの後継モデルです。
このモデルもAQUOS sense4をベースに広角カメラを非搭載した以外はAQUOS sense4と同じスペックですが変わった点が一つあります。
eSIM+物理SIMのデュアルSIMでDSDV対応モデルです。(AQUOS sense4 SIMフリーモデルは物理SIM2枚のDSDV対応)
実質17,800円でも人気のAQUOS sense4から広角カメラを無くしただけのモデルなのでお得です。
筆者が今、Rakuten UN-LIMITを契約するなら間違いなくAQUOS sense4 liteを選びます。
Snapdragon 720G搭載でスペックが高いのとおサイフケータイと防水に対応していて誰にでもオススメ出来るスマートフォンです。

6位はReno3 A
無印版のランクインの理由は楽天モバイルでしょう。
おサイフケータイと防水に対応しているので実用性が高い機種になります。
Snapdragon 665搭載、有機ELディスプレイ搭載、画面内指紋、顔認証、RAM6GB、ストレージ128GB、もちろんおサイフケータイと防水に対応と余裕があります。
実質14,800円で内訳は端末ポイント20,000と「だれでも5,000ポイント」で現在での最大の25,000ポイントを受けられます。
楽天モバイルの「300万人まで1年間無料キャンペーン」への駆け込み需要で「在庫切れ」を避けた結果のランクインと考えます。
Reno3 Aは物理SIM2枚のDSDV対応機種です。
スマホのSIM差し替えはやはり物理SIMの方がまだやりやすいです。
複数台の端末を持っているならなおさらです。

7位はAQUOS sense4
優等生スマホの代表格であるAQUOS sense4。
先代のAQUOS sense3も人気はありましたがガジェット好きには人気がありませんでした。
しかしSnapdragon 720G搭載で新しくなったAQUOS sense4はシニアからガジェット好きまでカバーするぐらいのスペックがあります。
バッテリーの持ちはモバイルバッテリーが必要無いぐらいに持ちます。
隙間時間にあまりスマホを使わない人だと朝、家を出る時に100%の状態で帰宅時に80%なんて事があるほどバッテリーの持ちは最高です。
スペックの高いCPUとバッテリー持ちに重点をおいている方にはオススメなモデルです。
もちろんおサイフケータイと防水に対応しているので全部入りのスマートフォンです。
カメラ性能は賛否両論ありますが価格相応だと思います。(AI補正が強すぎる傾向があります)
ただし動画性能は褒められません。
スマートフォンで迷ったらコレと言われるほどに筆者オススメのスマートフォンです。
3位ぐらいにランクインしても不思議ではないぐらいのスペックです。(7位の結果に驚いています)

8位はGalaxy A21(UQ mobile版)
2020年12月12日からUQモバイルから発売されたスマートフォンで19,800円と安い価格ですがMNPだと550円と激安です。
2月1日から始まった「くりこしプラン」は優秀なので特に一番安い3GBの「くりこしプランS」で契約して極力安く済ませたいならGalaxy A21は良い選択肢になるでしょう。
スペックは高くないですがおサイフケータイと防水に対応でゲームなどをしないなら不便は無いでしょう。
Antutuベンチマークスコアで11万点前後なローエンドモデルになります。
新規でUQ学割の場合17,500円のキャッシュバックが受けられるために一番売れている印象です。
ランクイン初期は下位レベルでしたが3月辺りからどんどんランクが上がって行き現在では4月24日のランキングで2位です。

9位はAQUOS sense3 lite
楽天モバイルの専売モデルでAQUOS sense3から広角カメラを非搭載にしたモデルです。
一時は「実質0円以下」スマホになるなどRakuten UN-LIMITを牽引したスマートフォンです。
1月22日に「実質3,,980スマホ」までは良かったのですが2月2日に端末ポイントが0になりお得感が一気に無くなりました。
執筆時点では端末ポイントが5,000の実質15,980円で全くお得感がありません。
しかもずっと「入荷予定なし」です。(時々ありましたけど僅かです)

10位はRakuten Mini
色々な意味で世間を騒がせた楽天モバイルオリジナルスマートフォンの第一号です。
eSIMのみの対応で3.6インチと小さく、しかし小さくてもおサイフケータイに対応しているのでポケットに入れておけば財布が無くても買い物が出来る小型スマートフォンです。
最初に注目されたのは「1円スマホ」です。
1円で購入出来るので一気に人気が爆発して当時はRakuten WiFi Pocketが無かったのでRakuten MiniをポケットWi-Fiルーター代わりにして使っていた方も多かったですね。
バンド問題などもあって一時は17,000円になりましたが執筆時点では回線契約とセットで1円です。
ただし在庫はありません。(3月から4月中旬には時々ありました)

最後に

楽天モバイルのRakuten UN-LIMITプランが楽天エリアが広がった事もあり2021年第一四半期(1月~3月)では楽天モバイル関係のスマートフォンが多いですね。
1月29日に発表されたRakuten UN-LIMIT VIプランは1GB/月未満であれば0円と驚きのプランで3GB/月未満でも1,078円と格安SIM並みの価格です。
階段状に価格設定したプランですね。
具体的には1GB/月未満:0円、3GB/月未満:1,078円、20GB/月未満:2,178円、無制限:3,278円。
どの場合でも通話とSMSは「Rakuten Link」アプリを使えば無料です。
この発表の際に申し込み数が220万だと公表され「300万人まで1年間無料キャンペーン」の駆け込み需要が始まり加速して行きます。
のちに300万人を超えても4月7日までは「1年間無料キャンペーン対象」とされどんどん在庫切れが発生して行きます。
この「1月~3月に売れたSIMフリーAndroidスマホTOP10」には1位のRakuten Handはもちろんですがランクインしているのは下記になります。
楽天モバイルオリジナルスマートフォン
Rakuten Hand
Rakuten Mini
楽天モバイル専売モデル
AQUOS sense4 lite
AQUOS sense3 lite
その他楽天モバイルが販売しているスマートフォン
A73
Reno3 A
と楽天モバイルでしか購入出来ないスマートフォンが4機種、楽天モバイルで大きく影響したと思えるスマートフォンが2機種もあります。
10機種中6機種がランクインに影響していると考えます。
2021年第一四半期のSIMフリーAndroidスマホランキングでは最も楽天モバイルが影響したランキングと言えます。
ただ執筆時点では楽天モバイルオリジナルスマートフォンのRakuten Hand、Rakuten Miniの購入は難しいです。
また楽天モバイル専売モデルのAQUOS sense3 liteも購入は難しいです。(後継機のAQUOS sense4 liteがあるので生産自体止めている可能性もあります)
「300万人まで1年間無料キャンペーン」から「3か月無料キャンペーン」へ変わり契約者数が欲しいはずなのにiPhoneの取り扱いで様子を見て生産を少なくしていると考えちゃいますね。
売れるだけ損なので経営的な判断なのでしょうが気になります。