先週に続いて楽天モバイルの駆け込み需要が多く在庫切れ多数の中、在庫があって一番安いA73に集中していますが楽天モバイルも勢いが無くなって来ました。
楽天モバイルの在庫がある中で価格が安く最大限のポイント還元が受けられるA73も2週連続1位で終わって今週は3位にランクダウンしています。
各所で争奪戦になっているRedmi 9Tが初ランクインから約1か月で1位まで昇りつめました。
SIMフリースマートフォンランキングになります。
今売れてるSIMフリースマホTOP10 3/27
「BCNランキング」2021年3月15日から21日の日次集計データによると、SIMフリーAndroidスマートフォンの実売台数ランキングは以下の通りとなった。
2021年3月15日週のSIMフリーAndroidスマートフォン売れ筋ランキングは、Xiaomi「Redmi 9T 4GB+64GB」が初めて首位を獲得した。2月5日の発売以来、順調に販売台数を伸ばしており、先週まで首位だったOPPOの「A73」を逆転した。
1位 Redmi 9T 4GB+64GB(Xiaomi)
2位 Reno3 A(Y!mobile)(OPPO)
3位 A73(OPPO)
4位 Galaxy A21(UQ mobile)(SAMSUNG)
5位 Reno3 A(OPPO)
6位 AQUOS sense4 lite SH-RM15(シャープ)
7位 Rakuten Hand(Tinno Mobile Technology)
8位 P30 lite MAR-LX2J(Huawei Technologies)
9位 Reno3 A(UQ mobile)(OPPO)
10位 AQUOS sense3 lite SH-RM12(シャープ)
Source :BCNランキング
1位はRedmi 9T 4GB+64GB。
先週の2位から1位へランクアップ。
初1位を獲得しました。
2月20日に初ランクインして約1か月で1位になっています。
2021年2月5日に発売されたRedmi 9TはSnapdragon 662を搭載して価格は17,490円(税込)と激安です。
Snapdragon 662はSnapdragon 665と同程度のスペックを持ちます。条件次第では少し上回るでしょう。
もうSnapdragon 662ぐらいだと「ローエンドモデル」になって来ているのを表しているような価格ですね。
2021年はSnapdragon 700シリーズが「ミドルレンジモデル」になるのは確定ですがSnapdragon 662でも普段使いには困らないスペックがあります。
Redmi 9Tはトリプルスロットを搭載しているので2枚の物理SIMに加えてSDカードも使えます。
OPPOのA73と良く似たスペックですがRedmi 9Tの方が価格的にも優位性が高いです。
FMラジオ、デュアルスピーカー、赤外線、6,000mAhの大容量バッテリー、4眼カメラで広角カメラも搭載しています。
各格安SIMでは発売開始から「1円スマホ」で売られていました。
BIGLOBEモバイルでは実質0円で売られています。
現在Redmi 9Tは格安SIMで品切れが多く、争奪戦になっている状態です。
2位はReno3 A(Y!mobile版)。
先週の3位から2位へランクアップ。
ワイモバイルの主力機になっていて安く購入出来ます。
執筆時点で価格は10,800円~ですがPayPayボーナスが最大で端末セットだと最大11,555円相当もらえるので損では無いですね。
Snapdragon 665搭載、有機ELディスプレイ搭載、画面内指紋、顔認証、RAM6GB、ストレージ128GB、もちろんおサイフケータイと防水に対応と余裕があります。
ワイモバイルではキャンペーンが多く、PayPayボーナスがもらえるのには「先にエントリー必須」がある「どこでももらえる特典」には注意です。
学割、家族割で安く抑える事が出来ます。
「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」がワイモバイルだと付いてきます。 これは今月サービス開始されたソフトバンク「LINEMO」に熱望されていて追加されなかった特典です。
Yahoo!ショッピング、PayPayモール、LOHACOの買い物で最大3%相当(Tポイント1%+PayPayボーナス2%)やスマホの写真や動画など容量無制限でバックアップしてくれる「Yahoo!かんたんバックアップ」、ヤフオク!が安く使えるなどメリットは多くあります。
他にも特典が多くありお得度は高いです。
ヤフー、LINE経営統合記念「超PayPay祭」は3月31日までなので4月1日からはSIMカード契約特典は減額が予想されます。
3位はA73。
先週の1位から3位へランクダウン。
A73は楽天モバイルの関係で売れていましたが勢いが無くなってきた印象が強いですね。
「在庫切れ」が多い楽天モバイルの中で執筆時点で在庫がある中、一番安い実質5,800円で購入出来ます。
人気の理由は3つあります。 在庫がある、在庫切れのRakuten Miniまたは現在入荷待ちのRakuten Handを除くと一番安い、eSIM+物理SIMのDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)対応である事。
Rakuten UN-LIMITは4月1日からはRakuten UN-LIMIT VIに自動的にアップグレードされ1GBまでなら0円で「Rakuten Link」アプリで通話が無料といいこと尽くめですが「生活圏が楽天エリアに限った話」です。
4月7日までの初めての新規契約なら1年間無料なので1年間データは無制限です。
特に東京都では今月(2021年3月)に原則的にパートナーエリア(KDDIローミング)が終了します。
楽天モバイルはバンド3(1.7GHz帯)のみでプラチナバンド(700MHz~900MHz帯)がありません。
バンド3は遠くまで電波が届かず、遮蔽物に弱い周波数帯です。
それを補っているのがパートナーエリアですが先に述べたように東京都では今月に終了の予定なので各所で「圏外」が予想されます。
パートナーエリアのバンド18は800MHzのプラチナバンドです。
東京都で無くても出張先や旅行先など「どこでも繋がる安心感」は現在の楽天モバイルでは難しいです。
当ブログではサブ回線でRakuten UN-LIMITを使う事をオススメしています。(契約回線が1回線でのMNPはオススメ出来ません)
なので「24時間かけ放題」の利点を最大限まで生かして運用するとなると「1台のスマートフォンで2枚のSIMが使える」DSDV対応スマートフォンが一番使いやすいのです。
現在契約中のSIMはそのままにしてRakuten UN-LIMITのSIMを契約した方が良いです。
A73は先に述べたようにeSIM+物理SIMのDSDVなので「Rakuten UN-LIMITの契約はeSIMで契約する事を」お忘れなく。(現在使用中のSIMは物理だと思いますので)
2台持ちが苦にならないのであれば現在使用中のスマートフォンはそのままで2台目をRakuten UN-LIMIT専用でも良いかと思います。
OPPOのA73は2020年11月20日に発売されたばかりの日本ではA5 2020の後継機と言える機種です。
Snapdragon 662搭載でおサイフケータイと防水には非対応です。
レザー調のポップなデザインが特徴で「ケースに入れずに裸で使いたい」1台です。
これからeSIM対応は進むでしょうが、気軽に別の端末に差し替えが出来る物理SIMx2の機種(1位のRedmi 9Tだと同じSnapdragon 662搭載です)の方が使いやすいと個人的には思います。
4位はGalaxy A21(UQ mobile版)。
先週の4位をキープ。
2週連続の4位になります。
2020年12月12日からUQモバイルから発売されたスマートフォンで19,800円と安い価格ですがMNPだと550円と激安です。
2月1日から始まった「くりこしプラン」は優秀なので特に一番安い3GBの「くりこしプランS」で契約して極力安く済ませたいならGalaxy A21は良い選択肢になるでしょう。
スペックは高くないですがおサイフケータイと防水に対応でゲームなどをしないなら不便は無いでしょう。
Antutuベンチマークスコアで11万点前後なローエンドモデルになります。
新規でUQ学割の場合17,500円のキャッシュバックが受けられるために一番売れていますね。
5位はReno3 A。
先週の5位をキープ。
2連続の5位になります。
無印版のランクインの大きな理由は楽天モバイルでしょう。
Rakuten UN-LIMIT VIの発表と「300万人まで1年間無料キャンペーンが4月7日まで」の影響でRakuten UN-LIMITに注目が集まりお得なスマートフォンが「在庫切れ多数」でなぜか3月9日に端末ポイントが大幅に変更され、そのほとんどは端末ポイント減少で「実質値上げ」で得をする機種はRakuten Hand、Rakuten Miniの2台になりRakuten Handに人気が集中しました。
しかし、Rakuten Hand、Rakuten Miniはいつ見ても「在庫切れ」で余程注意してチェックしないと購入出来ません。
そこで在庫のある機種に人気が集まるのですが今週3位のOPPO A73は「最大限のポイント還元」が受けられるのと元々の価格が安いため実質5,800円で購入出来て現在人気が集中しています。
OPPO Reno3 Aはおサイフケータイと防水に対応していてOPPO A73よりも使い勝手は良いので実質14,800円ですがこちらも「最大限のポイント還元」が受けられるので人気があります。
実質14,800円の内訳は端末ポイント20,000と「だれでも5,000ポイント」で現在での最大の25,000ポイントを受けられます。
Reno3 Aは物理SIM2枚のDSDV対応機種です。
スマホのSIM差し替えはやはり物理SIMの方がまだやりやすいです。
6位はAQUOS sense4 lite 。
先週の6位をキープ。
2週連続の6位になります。
楽天モバイルの専売モデルでAQUOS sense3 liteの後継モデルです。
このモデルもAQUOS sense4をベースに広角カメラを非搭載した以外はAQUOS sense4と同じスペックですが変わった点が一つあります。
eSIM+物理SIMのデュアルSIMでDSDV対応モデルです。(AQUOS sense4 SIMフリーモデルは物理SIM2枚のDSDV対応)
実質17,800円でも人気のAQUOS sense4から広角カメラを無くしたモデルなのでお得です。
筆者が今、Rakuten UN-LIMITを契約するなら間違いなくAQUOS sense4 liteを選びます。
ただ残念なのは3月9日の端末ポイント変更で3月8日以前よりも5,000円高くなってしまった所です。(以前だと実質12,800円)
それでも今週ランクインしている機種の中でもSnapdragon 720G搭載でスペックが一番高いのとおサイフケータイと防水に対応していて誰にでもオススメ出来るスマートフォンです。(7位のRakuten HandもSnapdragon 720G搭載)
7位はRakuten Hand。
先週の圏外から7位へランクイン。
ちょっと前までは1位を8週連続キープするほど売れていました。
圏外やランクダウンの原因は「在庫切れ」です。
楽天モバイルのオリジナルスマートフォンの1台で、他には6.9インチの5G対応のRakuten BIG、3.6インチのRakuten Miniがあります。
3台ともにeSIMのみの対応になります。
元々税込み2万円丁度で発売されましたがポイントが多く現在のポイントは端末ポイントが19,999ポイント+「だれでも5,000ポイント」で24,999ポイントです。
ただでさえ安いのに4,999ポイント得をしまうのでRakuten Handに人気が集中しています。
スペックもSnapdragon 720Gを搭載しているのでサクサク動きます。
防水は防滴程度ですがおサイフケータイを搭載しているので日本では好まれる仕様になっています。
じゃいつも「在庫切れ」なのになぜランクイン?と思った方も多いでしょう。
実は在庫が不定期にある時があります。
朝の4時~6時頃などに在庫が復活する時が「たまに」あります。
普通24時間張り付いて在庫を確認する方は居ないですが筆者もRakuten Miniで検証しましたがRakuten Miniの場合は火曜日の12:30ぐらいから在庫がある事を確認しました。
まぁ1時間しない内に在庫切れになっていました。
興味のある方は下記の記事を参考にして下さい。
1楽天モバイルRakuten UN-LIMITプランは2022年7月1日から提供される「Rakuten最強プラン」は残念ながら1GBまでなら0円の維持が出来なくなりました。3GBまでの1,078円が最低料金になります。しかし注目する[…]
8位はP30 lite。
先週の圏外からまさかの8位へランクイン。
もういつ圏外へ行ったのか記憶がありませんがかなり久々に見る事になるとは恐るべしP30 lite。
※調べてみたら2020年12月12日の6位ランクインを最後に圏外へ行ってました。
まぁその前にも圏外へ行った期間が何度もありましたけどね!
前回のランクインはファーウェイJCBギフトカードプレゼントと家電量販店で安く売られていたのが原因でしたね。
2020年SIMフリースマホTOP10の1位になった名機でもあります。
日本での発売は2019年5月13日と古いのに2020年SIMフリースマホTOP10で1位になる実力はコスパの高さです。
CPUにはKirin 710を搭載していてAntutuベンチマーク スコアで17万点前後を出す実力があります。
これはSnapdragon 665と同程度のスペックになります。
おサイフケータイと防水には対応していませんが、カメラは2,400万画素標準、800万画素超広角、200万画素深度測定用の3眼構成になります。
価格は執筆時点で23,375円(税込)です。
2021年でもランクインするとは、、、また家電量販店で安く売られていたのですかね。
忘れた頃にランクインするP30 liteは2021年でも健在ですね。
9位はReno3 A(UQ mobile版)。
先週の8位から9位へランクダウン。
ランクインにより今週もReno3 Aのトリプルランクインが実現しました。
UQモバイルのラインナップで一番まともと思えるReno3 A。
3月31日まで期間限定で値下げされています。
7,920円~購入が出来てキャンペーンによりau PAY3,000円分キャッシュバックがあります。
au PAY カード新規入会特典で最大10,000Pontaポイントプレゼントもあります。
くりこしプランS:3GBは月額1,480円と格安SIMに迫る料金設定です。
これで店頭サービスあり、回線品質も良いのですからお得なプランです。
新規でUQ学割の場合7,200円のキャッシュバックが受けられるために安く購入出来ます。
10位はAQUOS sense3 lite。
先週の9位から10位へランクダウン。
AQUOS sense3の派生モデルであるAQUOS sense3 liteは楽天モバイル専売モデルです。
ダウングレードは広角カメラ非搭載だけで他はAQUOS sense3と同スペックです。
長く楽天モバイルを支えてきたと言えるぐらいに楽天モバイルの代表的なスマートフォンです。
ランクインはしていますが価格が実質15,980円とオススメ出来ない価格です。(以前に人気があった時は実質0円、実質2,000ぐらいでした)
後継モデルのAQUOS sense4 liteが実質17,800円で購入出来るのに古いモデルを買う意味が見つかりません。
圏外へ行った機種は?
先週7位だったAQUOS sense4が圏外へ行きました。
SIMフリーのAQUOS sense4は最近元気が無いですね。
取り扱いが少ないのも原因でしょうがAQUOS sense5GのSIMフリーも発売されてそっちの方がセールで安いので流れたのかもしれません。
先週10位だったBASIO4(UQ mobile版)が圏外へ行きました。
圏外とランクインを繰り返していますがロースペックな上におサイフケータイ非対応、生体認証も非対応なのでシニアの方でもオススメ出来ません。
今週のダブルランクイン
Reno3 Aが39週連続のダブルランクインになります。
今週もトリプルランクインを果たしています。
今週の動向
どんどん楽天モバイルの元気が無くなって来ているのが分かります。
1年間無料キャンペーンは4月7日まであるのにちょっと前までの楽天モバイルオリジナルスマートフォンのRakuten Hand、Rakuten Mini、専売モデルのAQUOS sense4 liteが1位から3位までを独占して4位にA73がランクインするなど楽天モバイル一人勝ちな状態からは考えられない程落ち込んでいます。
もちろん今でも駆け込み需要はあります。
問題は人気機種の「在庫切れ」や端末ポイントの減額が大きいと思います。
お得な機種は在庫が無ければ契約したいユーザーは「在庫がある」機種から選ばざるを得ません。
人気機種はポイント減額されてしまったので購買意欲が減少する。
そこで在庫がある機種で一番お得なOPPO A73に人気が集中していましたが1位から3位に転落している所からも楽天モバイルは以前ほど人気が無くなって来ていますね。
3大キャリアの20GBプランもすべてスタートして格安SIMの新料金プランも4月1日から始まります。
一番大事な時期に楽天モバイルは失敗した気がします。
せめて実質0円機種を2機種ほど残して(AQUOS sense3 liteなど)AQUOS sense4 liteは12,800円のまま続投した方が良かったような気がします。
少しでも1年間無料期間を延ばすために4月2日から4月7日(4月1日だと3月2日~3月31日契約と期間は変わらない)はかなりの混雑は予想できますが誰でも同時にお得にスマートフォンが欲しいでしょうし在庫が無ければスルーする人も出てしまう。
Redmi 9Tの躍進は凄いですね。
Redmi Note 9Sの時もSnapdragon720G搭載で24,800円とコスパの良さで売れましたがRedmi 9Tの売れ行きは凄まじいものがあります。
個人的にはSnapdragon 662だから17,490円と言ってもここまで売れるとは思ってませんでした。
毎日、争奪戦が繰り広げられているようです。
Xiaomi製スマートフォンはOPPO製スマートフォンほど販路は多くないですがコスパの良さからRedmi 9Tが売れています。
筆者は3月31日国内発表されるRedmi Note 10 Proの方が気になっています。