Xperia 10 IIIが初ランクインで5位へ 今売れてるスマートフォンTOP10 6/27

相変わらずiPhone4機種は順位も変動が無く強さを見せています。
Androidスマートフォンの最高ランクの5位へXperia 10 IIIが初ランクイン。
6月18日に発売されたXperia 10 IIIはXperia 10 IIの後継モデルになります。

シリーズ別ランキングになります。

今売れてるスマートフォンTOP10 6/27

 「BCNランキング」2021年6月14日から20日の日次集計データによると、スマートフォン(シリーズ別)の実売台数ランキングは以下の通りとなった。

2021年6月14日週のスマートフォン(シリーズ別)売れ筋ランキングは、ソニーモバイルコミュニケーションズ「Xperia 10 III」が5位に初登場した。6月18日発売の新製品で、同社のミドルレンジモデルとしては初の5G対応モデル。先々週に初登場した「Xperia Ace II SO-41B」も8位をキープしており、2機種同時にTOP10入りした。

京セラの初心者向けスマートフォン「BASIO4」は先週12位から2ランクアップで10位に浮上。TOP10返り咲きは5週ぶりだ。発売から1年以上が経過しているが根強く売れている。

1位 iPhone SE(アップル)
2位 iPhone 12(アップル)
3位 iPhone 12 Pro(アップル)
4位 iPhone 12 mini(アップル)
5位 Xperia 10 III(ソニーモバイルコミュニケーションズ)
6位 AQUOS sense3 basic(シャープ)
7位 AQUOS sense5G(シャープ)
8位 Xperia Ace II SO-41B(ソニーモバイルコミュニケーションズ)
9位 Reno5 A(OPPO)
10位 BASIO4(京セラ)

Source:BCNランキング

1位はiPhone SE(第二世代)
先週の1位をキープ。
6週連続の1位になります。
コスパ最強のiPhone。
iPhoneラインナップで唯一の指紋センサー「Touch ID」を搭載して現在のコロナ禍では使いやすいiPhoneです。
2020年4月24日発売なのでかなり息の長いロングセラーモデルで1位は驚きですよね。
iPhone SE(第三世代)の噂も出てきました、現在の噂だとボディはそのままで中身をガラッと最新にするようです。
2022年の春に登場の予定だそうです。
それまでiPhone SE(第二世代)が1位をキープするぐらいの勢いですね。
2021年の次期iPhoneが一時的に抜いても取り戻しそうなぐらい売れています。

2位はiPhone 12
先週の2位をキープ。
6週連続の2位になります。
新しいiPhoneが欲しいなら一番無難でオススメなモデル。
6.1インチですが最近の6.4インチから6.7インチに比べたらもはやコンパクトに見えるぐらいです。
iPhone X以降のディスプレイに慣れているのなら違和感は無いですしディスプレイサイズは慣れると小さいディスプレイに落としにくいものです。
通常の使い方ならデジタルズームでも十分だと思います。

3位はiPhone 12 Pro
先週の3位をキープ。
6週連続の3位になります。
6.1インチで最高性能が欲しいならiPhone 12 Proになります。
筆者はiPhone 12シリーズで一番微妙だと思うのは変わりません。
ディスプレイサイズ以外で差別化されたのが大きいですね。
もし大きさに問題が無いなら強くiPhone 12 Pro Maxをオススメします。

4位はiPhone 12 mini
先週の4位をキープ。
6週連続の4位になります。
またまた噂が出て来て次期iPhoneラインナップから外されるのが濃厚なようです。
生産自体が6月までに終了したと言われています。
コンパクトならコスパ最強で指紋センサー「Touch ID」のあるiPhone SE(第二世代)がありますし。
iPhone 12 miniの価格に1万ちょっと出せばiPhone 12が購入出来ます。
ただし次期iPhoneから外されるとiPhone 12 miniの価値が上がるでしょうね。

5位はXperia 10 III
初ランクインで5位です。
現在のAndroidスマートフォンの最高ランクになります。
6月18日に発売されたXperiaミドルレンジのXperia 10 IIの後継モデル。
Xperiaミドルレンジ初の5G対応モデルでもあります。
Snapdragon 690 5Gを搭載して5Gにも対応したXperia 10 III。
Xperia 10 IIからはかなりスペックが上がっています。
Xperia 10 IIを使っていた方やスナップ写真程度の普通の使い方の方なら快適に使えるでしょう。
執筆時点ではキャリア販売しかないので手頃な価格でXperiaブランドでそこそこの性能なら問題は無いと思いますがカメラ性能を考えると51,480円はちょっと高い印象です。
SIMフリー版は恐らく10月頃になると思うのでキャリアの主力スマートフォンになるでしょう。
カメラ性能ですがXperiaシリーズは元々ナチュラルな写真に仕上がる事が特徴ですがカメラ重視で選ぶスマートフォンでは無いです。
日中で十分な明るさがあるなら普通に撮れます。 インスタ映えしないナチュラルな写真は好みが分かれますが筆者自身は好印象です。
暗所撮影は苦手でかなりノイズの多い写真になります、これはナイトモードでも全体的にボヤっとした写真になりシャープさが無いです。
カメラ性能はネガティブな印象が強いですがXperia 10 IIよりもバッテリー持ちも良くCPU性能も大きく向上しているのでゲームで高解像度を望まなければ出来るスペックはあります。
カメラ性能もXperia 10 IIと比較すると大幅に向上しています。
問題は価格が高い事ですね。キャリア販売しか無いので売れるとは思いますがもう少し価格に合ったカメラ性能とステレオスピーカーに対応して欲しいと思います。

6位はAQUOS sense3 basic
先週の7位から6位へランクアップ。
2020年6月19日に発売されたAQUOS sense3 basicはAQUOS sense3の廉価版です。
結構酷いダウングレードがされていてRAM4GB→3GB、広角カメラ非搭載、指紋センサー非搭載、ストレージ64GB→32GB、おサイフケータイ非搭載とオススメ出来ないスマートフォンの筆頭に挙げられるぐらい酷いです。
AQUOS sense3の名は持っていますがコスト下げるためにダウングレードが酷すぎます。
初めてのスマホやシニア向けだと思われますが指紋センサーやおサイフケータイの搭載ぐらいがあればオススメ出来るんですけどね。
ただ6月17日より新規でも値下げがされていてくりこしプランSで7,488円、くりこしプランM以上だと4,320円なので安くは購入出来ます。
今まではMNPでないと安く購入出来なかったので良いですね。
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7位はAQUOS sense5G
先週の6位から7位へランクダウン。
SoCは違いますが限りなくAQUOS sense4を5G対応にしたモデルだと思っても間違いないでしょう。
細かく言い出すと差異はありますが大きく異なるのはSoC:Snapdragon 720G、Snapdragon 690 5Gの違いぐらいでボディやディスプレイ、カメラモジュールなどは共通です。(5G端末なのでアンテナ配置が多くなって見た目はちょっと違います)
今からAQUOS sense4を検討していた方にはAQUOS sense5Gも候補に挙がって悩みますね。
5Gが広がるは2年先の話しだと思っているのでどちらでも良いかと思いますが、どうせなら新しいモデルを購入した方が後悔が少ないと思います。
しかしドコモオンラインショップには長くAQUOS sense4が購入出来ない状態です。

8位はXperia Ace II
先週の8位をキープ。
2週連続の8位になります。
2021年5月28日にドコモから発売された新モデル。
税込み22,000円とかなり安い価格設定ですがコストを抑えたローエンドモデルになります。
しかしキッチリとおサイフケータイと防水に対応で全部入りスマホに仕上がっています。
ガジェット好きには刺さらないスペックですが普段使いなら問題は無いでしょう。
ただ2年前のCPUなのでXperiaの名はありますが過度の期待はしない方が良いでしょう。
同時に発売されたarrows Be4 Plusの方がCPUスペックが高いわりに数百円ですが安いです。

9位はReno5 A
先週の初ランクインで5位から9位へランクダウン。
CPUにはSnapdragon 765G 5Gを搭載した5G対応モデルです。
GoogleのPixel 5と同じCPU搭載なので快適です。(Pixel 5は74,800円、OPPO Reno5 Aは43,800円で値引きを考えると2万円前後)
Antutuベンチマーク スコアはVer9で38万点、Ver8で32万点をマークします。
各所で2万円前後で販売されている価格を考えると全部入りスマホとしてはかなりスペックの高いミドルレンジスマートフォンです。
OCNCモバイルONEだと最大割引で17,800円(税込)。OCNモバイルONE公式ページはこちら
カメラ性能はAI補正がインスタ映えするような補正がかかるので賛否が分かれる所です。
フィルターで補正をかければ良いのですが毎回やるのは面倒ですよね。

10位はBASIO4
先週の圏外から10位へランクイン。
まさかのおサイフケータイ非対応!生体認証も非対応。
Antutuベンチマーク スコアで6万5千ほどと驚きの低スペックです。
シニア向けなのでしょうが、普通の方ならスペックを見ただけで避けるスマートフォンです。

圏外へ行ったのは?

先週9位だったA73が圏外へ行きました。

先週10位だったiPhone 12 Pro Maxが圏外へ行きました。

今週の動向

安定のiPhone4機種は変動もしない上位独占状態です。
SIMフリーランキングではOPPO Reno5 Aが強さを見せており先週初ランクインで1位になり今週も1位をキープしています。
7月2日発売のXiaomi Mi 11 Lite 5GはOPPO Reno5 Aと同じ価格43,800円で値引きを考えると同じく2万円前後と格安で防水性能以外はOPPO Reno5 Aのスペックをすべて上回ります。
Snapdragon 780Gを搭載したスマートフォンがセールだと2万前後なので格安スマホに詳しい方ならネットで話題になっているのも知っているでしょう。
AnTuTuベンチマークスコア(Ver9)でiPhone 11を少し超えるスペックと言えばわかりやすいでしょうか。
もちろんカメラ性能やOSの違いがあるので比較するには難しいですがコスパの良さはわかると思います。
しかしシリーズ別ランキングを見ると現実が良く分かるのですが世の中ガジェット好きばかりでは無いのでキャリア契約でスマートフォンを購入している方がほとんどで、普通の方からしたらXiaomi Mi 11 Lite 5Gなんて聞いても「なにそれ?」でしょうね。
Xperia 10 IIIが初ランクインで5位になる事からしてもSIMフリーランキングとシリーズ別ランキングの温度差とキャリアの強さが良く出てますね。
これだけiPhoneのシェア率が高いのは日本ぐらいです。
特に若い年齢で女性になるほど顕著にiPhoneのシェア率が高くなります。
現在のiPhone4強も次期iPhoneが出るまで変わらないんじゃないかと思うぐらい好調ですね。
筆者はゲームをしないのでXperia 10 IIのSIMフリーをメインで使っています。(検証ではやりますが普段はやりません)
検証機としてはるかにスペックの高い機種が何台もありますがカメラ性能以外は気に入ってます。(まぁスペックの高い機種と比べると見劣りしますがそれほど気にしていないですね)
なのでXperia 10 IIIを悪く言うつもりは無いです。
Xperia 10 IIIはキャリアでは売れ筋でしょう。
5Gを普及したいキャリアの考えにも合致します。
皮肉なのは1位のiPhone SE(第二世代)が4G端末な所ですね。
SIMフリーランキングではOPPO、Xiaomiの勢いが凄いですので何とかソニーだけは頑張って欲しいと言いたかったのです。