相変わらず上位1位から4位までは動きが無くiPhoneが独占しています。
先週はAndroid機種も動きが少なく3機種に動きがあった程度でしたが今週は動きが大きく、特に深刻な「在庫切れ」の楽天モバイルの中でも辛うじて7位にランクインしていていたA73も圏外へ行き取り扱いのあるReno3 Aがランクインしていますが楽天モバイルのランクインは皆無と言っていいでしょう。
1年間無料キャンペーンは4月7日までなので4月の集計では駆け込み需要が増加するものと考えられますが現在は契約者数が減少していると考えられます。
シリーズ別ランキングになります。
今売れてるスマートフォンTOP10 3/28
「BCNランキング」2021年3月15日から21日の日次集計データによると、スマートフォン(シリーズ別)の実売台数ランキングは以下の通りとなった。
1位 iPhone SE(アップル)
2位 iPhone 12(アップル)
3位 iPhone 12 Pro(アップル)
4位 iPhone 12 mini(アップル)
5位 Reno3 A(OPPO)
6位 Galaxy A21(SAMSUNG)
7位 AQUOS sense4(シャープ)
8位 AQUOS sense4 basic A003SH(シャープ)
9位 iPhone 12 Pro Max(アップル)
10位 AQUOS sense5G(シャープ)
10位 BASIO4(京セラ)
Source:BCNランキング
1位はiPhone SE(第二世代)。
先週の1位をキープ。
17週連続の1位になります。
価格はミドルレンジ、スペックはハイエンド級とSoCは1世代前のA13ですがこれで売れない訳が無いほどコストパフォーマンスが良いiPhoneです。
販路も多く格安SIMでは3万円前半と安く購入出来ます。
キャリアでは3Gからの買い替えで0円も多いです。
今では上下にベゼルのあるデザインで古く見えますがiPhoneラインナップ中唯一の指紋センサー「Touch ID」を搭載しています。
現在のコロナ禍では使いやすいiPhoneです。
弱点はバッテリーの弱さぐらいしか無いですが毎日充電するのであれば問題では無いでしょう。
この17週も連続で1位をキープしているiPhone SE(第二世代)を抜く機種はiPhoneでしょうね。
筆者は3月26日に提供開始されたドコモのahamoプランで同時購入出来るiPhone 11が税込みで49,390円と驚くべき価格なのでiPhone 11が抜くのではないかと考えています。
2位はiPhone 12。
先週の2位をキープ。
17週連続の2位になります。
iPhone 12シリーズで基本モデルと言える6.1インチディスプレイのiPhone 12。
毎年または2年ごとに新しいiPhoneに買い換えるならオススメNo1のモデルになります。
6.1インチのディスプレイは最近では大き過ぎず、かといって小さい訳でも無く丁度良い大きさだと思います。
ディスプレイのサイズが大きくなれば情報量が増えますが普段持ち歩くスマートフォンでは大きさにも「限界」があります。
大き過ぎると持ち歩くのに不便ですし小さ過ぎると情報量が少なくなります。
iPhone 12シリーズで最新のiPhoneを楽しみたいならやはりiPhone 12が一番「無難」でオススメ出来るモデルになりますね。
3位はiPhone 12 Pro。
先週の3位をキープ。
11週連続の3位になります。
前評判の良かったiPhone 12 miniよりも売れているiPhone 12 Pro。
iPhone 12 Proがここまで売れるとは思ってませんでした。
筆者はiPhone 12シリーズで一番微妙だと思うのは変わりませんが6.1インチで最高性能を求めるならiPhone 12 Proになります。
普段持ち歩くiPhoneですから6.7インチだと大きいけど、最高性能は欲しい方向けですね。
大きさに問題が無ければiPhone 12 Pro Maxを強くオススメします。
4位はiPhone 12 mini。
先週4位をキープ。
4週連続の4位になります。
個人的に好きなモデルですが前評判の良さから考えると落差が大きく売れていない印象が強いですね。
「コンパクト」が求められていたのではなく「コンパクト+安さ」が求められていたのを証明した形になっています。
小さくても5.4インチあり、iPhone 12をそのまま小さくしたモデルでスペックも高いです。
価格もiPhone 12よりも11,000円安いのに売れていないのは不思議ですよね。
結局、11,000円の価格差なら6.1インチのiPhone 12を買った方が後悔が少ないからでしょう。
一度大きなディスプレイに慣れるとディスプレイサイズは落としにくいものです。
心配なのは減産されるのは間違いないようで売れてないのも事実です。
次期iPhoneにも続投されると言われていますが続投される事を信じたいですね。
5位はReno3 A。
先週の6位から5位へランクアップ。
現在のAndroidスマートフォンの最高ランクになります。
SIMフリーランキングでは常連のモデルで3大キャリア以外からはどこからでも買えるんじゃないかと思えるほど販路も広いです。
SIMフリーランキングではY!mobile版が一番売れていますが、続いて無印版、UQ mobile版がランクインと今週もトリプルランクインを果たしています。
無印版は1か月前ぐらいまで圏外が続いていましたが最近のランクインの原因は楽天モバイルでしょうね。
人気機種は「在庫切れ」が多く、在庫のあるReno3 Aも売れている印象です。
有機ELディスプレイ搭載、画面内指紋、顔認証、RAM6GB、ストレージ128GB、もちろんおサイフケータイと防水に対応と余裕があります。
最大の25,000ポイント還元で実質14,800円です。
6位はGalaxy A21。
先週の8位から6位へランクアップ。
AnTuTuベンチマークスコアは12万点ほどとエントリークラスですが価格が安いです。
2020年10月23日に発売したドコモのモデルは22,000円(税込)と安いです。
2020年12月12日に発売したUQモバイルだと19,800円(税込)、MNPなら550円とかなり安いです。
2月1日から始まった「くりこしプラン」は優秀なので特に一番安い3GBの「くりこしプランS」で契約して極力安く済ませたいならGalaxy A21は良い選択肢になるでしょう。
スペックは高くないですがおサイフケータイと防水に対応でゲームなどをしないなら不便は無いでしょう。
「くりこしプラン」は人気の様で安く購入出来るGalaxy A21が一緒に買われている印象です。
7位はAQUOS sense4。
先週の5位から7位へランクダウン。
Snapdragon 720G搭載で新しくなったAQUOS sense4。
バッテリーの持ちはモバイルバッテリーが必要無いぐらいに持ちます。
朝、家を出る時に100%の状態で帰宅時に80%なんて事があるほどバッテリーの持ちは最高です。
スペックの高いCPUとバッテリー持ちに重点をおいている方にはオススメなモデルです。
もちろんおサイフケータイと防水に対応しているので全部入りのスマートフォンです。
カメラ性能は賛否両論ありますが価格相応だと思います。
ただし動画性能は褒められません。
スマートフォンで迷ったらコレと言われるほどに筆者オススメのスマートフォンです。
最近のランクダウンはAQUOS sense5Gと分散されている印象です。
SoCに違いがありますがスペックはほぼ同じです。
8位はAQUOS sense4 basic。
初ランクインで8位です。
AQUOS sense4の派生モデルの1つで現在ワイモバイルで購入出来ます。
AQUOS sense3 basicはダウングレードが多くオススメ出来ないスマートフォンでしたがAQUOS sense4 basicはそこまで酷くないダウングレードになっています。
それでもAQUOS sense4と比べると広角カメラ非搭載、RAM4GB→3GB、指紋センサー非搭載(顔認証は搭載)となっています。
発売後はダウングレードされた機種なのに安くありませんでしたが現在はMNPなら4,968円、新規なら15,408円と安く購入が出来ます。
新しくなった料金プラン「シンプルプラン」も安いですがライバルのUQモバイルと比べると単身者ならUQモバイルの方が安いですね。
ただしワイモバイルは家族割で安く出来るので家族で契約するなら安くなります。
またLINEMOで熱望されたのに実現しなかった「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」が付いてくるのが大きいです。
9位はiPhone 12 Pro Max。
先週の9位をキープ。
Apple好きに一押しのモデル。
6.7インチと普段持つのには大きいですがiPhone 12 Proと悩んだらiPhone 12 Pro Maxにした方が後悔が無いでしょう。
ディスプレイサイズ以外にも「差別化」してきたのが大きな理由です。
iPhone 12 Proとの違いにサイズ以外に大きく違うのは広角カメラに47%大型化した1.7μmピクセルのセンサーを搭載してセンサーシフト手振れ補正している点です。
手振れ補正はかなり強力で動画になるとその違いに驚くほど補正してくれます。
同じ「Pro」ですが別次元の性能になります。
「大きさ」以外で悩んでいるのならiPhone 12 Pro Max一択です。
10位はAQUOS sense5G。
先週の10位をキープ。
2021年2月5日に発売されたばかりの5G対応モデルになります。
2021年3月12日にはSIMフリーモデルも発売されています。
SoCは違いますが限りなくAQUOS sense4を5G対応にしたモデルだと思っても間違いないでしょう。
細かく言い出すと差異はありますが大きく異なるのはSoC:Snapdragon 720G、Snapdragon 690 5Gの違いぐらいでボディやディスプレイ、カメラモジュールなどは共通です。
OCNモバイルONEでは発売記念特価で17,490(税込)で販売されます。 相変わらず安すぎますね。
今からAQUOS sense4を検討していた方にはAQUOS sense5Gも候補に挙がって悩みますね。
5G自体2年先の話しだと思っているのでどちらでも良いかと思いますが、どうせなら新しいモデルを購入した方が後悔が少ないと思います。
10位はBASIO4。
先週の圏外から10位へランクイン。
まさかのおサイフケータイ非対応!生体認証も非対応。
Antutuベンチマーク スコアで6万5千ほどと驚きの低スペックです。
シニア向けなのでしょうが、普通の方ならスペックを見ただけで避けるスマートフォンです。
UQモバイルのラインナップはAQUOS sense3 basicやBASIO4など低スペックでコストを抑えた機種が多いです。
圏外へ行ったのは?
先週7位だったA73が圏外へ行きました。
今週のSIMフリーランキングでは3位に入っていますがシリーズ別とは台数が違うので楽天モバイルや格安SIMでの販売しかないA73の圏外は当たり前かもしれません。
SIMフリーランキングでA73を押し上げているのは楽天モバイルの関係で売れていましたが勢いが無くなってきた印象が強いです。
現在在庫がある中で一番安く最大限のポイント還元が受けられて実質5,800円で購入出来ます。
内訳は端末ポイント20,000と「だれでも5,000ポイント」で現在での最大の25,000ポイントを受けられます。
端末価格が30,800円なので実質5,800円になる訳です。
今週の動向
鉄壁な1位から4位までのiPhoneを崩すのはかなり難しいですね。
ドコモのahamoプランは一番人気ですのでその中でも販売されているiPhone 11はかなり安く人気もあるでしょう。
iPhone 11がシリーズ別ランキングに影響を出すのは間違いないと考えています。
Snapdragon 780Gも発表されて4月頃から搭載スマートフォンが出るでしょうが日本で販売されるスマートフォンでの登場はまた先になるので当分の間はiPhone4機種が上位を独占するでしょう。
今の4機種が崩れるタイミングはahamoのiPhone 11、4位のiPhone 12 miniの自然なランクダウンぐらいでしょうね。
楽天モバイルの勢いの無さもSIMフリーランキング、シリーズ別ランキングともに現れています。
Rakuten Hand、Rakuten Miniの在庫切れ、人気スマートフォンの端末ポイント減額と自滅している気がします。