auの新料金プランpovo(ポヴォ)は「非常に紛らわしい」と武田総務大臣

本日、2021年1月15日の「武田総務大臣 記者会見」で記者のKDDIの新料金プランpovo(ポヴォ)についての質疑応答について武田総務大臣は「非常に紛らわしい 私は発表だと思っています」と発言しました。

2020年11月27日の「武田総務大臣 記者会見」でKDDIの社長の「国に携帯料金を決める権利はない」とメディアでの発言に対して「非常にがっかりした」を思い出すような今回の発言は記者の質問も悪いように思うのですがどうなんでしょうね。

 

auの新料金プランpovo(ポヴォ)は「非常に紛らわしい」と武田総務大臣

武田総務大臣はまたお怒りモードの様です。

しかしながら、筆者は記者の質問自体に問題があるような気がします。

 

2021年1月15日「武田総務大臣 記者会見」記者とのやり取り

【2021.01.15】武田総務大臣 記者会見

 

記者とのやり取り

記者;「携帯電話料金について伺います。 先日KDDIが20ギガで2,480円の新プランを発表されました。KDDI側は最安値をうたっていますけども、通話料金を含めると実質ドコモ、ソフトバンクが発表した新プランと横並びになると思います。この「最安値」という表示方法についての大臣のお考えと携帯電話料金が横並びに最近なっている事に対する受け止めをお聞かせください。

 

武田総務大臣:「非常に紛らわしい、私は発表だと思っていますね個人的に」

「先般、二大臣会合そして消費者庁を交えた中で、利用者が分かりやすい、選択しやすいやり方を求めてきた。最安値と言いながら他社と結局同じ値段だったという事についてはもっと分かりやすいやり方をしっかりと考えて頂きたい。」

「その中に通話量が含まれていない、それによって2,480円なのかただ単に同じ条件で2,480円なのかそこの所をハッキリしないままに、あたかも国民に対して他社よりも一番安い、500円安い2,480円だと全て同じ条件だというような事を思わせる様なやり方という事に関しては私は非常に残念だと考えています。」

「今後、以前から申し上げているように選択しやすい、分かりやすい、説明のやり方をしっかりとやって頂きたい。利用者の方々が「契約した時、いざ使ってみた時の条件が違うじゃないか」というようなトラブルが起こらないようにあらかじめしっかりとした丁寧な説明、分かりやすいシステムを示していただいて無用なトラブルが起こらないような状況を作り上げて頂きたいと期待しています。」

 

感想まとめ

記者の質問に対してちょっと問題があるんじゃないかと考えますね。

武田総務大臣が2021年1月13日の「au新料金プラン発表会」を見ているかどうかは分かりませんが、「#さよならau」と言われた時の様な分かりにくい料金表示や各種割引後の金額を大きく表示するなどは無かったですし、5分かけ放題をオプション化して月額料金を抑えたのは通話をあまりしない方からしたら有難いですし、5分かけ放題なんて元々オプションが普通でしょう。

筆者は5分かけ放題は「おまけ」程度だと思っています。 10分かけ放題や60分/月かけ放題の方が通話の少ないユーザーには現実的だと考えます。

仕事などで通話の多い方はもちろん24時間かけ放題でしょうが、通話が少ないと言っても5分で終わる通話は実際通話をしてみると少ないものです。

5分かけ放題をオプションにして500円下げてくれた方が嬉しいのではないでしょうか?

前の「データMAX 5G with Amazonプライム」発表での炎上にちゃんと対策をして分かりやすく簡潔に20分程度で3つのプランを説明した2021年1月13日の「au新料金プラン発表会」はユーザーからしたら良いプランだと考えてます。

「au新料金プラン発表会」で「最安値」とは言っていないのですけどね。

ただ報道関係者との質疑応答で「3キャリアの中で最安値を打ち出しました。」とは言っているようで、この発言に対してお怒りになったのかもしれません。

以前にKDDIの社長がメディアで「国に携帯料金を決める権利はない」の発言に対してKDDIに対して「非常にがっかりした」と発言したのを思い出すような感じです。

武田総務大臣の「サブブランド値下げは羊頭狗肉」も思い出しますね。

それよりも、UQモバイルの新プラン「くりこしプラン」はMVNO(格安SIM)を締め出すような価格で出して来たのでMVNOの救済措置を取り上げて欲しかったと思います。

今回のはKDDIが気の毒に思えるような結果だと感じました。

3月の20GBプランの各社サービス開始まで1か月半ほどありますがドコモとソフトバンクは5分かけ放題をオプション化して来るのか注目ですね。