Rakuten Mini ロットによりバンド1に対応していない事が判明 3Gバンド1も削除7/10更新

楽天モバイルがRakuten Miniで対応周波数がロットにより違う事を明らかにしたそうです。

製造時期によって対応周波数が減るのは聞いたことが無いですね。

周波数を変更しつつも、楽天モバイルではWebサイトの追記をしていなかったと釈明したそうです。

そんな今回のRakuten Miniに状態と対応をまとめます。

※この記事は6月10日に書いたのですが6月11日に3G(W-CDMA)も変更されているとわかりましたので追加します。

※6月12日追記 技適マークは取得した模様です。

総務省は6月12日、楽天モバイルが販売するスマートフォン「Rakuten Mini」について、同社に電波法第38条の29および同法同条の20第1項に基づく報告を要求した。

※6月17日追記 総務大臣コメントで電波法に基づく認証に不適合の可能性あり。

※6月26日追記 楽天モバイルより「「Rakuten Mini」の認証番号と対応周波数帯の変更について」発表あり。

※6月26日追記 まだケリがついていないようです。

総務省は今後、同社の処分が必要かどうかを検討する。だそうです。 どこまで続くのか、、、

※6月29日追記 Rakuten Miniのアップデートが行われた。

※2020年7月10日追記 高市総務大臣は7月10日に楽天モバイルを行政指導することを明らかにしました。

※同日 楽天モバイルより「当社に対する総務省からの行政指導について」を発表。

 

Rakuten Min

楽天モバイルの自社ブランドで販売しているスマートフォン。

「1円」スマホで急上昇したスマートフォンです。

小ささ、軽さに重点をおいた端末です。

 

対応バンド

初期ロット、中期ロット、現行ロットの3種類あります。

ロットは端末のIMEI(識別番号)で区別できます。

確認方法:「設定」→「端末情報」→「IMEI」

または電話アプリから「*#06#」と入力するとわかります。

初期ロット:IMEIが351676110356708以前のもの

中期ロット;IMEIが351676110356716~351676110680487のもの

現行ロット:IMEIが351676110682491以降のもの

対応バンド
初期ロット(1)FD-LTE:Band 1/3/18/19/26/28
TD-LTE:Band 41
W-CDMA:1/6/19
中期ロット(2)FD-LTE:Band 1/3/5/18/19/26/28
TD-LTE:Band 38/41
W-CDMA:1/5/6/19
現行ロット(3)FD-LTE:Band 3/4/5/18/19/26/28
TD-LTE:Band 38/41
W-CDMA:4/5/6/19

参照:https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/notice/2020/200610_01.html 様

現行ロットは対応バンドにバンド1がありません。

つまり3大キャリアの主力バンドの1が使えない事を意味します。

ただ3大キャリアはeSIMに積極的ではないため現状だとIIJmioかRakuten UN-LIMITしか対応していないためそれほど気にしなくても良いかもしれません。

Rakuten UN-LIMITを解約する予定の方は気を付けた方が良いかもしれません。

※3G(W-CDMA)について追加 表にも追加

3Gに対してもバンドを増やしているが現行ロットは一番使われるであろうバンド1を削除しています。

また、なぜ10日に同時に発表しなかったのかも疑問に感じます。

 

楽天モバイルの対応

オリジナルスマートフォン「Rakuten Mini」の対応周波数帯について

このたび、楽天モバイル株式会社が販売するオリジナルスマートフォン「Rakuten Mini」において、対応周波数帯の変更がございましたが、WEBサイトでの情報が正しく更新されておりませんでしたのでお知らせいたします。お客様にはご心配とご迷惑をおかけしますことを、深くお詫び申し上げます。

なお、「Rakuten UN-LIMIT」をご契約いただき、「Rakuten Mini」を楽天回線およびパートナー回線にてご利用いただく場合、今回の対応周波数帯の変更によるサービスへの影響はございません。

現行ロットのユーザーに対してはバンド1対応版への交換に応じるとのこと。

※6月26日追記 技適マークのダウンロードやソフトウェア更新での対応を発表しました。

技適マークに対応していない端末は初期ロット(1)、現行ロット(3)

中期ロット(2)はそのままで良い。

現行ロット(3)を持っている方は個人的意見ですが「交換してもらう」のがベストだと思います。

なぜならRakuten MiniはeSIMのみの対応で物理SIMには対応していません。

Rakuten UN-LIMITを解約するとIIJmioのeSIMサービス「データプランゼロ」しかありません。4G、3Gのバンド1が使えない端末はそのまま「使えない端末」になります。

せっかくのスマートフォンが「使えない端末」になるのだけは避けた方が良いでしょう。

※6月29日追記 6月26日からソフトウェアアップデートを実施していた模様。

Rakuten Miniのアップデート情報

 

どうしてこうなった?

国際ローミングへの対応のために行った。

追加されたバンド4/5は主に北米で使われているバンドです。

バンド38についても主にヨーロッパやアジアで使われているバンドです。

海外での使用をアピールするために行われたものと理解できます。

ただバンド1に関しては納得できる説明は無理な気がします。

結局はばらまく前にバンド縛りをした顧客への囲い込みではないかと疑いたくなります。

※6月11追記

日本やヨーロッパを中心に世界で使われている3Gのバンド1の削除は理解に苦しみます。

また6月10日には言及しなかった「技適」にも書きたいと思います。

6月10日には「技適マークは申請中」との事だったので問題ないと思いましたが、これほど後出しで2回も周波数の変更を行っているRakuten Miniは同じ機種に当たるのか疑問です。

今売れに売れているために台数も多いRakuten Miniは「技適」の取り直しになるかもしれません。

楽天モバイルはどこまでお騒がせすれば気が済むのでしょうか、、、

※6月12日追記 技適マークを取得したとの事です。「本件に関わるソフト更新の予定はなく、端末の回収もないとのこと。」

総務省が電波法第38条の29および同法同条の20第1項に基づく報告を要求した。

まだまだ続きそうですね、、、、

※6月17日追記 総務大臣 質疑応答にて「楽天モバイル(株)による周波数の変更」について

問:
楽天モバイルについて伺います。先日、認証を取得していた設計と異なる周波数に対応していたとして、総務省から報告を求められましたが、この件についての大臣の受け止めと今後の対応について教えてください。
答:
楽天モバイル株式会社が販売しているスマートフォンの一部について、同社が、対応する周波数を変更したことに伴い、電波法に基づく認証基準に合致していないおそれが生じていると認識しています。
総務省からは、6月12日に、同社に対しまして、この製品の取扱いの状況について、利用者に影響が出ていないかといった観点から、電波法に基づく報告を求めたところでございます。
必要に応じて、厳正に対処をしてまいります。
ちなみに、報告期限は6月26日の金曜日でございます。

参照:https://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/01koho01_02000923.html 様

まだまだRakuten Mini問題は続くようです。

※6月26日追記 報告期限の6月26日に楽天モバイルが対応ページ「Rakuten Mini」の認証番号と対応周波数帯の変更について、を発表。

Rakuten Miniバンド問題は解決したと考えられます。

※6月26日追記 まだケリがついていないようです。

総務省は今後、同社の処分が必要かどうかを検討する。だそうです。

※2020年7月10日追記 高市総務大臣は7月10日に楽天モバイルを行政指導することを明らかにしました。

総務省 報道資料 楽天モバイル株式会社に対する特定無線設備の取扱いに係る電波法令の遵守及び利用者利益の保護の徹底に関する指導

https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban16_02000238.html

指導内容

判明した事実は、法令順守及び利用者利益の保護の観点から問題であり、本日、総務省は、同社に対し厳重に注意するとともに、報告書記載の再発防止策等を実施することにより、法令順守及び利用者利益の保護を徹底するよう文書による指導を行いました。また、本年12月末日までの間、毎月の取組状況を報告することを求めました。

同日 楽天モバイルより行政指導に対する内容や今後の取り組みを発表。

https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2020/200710_01.html

他にも問題はあるんですけどね。

 

最後に

今までの流れからしても楽天モバイルが混乱しているのがわかりますよね。

ニュースにするには小さかった事なのでここで書きますがRakuten UN-LIMITのページがまた書き換えられてます。

契約時に紹介IDの入力すると2,000ポイント還元される件ですが紹介者は3,000ポイントを5回まで、被紹介者は2,000ポイント(契約時のみの1回限り)

https://network.mobile.rakuten.co.jp/campaign/introduction/

特典対象「ご紹介者様がポイント付与対象となるのは、ご紹介者様の1楽天モバイルIDにつき、5回線までです。6回線目以降のご紹介は、ご紹介者様、被紹介者様共にポイント付与対象外となります。」に変更されています。

つまりTwitterなどで既に5人分確保している状態の方の紹介IDを入力しても被紹介者は2,000ポイントもらえないという事です。

紹介IDをTwitterなどで流している方も実際にすぐにポイントが入るわけでも無いので確認のしようがありません。

これは普通なら記載した日から適応されるべきなのですが、過去にさかのぼって適応されるそうです。

注意事項「本特典は予告なく内容の変更もしくは中止させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください」これがある限り文句も言えません。

なんだか「モヤっと」するのは私だけでしょうか? さすがに3,000ポイントや3,300ポイントまで削除なんてしないと思いますがやろうと思えばやれちゃいますよね。

安いのだから文句は言いませんが備忘録として書いておきます。

まだまだお騒がせは続くのでしょうか、、、1日で続きましたね、、、

関連記事

楽天モバイルが仕掛けた第4のキャリアとして誕生したRakuten UN-LIMITプラン。色々と問題もありましたがついに「100万人突破」と6月30日発表がありました。4月8日からサービスが開始された楽天モバイルRakute[…]