iPhone SE(第二世代)はやはり売れていた。

iPhone SE(第二世代)が日本でも毎週ランキングで1位を取っている事からも分かりますが、iPhone SE(第二世代)は売れています。

iPhone SE(第二世代)だけでなくiPhone 11シリーズも売れていてiPhone 11(無印)は2位になっています。

日本は世界でもかなり特殊な国でiPhoneのシェア率が異常とも言えるぐらいのiPhone好きな国です。

2020年4月20日に「日本のiPhone事情シェア率が世界と逆」という記事を書きました。

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そうですiPhone SE(第二世代)発売直前に書いた記事なのですが56%(2020年3月)というとてつもないシェア率を誇っていました。

iPhone SE(第二世代)が発売されて3か月ほどになりますがどうなっているのか考えたいと思います。

 

iPhone シェア率

 

日本のスマートフォンシェア率

日本国内スマートフォン・シェアランキング(2020年06月)

順位キャリア機種名ニックネームメーカーシェア率
1iPhoneApple56.65%
2auKYV43BASIO3KYOCERA1.31%
3docomoSH-01KAQUOS senseSHARP1.05%
4docomoF-01Lらくらくスマートフォン meFUJITSU0.99%
5auSHV43AQUOS sense2SHARP0.89%
6docomoSH-01LAQUOS sense2SHARP0.88%
7docomoSC-04JGalaxy FeelSAMSUNG0.78%
8docomoSH-02MAQUOS sense3SHARP0.77%
9docomoPixel 3aGoogle0.74%
10docomoSO-01KXperia XZ1SONY0.66%

参照:https://webrage.jp/techblog/sp_share/ 様

 

2020年6月のデータですが3月と変わらずに56%と同じ数値ですね。

他のメーカーと比べても桁が違い過ぎます。

1%も満たない中56%は異常と言えるぐらいのシェア率なのが分かります。

これを前と同じように1年間で見てみましょう。

 

参照:https://gs.statcounter.com/ 様

 

2019年6月から2020年6月のシェア率になります。

Apple64.51%
Sony8.47%
Samsung6.57%
Huawei5.94%
Sharp2.21%

以下色々。

やはり一桁違いますね、、、

圧倒的にiPhoneです。

 

日本のiPhone機種別順位

では日本のiPhoneのシェア率はわかったので今度はiPhoneのどの機種が売れているのかを見てみたいと思います。

順位機種名
1iPhone SE(第二世代)
2iPhone 11
3iPhone 7
4iPhone 11 Pro

iPhone SE(第二世代)が1位でストレージ別やキャリア別で見ても圧倒的に売れています。

2位のiPhone 11も続いて売れていますがiPhone SE(第二世代)との差は大きいです。

3位のiPhone 7は各格安SIM会社で売られているのでその影響かと思いますがこれもiPhone SE(第二世代)との差は大きいです。

iPhone 11 Proに至ってはiPhone 7よりかなり差が大きくなり現行モデルであるのにそんなに売れていません。

2020年4月24日にAppleStoreで発売されましたがキャリアからは新型コロナウィルスの影響で2020年5月11日に延期されました。

5月11日の販売データをもう一度見たいと思います。

「BCNランキング」2020年5月11日の日次集計データによると、スマートフォンの実売台数ランキングは以下の通りとなった。

1位 iPhone SE 64GB(au)(アップル)
2位 iPhone SE 64GB(SoftBank)(アップル)
3位 iPhone SE 128GB(au)(アップル)
4位 iPhone SE 64GB(NTT docomo)(アップル)
5位 iPhone SE 128GB(SoftBank)(アップル)
6位 iPhone SE 128GB(NTT docomo)(アップル)
7位 AQUOS sense3 SH-02M(シャープ)
8位 P30 lite(Y!mobile)(Huawei Technologies)
9位 iPhone 11 64GB(SoftBank)(アップル)
10位 iPhone 11 128GB(au)(アップル)

参照:https://www.bcnretail.com/research/detail/20200514_173692.html 様

 

1位から6位までをiPhone SE(第二世代)で占めています。

まぁキャリアからの発売を待っていた方が多かったので仕方ないとは思います。

それにしても今見ても壮観ですねw

 

アメリカのiPhoneのシェア

Consumer Intelligence Research Partnersによるとアップル社に関する調査結果の分析を次のように発表しています。

2020年6月27日のデータになります。

参照:https://files.constantcontact.com/150f9af2201/3f04e402-3f5a-40ff-90d6-7350f0ed2dcd.pdf 様

 

2019年6月と2020年6月との比較になります。

2019年は半分近くをiPhone XRが占めています。

iPhone XSシリーズも2割近くありますが購入層が安いモデルを購入しているのが分かります。

2019年と比べるとiPhone 7シリーズとiPhone XSシリーズがが消えているのがわかります。

2020年を見るとiPhone 8シリーズが8%に対して2020年4月24日に発売されたiPhone SE(第二世代)はiPhoneの19%を占めています。

またiPhone SE(第二世代)の購入した方の9%はAndroidスマートフォンからの乗り換えで、73%の方は3年以上買い替えを控えていた方がiPhone SE(第二世代)に乗り換えたデータもあるそうです。

A13チップ搭載で日本円で5万円以下(税込)ですからね。

安くてスペックが良ければ売れるのは当然なのですがiPhone SE(第二世代)の伸び率は凄いものがあります。

Apple wanted the iPhone SE to persuade owners of older iPhones to upgrade, without impacting too much on sales of more expensive models — and purchase data for the last fiscal quarter suggests that it has succeeded in this aim…

iPhone SE accounted for a decent share at 19% [of all iPhone sales], even though it was available for only a portion of the quarter. At $399 for the base model, SE is priced well below the year-old XR, and very successfully replaces the almost three-year-old iPhone 8 models at the entry price point.

For iPhone SE, CIRP determined that Apple customers were more likely to upgrade from another iPhone, generally a significantly older model.

The data showed that some 73% of those buying an iPhone SE were upgrading from a model more than four years old.

‘Every few years Apple comes out with a new low-priced iPhone, with up-to-date features, to sweep up the customers using the oldest iPhones,’ said Mike Levin, CIRP partner and cofounder. ‘iPhone SE seems to have reached this specific segment of long-time iPhone users.’

‘Even though operating system switching has diminished in recent years, even more SE buyers came from within the iOS installed base compared to buyers for other iPhone models. And, in the quarter, SE buyers had really old phones, with almost three-quarters having an iPhone that was three years old or more. So, they upgraded from iPhone 5, 6, or 7 models, which meant these users really waited awhile to buy a new phone.’

‘These are users who evidently resisted upgrading to newer phones at more attractive price points, such as iPhone 11, last year’s iPhone XR, and even the iPhone 8 and 8 Plus, which launched in 2017, as its prices declined over the years.’

It appeared to offer little threat to the iPhone 11, which accounted for the majority of sales in the April to June timeframe.

‘The Fall 2019 iPhone 11 and 11 Pro models remain the most popular, combining for around two-thirds of sales,’ said Josh Lowitz, CIRP partner and cofounder.

‘Comparison again are tricky, with the launch of iPhone SE at the end of April 2020. A year ago, iPhone XR took almost half of sales in the quarter. This year, sales were divided among more diverse models, with even the lowest-priced and ultimately retired iPhone 8 and 8 Plus having 8% of sales. At the end of this past quarter, Apple has a simpler lineup than in the past, with just the XR, 11, 11 Pro, 11 Pro Max, and new SE.’

参照:https://9to5mac.com/2020/07/20/iphone-se-is-successful/ 様

 

最後に

iPhone SE(第二世代)はiPhone 11シリーズを脅かすことなく上手に買い替えを控えていたユーザーをiPhoneに取り込んだことが分かります。

世界レベルで見るとAndroidスマートフォンが売れています。 世界レベルだとiPhoneのシェア率は25%ほどです。

これだけでも凄いシェア率なのですが1社で25%ですからね。

しかしその上を行っているのがSamsungです。

Samsungの世界シェアは31%です。

iPhone率の高い国は日本がトップですがオーストラリア、アメリア、カナダ、イギリス、スイス、ノルウェーもiPhone率が高いです。

ただ日本とアメリア以外はAndroidとの差が僅差でいつAndroidに抜かれても不思議ではないシェア率です。

さすがAppleと思えたのがiPhone SE(第二世代)ですね。

iPhone 11シリーズが売れなくなってiPhone SE(第二世代)にユーザーが行かないように上手に住み分けをしています。

またAndroidスマートフォンと違いiPhoneは73%の方が3年以上買い替えを控えていた方がiPhone SE(第二世代)に乗り換えた事からわかるように3年以上使っていても安心なのですよね。

5年のアップデートをしているiPhoneは2年でアップデートされないようになるAndroidスマートフォンよりも大きなアドバンテージです。