シリーズ別ランキングで上半期に最も売れたスマートフォンは何でしょうか?
1位は納得のiPhone 11でした。
日本でのiPhoneはシェア率が60%もあり当然の結果とも言えますが、SIMフリーのランキングではiPhoneはランクインすらしていません。
AppleStoreで買えるのですけどね。
キャリアで買う方が安く済むのとそもそも普通の人はキャリアで済ませちゃいますね。
そんなシリーズ別の上半期のランキングを見て行きたいと思います。
上半期スマートフォン売れ筋ランキングTOP10
「BCNランキング」2020年上半期の集計データによると、スマートフォン(シリーズ別)の実売台数ランキングは以下の通りとなった。
1位 iPhone 11(アップル)
2位 AQUOS sense3(シャープ)
3位 iPhone SE(アップル)
4位 iPhone 11 Pro(アップル)
5位 iPhone 7(アップル)
6位 Galaxy A20(SAMSUNG)
7位 P30 lite(Huawei Technologies)
8位 iPhone 8(アップル)
9位 Xperia 8(ソニーモバイルコミュニケーションズ)
10位 Xperia 5(ソニーモバイルコミュニケーションズ)
参照:https://www.bcnretail.com/research/detail/20200816_186144.html 様
1位はiPhone 11。
納得の1位でしょう。
最新iPhoneの中でもバランスよくコストパフォーマンスが良いスマートフォンです。
カメラに拘ればiPhone 11 Proですが、10万円越えはキツイし通常そこまでは拘りが無いですよね。
2位はAQUOS sense3。
SIMフリーランキングでも強いAQUOS sense3はシリーズ別でも首位争いをしたほどの大ヒットスマートフォンです。
ガジェット好きなら選ばない機種ですが、トータルバランスのスペックとスマートフォンに詳しくない人に優しい仕様で電池持ちが良い所など選ばれるだけのスペックがあります。
3位はiPhone SE(第二世代)。
2020年4月24日発売ながら3位にランクインしている事からも凄い勢いで売れている事が分かります。
シリーズ別ランキングではずっと1位をキープしています。
選ばれる理由はやっぱり「iPhoneだから」「価格が税抜44,800円~」「小型」でしょう。
買い控えをしていた古いiPhoneからの買い替え需要も満たしている機種でもあります。
A13チップを搭載していながら5万出せば買えてしまうiPhone SE(第二世代)に魅力を感じる人は多いです。
4位はiPhone 11 Pro。
iPhoneの最高性能が欲しいなら間違いなくiPhone 11 Proを選ぶでしょう。
発売当初はスマートフォンの頂点に位置する機種なのですからiPhone好きなら選ばない理由が無いです。
5位はiPhone 7。
iPhoneで初めて耐水機能、FeliCaが搭載された機種でもあります。
古い機種にはなりますが値段が安いなどの理由もあり売れています。
基本的にiOSは使い方が変わらないのでiPhone 7で十分と思う方も多いでしょう。
6位はGalaxy A20。
Galaxyシリーズの中でも安い売れ筋の機種です。
SIMフリーランキングでも常連の機種です。
1万円程で買えてしまうのにおサイフケータイと防水に対応と日本人からしたらありがたい仕様です。
7位はP30 lite。
昨日執筆したSIMフリー上半期で1位になった機種です。
こちらはおサイフケータイと防水に非対応ですが値段が税込みで11,520円と安いです。
尖った性能は無いですが安く済ませたいなら悪くないチョイスです。
ただ、アメリカの制裁によりこの先新しいシリーズは日本では発売されないでしょうしP30 liteの在庫を処分して消えていくのでしょうか、、、
8位はiPhone 8。
iPhone 7の耐水から防水へ進歩した機種です。
現在売れに売れているiPhone SE(第二世代)はiPhone 8の筐体を利用したボディとなっています。
こちらも安く売られている傾向がありますが個人的にはもう少しお金を出してiPhone SE(第二世代)を買った方が幸せになれる気がします。
9位はXperia 8。
Xperiaのミッドレンジに位置するモデルですがSnapdragon 630搭載とちょっと古いCPUが気になります。
21:9のディスプレイ搭載で縦長ボディは健在ですが外観は良くてもスペックが低く買ったら後悔すると思います。
今ならXperia 10 IIがあり、値段も安く売られているのでXperia 8をわざわざ買うのは考えられないです。
在庫処分としか考えらません。
10位はXperia 5。
中身はハイエンドでもXperia 1の6.5インチは大きすぎると思った層から支持されたXperia 5。
Xperia 5 IIの噂も出て来ている今日この頃ですがSnapdragon 855搭載で6.1インチのディスプレイでコンパクトなXperia 5は評判も良いです。
ほとんどiPhoneなランキングですが2020年4月24日発売ながら3位にランクインしているiPhone SE(第二世代)はやっぱり売れているんだなぁって印象です。
TOP10の内5機種がiPhoneで改めてiPhoneは日本で支持されているのが分かります。
そんなランキングの中で2位に位置するAQUOS sense3はこれまた凄いですね。
「優等生スマホ」として地位を築いたAQUOS sense3は上半期売れたSIMフリースマホTOP10でも2位を獲得しています。
どっちも2位と言うのは凄いと思います。
1位 iPhone 11
今買うとなると指紋認証でコストパフォーマンスが高いiPhone SE(第二世代)と悩む所ですが現在風のベゼルレスなスタイルとパフォーマンスを求めるならiPhone 11の方が満足出来ます。
RAMが4GBでiPhone SE(第二世代)より1GB多いです。
実際にベンチマークするとその差が出てきます。 (iPhone SEはCPUを抑えているのもありますが)
スペック
発売日(日本) | 2019年9月20日 |
CPU | A13 Bionic |
ディスプレイ | 6.1インチ 1,792 x 828解像度 |
OS | iOS 13 |
RAM |
4GB |
ROM | 64GB、128GB、256GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 150.9 mm、75.7 mm、8.3 mm |
重量 | 194 g |
メインカメラ | 12M広角、12M超広角 |
サブカメラ | 12M |
充電とバッテリー | 3,046mAh ワイヤレス充電対応 |
Wi-Fi | 802.11 1a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.0 |
おサイフ系 | NFC、FeliCa Apple Pay |
ヘッドフォンジャック | 未対応 |
生体認証 | 顔 Face ID |
SIM | nanoSIM、eSIM DSDV対応 |
microSD | 未対応 |
防水/防塵 | IP67 |
価格(税抜)Appleストア | 74,800円~ |
税込だと8万円を超えますがこのスペックで8万円は安いでしょう。
ハイエンドAndroidスマートフォンと比べてもコストパフォーマンスが良いと言えます。
残念と言えるのはFace IDのみの対応なのでマスクを常につけている現状では使いづらい点にあります。
またAppleの顔認証(Face ID)はとても正確なのでAppleもFace IDのみで行くでしょう。
それによりiPhone 12もディスプレイのノッチは無くならないと言われています。(顔認証のパーツがあるため)
またカメラの性能も12MPの超広角がありナイトモードにも対応しているので不満は無いと思います。
バッテリー持ちが良いのもiPhone SE(第二世代)との差別化になります。
iPhone 12の発表が10月に迫っているので今買うのはオススメはしませんが現時点で最もハイスペックを望むのならオススメ出来ます。
2位 AQUOS sense3
一般には最も売れたと感じさせてくれたバランスの良い「優等生」スマートフォン。
SIMフリースマートフォン顧客満足度調査でSHARPは「アフターサポート/保証プラン」でiPhoneを抜いて最高評価だった事からも日本人向けなスマートフォンと言えます。
スペック
発売日(日本) | 2019年11月2日 |
CPU | Snapdragon 630 |
GPU | Adreno 508 |
ディスプレイ | 5.5インチ 2,160 x 1080解像度 |
OS | Android 9 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 147mm、70mm、8.9mm |
重量 | 167g |
メインカメラ | 12M、12M 2眼 |
サブカメラ | 8M |
充電とバッテリー | 4,000mAh USB Type-C |
Wi-Fi | 802.11 a / b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.0 |
おサイフ系 | NFC、FeliCa おサイフケータイ対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 |
生体認証 | 指紋/顔 |
SIM | nanoSIM |
microSD | 最大512GB |
防水/防塵 | IPX8/IP6X |
価格(税抜) | 21,600円 |
2万円ちょいでこのスペック、そしてシャープ製です。
純粋な日本企業では無くなりましたが安心感は高いです。
おサイフケータイと防水に対応に広角レンズを持つ2眼カメラ、バッテリー持ちが良いのも受けが良い理由でしょう。
そしてスマホに詳しくない方にも優しい仕様になっているのでガラケーなどからの買い替えでもオススメ出来る機種ですね。
22,770円
国内版SIMフリー SHARP AQUOS sense3 lite SH-RM12 シルバーホワイト
3位 iPhone SE(第二世代)
A13チップ搭載を搭載していながら税込み5万円以下と破格と言えるiPhone SE(第二世代)。
コンパクトなiPhoneを待っていたユーザーや安さを求めるユーザーだけでなくiPhone好きにも支持されていて隙がありません。
発売からシリーズ別ランキングでは首位をほとんどキープしています。
スペック
発売日(日本) | 2020年4月24日 |
CPU | A13 Bionic |
ディスプレイ | 4.7インチ 1,334 x 750解像度 |
OS | iOS 13 |
RAM | 3GB |
ROM | 64GB、128GB、256GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 138.4 mm、67.3 mm、7.3 mm |
重量 | 148g |
メインカメラ | 12M広角 |
サブカメラ | 7M |
充電とバッテリー | 1,821mAh ワイヤレス充電対応 |
Wi-Fi | 802.11 1a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.0 |
おサイフ系 | NFC、FeliCa Apple Pay |
ヘッドフォンジャック | 未対応 |
生体認証 | 指紋 |
SIM | nanoSIM、eSIM DSDV対応 |
microSD | 未対応 |
防水/防塵 | IP67 |
価格(税抜)Appleストア | 44,800円~ |
このスペックで税込み5万円以下なのは驚きです。
ただ上下のベゼルが指紋認証とトレードオフなのは残念ですね。
後はバッテリーが弱い部分もあります、通勤通学などで隙間時間にネットを見たり、SNSを見る程度でも家に帰ると30%未満となるのは覚悟が必要です。
別途モバイルバッテリーを持つかiPhone 11も検討した方が良いかと思います。
それでもこの価格なので難しいですね。
普通に使うのならAndroidスマートフォンを含めても一番オススメ出来るスマートフォンです。
個人的には5,000円余分に出して128GBモデルが一番コスパが良いと思います。後からmicroSDでストレージを追加なんて出来ないですからね。
最後に
シリーズ別はiPhoneが多いだろうとは思っていましたが5機種もランクインするとまでは思わなかったです。
1位から5位をiPhoneが埋め尽くすのを阻止したAQUOS sense3にも驚きました。
SIMフリーでも売れていて、シリーズ別でも売れているので納得は出来ますが2位を取ったのは凄い事ですよ。
日本のiPhone事情がシェア率60%の中2位を取ったAQUOS sense3はやっぱり「優等生スマホ」なんだなぁ。
Xperia 8、 Xperia 5のランクインも驚きましたね。
Xperia 5はわかるのですが、Xperia 8ってそんなに売れてたんですね。
ガジェット好きなら分かるかと思いますがSnapdragon 630ですよ?、、、AQUOS sense3も同じですがターゲット層が違いますからね。
スペックや安さだけじゃ無いんだなって思いました。
Xperia 8の評判は良くないです、それでもランクインしたのはキャリアの販促と投げ売りですかね。
日本製だからと良く知らずに買ってしまった詳しくない人に嫌われて無いか心配です。
下半期にはiPhoneを含めて各社新機種が出そろいます。
これからもランキングには注目ですね。