iPhone 11が圏外へ 今売れてるスマートフォンTOP10 12/27

2020年最後のシリーズ別スマートフォンランキングになります。

早いですねー もうすぐ2021年です。

相変わらず強いiPhoneですがこのブログを始めてからずっとランクインしていたiPhone 11がついに圏外へ行きました。

ついに世代交代を果たした感じですね。

iPhone SE(第二世代)とiPhone 12シリーズは順当なランクに収まって来ました。

今年最後のシリーズ別ランキングを見て行こうと思います。

 

今売れてるスマートフォンTOP10 12/27

 「BCNランキング」2020年12月14日から20日の日次集計データによると、スマートフォン(シリーズ別)の実売台数ランキングは以下の通りとなった。

2020年12月14日週のスマートフォン(シリーズ別)売れ筋ランキングは、アップル「iPhone SE(2nd)」が4週連続で首位を獲得した。「iPhone」のTOP5独占が続く一方で、昨年9月の発売以来TOP10をキープし続けた「iPhone 11」は、初めて圏外に消えた。

1位 iPhone SE(アップル)
2位 iPhone 12(アップル)
3位 iPhone 12 mini(アップル)
4位 iPhone 12 Pro(アップル)
5位 iPhone 12 Pro Max(アップル)
6位 AQUOS sense4(シャープ)
7位 Reno3 A(OPPO)
8位 AQUOS sense3 basic(シャープ)
9位 A5 2020 (OPPO)
10位 Galaxy A41(SAMSUNG)

参照:https://www.bcnretail.com/research/detail/20201227_205298.html 様

 

1位はiPhone SE(第二世代)

先週の1位をキープ。

4週連続の1位になります。

コスパモンスターのiPhone SE(第二世代)は強すぎます。

iPhoneでA13チップ搭載でおサイフケータイと防水に対応して、無線充電にも対応しているのにスペックはハイエンド級です。

これでiPhoneラインナップ中で一番安いAppleストアでの価格は44,800円(税別)~で税込みでも5万円内に収まります。

2位のiPhone 12との価格差が41,000円分(税別)あってほぼ倍の価格差がある訳です。

3位のiPhone 12 miniとの価格差でも30,000円(税別)の価格差があってiPhone SE(第二世代)のコストパフォーマンスの良さが分かります。

その上キャリアでは3Gからの乗り換えで0円で販売している事が多く、格安SIM会社でも取り扱いがあるのでセールだと3万円前後で購入出来てしまいます。

古いiPhoneからの乗り換えでコストを抑えたい方には良い選択になります。

マスクが必要な現在では貴重な「Touch ID」指紋センサーを搭載しているので電車の中でも快適にロック解除が出来ます。

弱点はバッテリーの弱さでしょうね。

2位はiPhone 12

先週の2位をキープ。

4週連続の2位になります。

6.1インチのサイズは現在のスマートフォンで言えば「丁度良い大きさ」だと考えます。

無駄に6.4インチなど大型化しなかったAppleは良く考えてますね。

iPhone 12シリーズの中でも基本モデルにあたるので新型のiPhoneを楽しむには十分でしょう。

サイズ感、「Face ID」、A14チップ、MagSafeワイヤレス充電、有機ELディスプレイなど現在のAppleが進めている技術を楽しめる「無難」なモデルとなっています。

古いiPhoneからの買い替えでiPhone SE(第二世代)が無ければiPhone 12 miniとランクは逆転していたでしょう。

3位はiPhone 12 mini

先週の3位をキープ。

4週連続の3位になります。

基本スペックはiPhone 12と同じで大きさはラインナップ中で一番小さいモデルになります。

前評判も高かったiPhone 12 miniはコンパクト好きな日本人にはピッタリの最新iPhoneになります。

コンパクト言えばiPhone SE(第二世代)も挙がりますが価格では定価で3万円の開きがあります。

iPhone SE(第二世代)は安売りされている事も考えるとiPhone SE(第二世代)の価格の倍以上の差があります。

iPhone 8以前からの買い替えだとiPhone SE(第二世代)とiPhone 12 miniとで二分されたと考えます。

4位はiPhone 12 Pro

先週の5位から4位へランクアップ。

iPhone 12シリーズで一番微妙な位置付けになった感じのモデルです。

今回のProシリーズはディスプレイサイズ以外の差別化がされたので微妙だと思っています。

しかし普段持ち歩くスマートフォンの「大きさ」は重要な要素なのでiPhone 12シリーズでスペックが高く現実的に持ち歩くサイズ感になるとiPhone 12 Proになります。

「Apple ProRAW」にも対応しているので「動画を撮らないのであれば」普段持ち歩くサイズ感からオススメは出来ます。

ただ10万円越えの機種になるのでiPhone 12 Pro Maxとの価格差で11,000円で最高性能か普段使いのサイズかで考える事になります。

少しでも迷いがあるならiPhone 12 Pro Maxだと思います。

5位はiPhone 12 Pro Max

先週の4位から5位へランクダウン。

Apple好きなら一押しのスペックがあるモデルになります。

iPhone史上最大サイズの6.7インチディスプレイを搭載して大きさと価格も最高です。

iPhone 12 Proシリーズでディスプレイサイズ以外に差別化をして来たので最高性能を求めるなら一番のオススメになります。

広角カメラに47%大型化した1.7μmピクセルのセンサーを搭載してセンサーシフト手振れ補正があります。

手振れ補正はかなり強力で動画になるとその違いに驚くほど補正してくれます。

もしiPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxとで悩んでいるならiPhone 12 Pro Maxの動画撮影の手振れ補正の強さをYouTubeなどで検索してみると良いと思います。

同じ「Pro」ですが別次元の性能になります。

6位はAQUOS sense4

先週の6位をキープ。

2週連続の6位になります。

6位が今週のAndroidスマートフォンの最高ランクになります。

11月27日に発売された待望のSIMフリーモデルも出だしの勢いは落ちてきましたがシリーズ別でみると好調の様です。

ただキャリアの取り扱いがドコモしか無くサブブランドでは無しな状態です。

Snapdragon 720G搭載で大きくスペックアップしたAQUOS sense4は「シニアから普段使いまで」とは言わせないほどに幅広く支持されるモデルに生まれ変われました。

価格も思っていたよりも安く単体で購入しても税込み35,000円で購入出来ます。

カメラ性能はミドルレンジらしい性能ですが日中の撮影なら問題の無いレベルだと思います。

夜の撮影はAI補正が大きくかかるのでマニュアル設定に慣れる必要があると思います。

ただ動画は期待しない方が良いです。

7位はReno3 A

先週の7位をキープ。

6週連続の7位になります。

おサイフケータイと防水に対応して6.44 インチ有機ELディスプレイ、RAM6GB、ストレージ128GB、4眼カメラとトレンドを掴んでいます。

販売する方も売りやすいモデルになっていて最近だとセールで実質0円も出てきました。

1万円前半が多い印象です。

販売店も多いのが特徴で3大キャリア以外ではどこでも取り扱いがあると言えるほどに売られています。

AQUOS sense4と同じSnapdragon 720G搭載なら「名機」だったでしょうが前機種のReno AのSnapdragon 710からダウングレードしてSnapdragon 665搭載は戦略的には成功していますが、Reno A持ちからしたら「ありあえない後継モデル」です。

長く使うにはオススメ出来ないモデルです。

8位はAQUOS sense3 basic

先週の8位をキープ。

2週連続の8位になります。

AQUOS sense3の廉価モデルですがスペックダウンが酷いです。

RAM4GB→3GB、広角カメラ非搭載、指紋センサー非搭載、ストレージ64GB→32GB、おサイフケータイ非搭載とオススメ出来ないスマートフォンの筆頭に挙げられるぐらい酷いです。

販売しているのはソフトバンク、au、UQモバイルになりますがソフトバンクは法人向けなので一般向けにはau、UQモバイルになります。

価格の安さだけが売りだったのですが、現在WEBでは値上げされています。

9位はA5 2020

圏外から9位へランクイン。

楽天モバイルで「実質0円スマホ」だった機種になります。

12月8日の大幅なポイント改正により現在は端末ポイント無しになっています。

売れているReno3 Aと同じOPPO製スマートフォンですがおサイフケータイと防水に非対応ですが逆にグローバルモデルと差異が無いのでメジャーアップデートでAndroid 10は配信済みです。

格安SIM会社でもセールでは「1円スマホ」として売られている事が多く家電量販店でも安く購入が可能です。

10位はGalaxy A41

先週の10位をキープ。

2週連続の10位になります。

一時はこのシリーズ別ランキングで3位まで上り詰めた事のあるGalaxy A41。(その時の3位はAndroidスマートフォンの最高ランク)

ミドルレンジではお馴染みのSnapdragon 665を搭載せずにHelio P65 MT6768を搭載してコストダウンをしています。

Antutuスコアは16万ぐらいとSnapdragon 665よりやや劣ります。

ドコモオンライン価格で37,224円(税込)と発売当初は安くてコスパの良いモデルでしたがAQUOS sense4の登場により中途半端な価格になっています。

AQUOS sense4の価格も同じドコモオンライン価格で37,224円(税込)です。

同じ価格ならSnapdragon 720G搭載モデルのAQUOS sense4の方がオススメ出来ます。

ただドコモでは2万円引きで売られている事もあり売れている印象が強いです。

3Gからの契約変更で0円も見かけますが、それならiPhone SE(第二世代)を選んだ方が幸せになれます。

 

圏外へ行ったのは?

先週9位だったiPhone 11がついに圏外へ行きました。

長くランクインしていたiPhone 11ですが世代交代により圏外ですね。

「名機」と呼べるほどの良く出来たiPhoneですが1万円値下げされたと言え「新しさ」には負けますね。

5Gはまだまだこれからなのでセールでもあれば良い選択肢になるのですけどね。

 

今週のピックアップ

iPhoneのランキングを見ていると、ほぼ価格で順当なランクになっていますが買い替えでiPhone SE(第二世代)とiPhone 12 miniで2分されていると考えられます。

それで価格の安いiPhone 12 miniがiPhone 12と逆転しているようです。

そんなコンパクトモデルのiPhone SE(第二世代)とiPhone 12 miniの違いを紹介したいと思います。

 

iPhone 12 miniとiPhone SE(第二世代)の違い

※横にスクロール出来ます。

iPhone 12 miniiPhone SE(第二世代)
CPUA14 BionicA13 Bionic
ディスプレイ5.4インチ有機EL 2,340 x 1,080解像度 19.5:94.7インチ 1,334 x 750解像度 16:9
RAM4GB3GB
サイズ(高さ/幅/厚さ)131.5 mm、64.2 mm、7.4 mm138.4 mm、67.3 mm、7.3 mm
重量133g148g
メインカメラ12M広角、12M超広角 2眼12M広角
サブカメラ12M7M
充電とバッテリー2,227mAh ワイヤレス充電対応 MagSafe対応1,821mAh ワイヤレス充電対応
生体認証顔 Face ID指紋 Touch ID
防水/防塵IP68IP67
価格(税抜)Appleストア74,800円~44,800円~

※横にスクロール出来ます。

Appleストア価格で3万円差ありますが実売価格で考えると倍以上の価格差があります。

当然ですがすべてにおいてiPhone 12 miniが優れています。

中身はiPhone 12と変わりがありません。

スマートフォンで重要になる要素は「価格」「CPU性能」「カメラ性能」「ディスプレイ」「おサイフケータイ」「防水性能」「バッテリー」「見た目」だと思います。

 

価格はiPhone SE(第二世代)の圧勝です。

ですがそれ以外のスペックは同等かそれ以上にiPhone 12 miniが優れています。

カメラ性能はスペック表を見ただけだと12MPの超広角カメラが増えただけと感じますが、大きく関わってくるのが「CPU性能」になります。

プロセスルールも7nmから5nmになり微細化が進んでいます。 これは省電力化と集積アップになり、より演算が高速に処理できるようになります。

Neural Engineが8コアから16コアまで増えています。

A14 Bionicは機械学習処理がA13 Bionicよりも1.8倍になっています。

画像処理、映像処理に大きく関わってくるのでiPhone 12 miniの方が「キレイ」に処理してくれます。

超広角カメラは料理などを映すときにあった方が便利なのは言うまでも無いです。

 

iPhone 12 miniのディスプレイは有機ELディスプレイになり解像度もアップしていて省電力にも寄与しています。

ただ動画の視聴にはインチ数が大きいiPhone 12 miniの方が大きく表示できそうですが動画のほとんどが16:9だとほんの僅かですがiPhone SE(第二世代)の方が大きく表示されます。 これはディスプレイのアスペクト比が16:9のiPhone SE(第二世代)はディスプレイいっぱいに表示されるのに対して19.5:9のiPhone 12 miniは両端に「黒帯」が出来る事になります。 21:9などのシネマサイズだとiPhone 12 miniのほうが大きく映し出されます。

 

見た目もスクエアなデザインになりスッキリとして好印象ですし所有欲を満たしてくれるデザインなiPhone 12 miniのほうが良さそうです。

ただ持ちやすさはラウンド形状のiPhone SE(第二世代)の方が持ちやすく画面全部に片手でも親指が届きます。

まぁケースに入れちゃうと思うので変わりは無いかもですが、、、、(笑)

 

iPhone SE(第二世代)の最大の弱点であるバッテリー性能はビデオ再生で最大13時間なのがiPhone 12 miniは最大15時間となりiPhone 12 miniが優れています。

iPhone SE(第二世代)は使い方にもよりますが家を出る時に100%だとして電車の中や昼休みなどの隙間時間に使用しても帰宅すると50%以下など不安になるバッテリー持ちです。

1日外で自由な時間があると更に使用頻度が上がってモバイルバッテリーが必要なぐらいに持ちは悪いです。

ヘビーに使いたい方はiPhone 12 miniも飛ばしてiPhone 12の方が良いと思えるぐらいです。

 

後は好みですがFace IDかTouch IDですね。

ほとんどの方はTouch ID(指紋センサー)の方が欲しいと思っていると考えますが(または両方)デザイン的に上下にベゼルのある古臭いデザインでTouch IDか今風の全画面のFace IDかで分かれると思います。

最後に個人的な感想ですが実売価格で3万円前後で購入出来るiPhone SE(第二世代)で十分でしょう。

1世代前になりましたがA13 Bionicでもハイエンド級のプロセッサです。

ただバッテリーの弱さだけ覚えておいた方が良いです。

 

今週の動向

相変わらず強いiPhoneのお祭り状態。

強いのはiPhone SE(第二世代)、iPhone 12 mini、iPhone 12の構成です。

最終的にはこの3機種で落ち着くでしょうがiPhone 12 Proシリーズもまだ上位にランクインしているので春ごろまではiPhone5機種が強いと考えます。

ついに圏外へ行ったiPhone 11を考えると感慨深いものがありますね。

1年以上ランクインを果たすのはiPhoneぐらいですよね。

Androidスマートフォンではあり得ないぐらいの長きに渡るランクインです。

最近はランキングに変動が少ないのでAndroidスマートフォンにも頑張って欲しいですが期待していたAQUOS sense4は販売チャネルが少なくキャリアではドコモだけなので、まだまだ上位5位まではiPhoneが占めそうです。