明けましておめでとう御座います。
2021年もどうぞよろしくお願いいたします。
BCNによって2020年のSIMフリー(Android)のTOP10が発表されました。
今までのSIMフリーランキングを考えると順当なランキングになっています。
いやぁP30 lite強いですね。
2020年の上半期でも1位だったので来るとは思っていましたが1年通しても強い。
2020年はOPPOが定着したランキングになっています。
2020年SIMフリースマホTOP10
「BCNランキング」2020年1月1日から12月6日の日次集計データによると、SIMフリーAndroidスマートフォン(シリーズ別)の実売台数ランキングは以下の通りとなった。
SIMフリーAndroidスマートフォン(シリーズ別)の2020年・年間売れ筋ランキング(12月6日時点)は、ファーウェイの「P30 lite」が首位を獲得した。Google Playに対応していることから、2019年発売ながらも高い人気を維持している。
シャープは「AQUOS sense3」が2位、「AQUOS sense lite SH-RM12」が5位と2モデルがTOP10入り。昨年の人気モデル「AQUOS sense2」とも相まって、このカテゴリーでの同社の存在感を大いに高めた。
OPPOは「A5 2020」で、初の年間TOP3入りを果たした。TOP10では計3モデルがランクインし、日本進出からわずか2年で一定の地位を確立した。
1位 P30 lite(Huawei Technologies)
2位 AQUOS sense3(シャープ)
3位 A5 2020(OPPO)
4位 Reno3 A(OPPO)
5位 AQUOS sense3 lite SH-RM12(シャープ)
6位 Galaxy A20(SAMSUNG)
7位 Reno A(OPPO)
8位 ZenFone Max (M2)(ASUS)
9位 Galaxy A7 SM-A750C(SAMSUNG)
10位 BASIO4(京セラ)
参照:https://www.bcnretail.com/research/detail/20210102_206013.html 様
1位はP30 lite。
根強い人気があるP30 lite。
コスパは折り紙付きでなんと今でもランクインするほどの機種です。
制裁により新しく発売されてもGMS(Google Mobile Services)が使えないのでGooglePlayなどが使えずにとても不便です。
GMSが使える安いファーウェイ製スマートフォンとして今でも人気があります。
ただ2020年後半はランクインと圏外を繰り返したのが多くなりました。
2位はAQUOS sense3。
シリーズ別ランキングでは過去にあのiPhone SE(第二世代)と首位争いをしたほどの機種です。
「優等生スマホ」の代表的な1台になっており「シニアから普段使い」まで広くカバーしたターゲット層があり初めてのスマホとしてもオススメ出来る機種になっています。
バッテリーの持ちが良いのも特徴的です。
スペックが高いとも言えないのでガジェット好きからは支持されていませんが後継機のAQUOS sense4はSnapdragon 720G搭載でガジェット好きまで広く支持される名機になっています。 価格の安さもあり2021年で期待できる1台です。
3位はA5 2020。
おサイフケータイと防水に非対応ですがSnapdragon 665搭載と容量の大きいバッテリーを搭載しているのが特徴的です。
価格も安く、格安SIM会社を中心に多く売られています。
楽天モバイルの「実質0円スマホ」だった機種でもあり価格とスペックのバランスから良く売れました。
現在は2019年5月13日発売と古い機種でもありスマホセールでは「1円スマホ」が定着しています。
Android 10に2020年の夏にメジャーアップデートされた事から楽天モバイルの「実質0円スマホ」、「1円スマホ」になった後から良く売れた印象が強いです。
4位はReno3 A。
OPPOが日本専用に発売した2020年の代表的なモデルです。
おサイフケータイと防水に対応していながらRAM6GB、ストレージ128GB、有機ELディスプレイを搭載、前機種のReno Aの弱かった急速充電にも対応したモデルに仕上がっています。
3大キャリア以外ではどこでも売っていると言えるぐらい販路も多いです。
家電量販店やAmazonなどのECサイトでも売られている事も大きいでしょう。
2020年6月25日に発売された機種ですが考えられないのは前機種であるReno Aの「ウリ」であったSnapdragon 710からSnapdragon 665搭載へとダウングレードしている部分です。
通常パソコンでもスマートフォンでも機種が新しくなるとCPUは次世代のスペックアップしたものを搭載するのが普通です。
そのような部分からも戦略的なスマホであると分かります。
5位はAQUOS sense3 lite。
楽天モバイルの「実質0円スマホ」として売られていて楽天モバイルの専売モデルでもある事から2020年4月8日にサービスが開始されたRakuten UN-LIMIT Vに合わせて良く売れるようになりました。
「優等生スマホ」であるAQUOS sense3から広角カメラを非搭載したモデルになります。
AQUOS sense3とAQUOS sense3 liteとの違いは広角カメラの有無なのでRakuten UN-LIMIT Vでセット購入の場合安く済ませたい場合最有力な機種になります。
現在でもSIMフリーランキングの常連で高い人気を誇ります。
6位はGalaxy A20。
UQモバイルで2020年上半期に安く売られていたGalaxy A20。
現在はGalaxy A21に世代交代しています。
Samsung Exynos 7884Bを搭載していて、5.8インチ有機ELディスプレイ、おサイフケータイと防水に対応とまんべんなく良く仕上がっています。
RAM3GB、ストレージ32GBとコストカットも多く、それほどスペックも高くない事から1万円程度で売られていました。
ランクインしてた時期はBASIO4と同価格で「安いスマートフォン」としてUQモバイルの主力機でした。
7位はReno A。
OPPOの日本仕様の戦略機として投入されたReno A。
2019年10月18日発売ながらおサイフケータイと防水に対応、6.4インチ有機ELディスプレイ、RAM6GB、ストレージ64GB(楽天版は128GB)、そしてSnapdragon 710を搭載していながら4万円を切る価格は当時ガジェット好きからは注目されたスマートフォンです。
CMの効果もあり大ヒットスマートフォンになったReno Aですが1年を待たずに2020年6月25日に発売されたReno3 Aにバトンを渡しています。
後継機のReno3 Aは良く仕上げていますがCPUとインカメラの退化が残念ですね。
8位はZenFone Max (M2)。
ASUS製スマートフォンのミドルレンジモデル。
発売日が2019年3月15日(64GBモデルは11月29日)と古く現在はハイエンドな2020年10月23日発売のZenFone 7/Proしかありません。
2018年頃まではミドルレンジのスマートフォンも多く発売して多くのバリエーションがありましたが2019年3月15日(64GBモデルは11月29日)発売のZenFone Max (M2)とZenFone Max Pro(M2)で止まっています。
SIMフリースマートフォンを安い価格で日本市場に多く出しファンを作ったASUSですが現在ではハイエンドモデルに舵を切っており残念ですね。
現在、ZenFone Max (M2)は「1円スマホ」としてセールで良く売られていますがASUSのミドルレンジスマートフォンのファンからの買い替えとして人気があります。
9位はGalaxy A7。
楽天モバイルの専売モデルでもあるGalaxy A7はRakuten Miniが1円で売り出された時にそのインパクトから当初は陰に隠れていましたが「実質0円スマホ」だった事から後から売れ始めたモデルです。
楽天モバイル最初の「実質0円スマホ」であり、ランキングで1位になった事がある機種です。
2019年10月1日発売のモデルですがグローバルでは2018年10月に発売されているのでかなり古いモデルになります。
スペックもmicro USB Type-B端子な所からもお察しなモデルになります。
現在、楽天モバイルでは再び「実質0円スマホ」になっていますが、ランキングにランクインしない時点で以前の様な盛り上がりは無いようです。
10位はBASIO4。
UQモバイル主力の1台でもあるBASIO4。
2020年2月7日発売のモデルですがスペックがかなり低いです。
Mediatek MT6761搭載で、まさかのおサイフケータイ非対応!生体認証も非対応。
価格は安いですがオススメ出来ない機種の1台です。
Antutuベンチマーク スコアで6万5千ほどとローエンドが少なくなった現在にいくらコストカットとは言え販売しているのが不思議なぐらいの低スペックです。
また以前は1万円程度で購入可能でしたがなぜか最近は1万5千円程で売られています。
1位 P30 lite スペック
※横にスクロール出来ます。
発売日(日本) | 2019年5月13日 |
CPU | Kirin 710 |
GPU | Mali-G51 MP4 |
ディスプレイ | 6.15インチ 2312 x 1080解像度 |
OS | EMUI 9.0 (Android 9) |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 159.8mm、76.8mm、7.5mm |
重量 | 168g |
メインカメラ | 24M、8M、2M 3眼 |
サブカメラ | 24M |
充電とバッテリー | 3,340 mAh 18W急速充電 USB Type-C |
Wi-Fi | 802.11 a / b / g / n / ac |
Bluetooth | 4.2 |
おサイフ系 | 未対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 |
生体認証 | 指紋/顔 |
SIM | nanoSIMx2(DSDV対応)microSDと排他使用 ※nanoSIMx2は通信会社によります。 |
microSD | 最大512GB |
防水/防塵 | 非対応 |
価格(税込) | 22,430円 |
※横にスクロール出来ます。
おサイフケータイと防水には非対応ですが良く出来た「名機」です。
2019年5月13日発売なのにカメラも3眼でRAM4GB、ストレージ64GB、6.15インチのディスプレイは2312 x 1080の解像度があります。
2021年1月11日まではファーウェイのJCBギフトカードプレゼント2,000円分の対象スマートフォンなので安く済ませられます。
ファーウェイのJCBギフトカードプレゼント URL
2位 AQUOS sense3 スペック
※横にスクロール出来ます。
発売日(日本) | 2019年11月2日 |
CPU | Snapdragon 630 |
GPU | Adreno 508 |
ディスプレイ | 5.5インチ 2,160 x 1080解像度 |
OS | Android 9 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 147mm、70mm、8.9mm |
重量 | 167g |
メインカメラ | 12M、12M 2眼 |
サブカメラ | 8M |
充電とバッテリー | 4,000mAh USB Type-C |
Wi-Fi | 802.11 a / b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.0 |
おサイフ系 | NFC、FeliCa おサイフケータイ対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 |
生体認証 | 指紋/顔 |
SIM | nanoSIM |
microSD | 最大512GB |
防水/防塵 | IPX8/IP6X |
価格(税込) | 18,980円 |
※横にスクロール出来ます。
かんたんモード搭載でUIを「らくらくスマートフォン」の様に切り替える事が出来るので初めてのスマホでも安心して使えます。
流石「優等生スマホ」と言われるぐらいにバランス良く仕上がっています。
電池持ちが「異常」に良いぐらい良く持ちます。
しかし後継機のAQUOS sense4はSnapdragon 720G搭載でかなり快適に使えるので長く使いたいならAQUOS sense4がオススメです。
2020年最後に書いた投稿でも筆者が1位に選んだぐらい優秀なスマートフォンです。
3位 A5 2020 スペック
※横にスクロール出来ます。
発売日(日本) | 2019年5月13日 |
CPU | Snapdragon 665 |
GPU | Adreno 610 |
ディスプレイ | 6.5インチIPS、 1,600 x 720解像度 |
OS | ColorOS 6.0.1(Android9) |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 163.6mm x 75.6mm x 9.1mm |
重量 | 195g |
メインカメラ | 12M、8M、2M、2M |
サブカメラ | 16M |
充電とバッテリー | 5,000mAh USB Type-C |
Wi-Fi | 802.11 a / b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.0 |
おサイフ系 | 〇/非対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 |
生体認証 | 指紋/顔 |
SIM | Nano SIMx2、DSDV、トリプルスロット |
microSD | 最大256GB |
防水/防塵 | 非対応/IP5X |
価格(税込) | 18,900円 |
※横にスクロール出来ます。
おサイフケータイと防水に非対応で良いならオススメなスマートフォンです。
おサイフケータイが無い分、メジャーアップデートが出来るので最新のAndroid 10にアップデートできます。
売れているReno3 AやXperia 10 IIと同じSnapdragon 665搭載なので安心できるでしょう。
最後に
2021年最初の投稿が2020年のSIMフリースマートフォンランキングとは当ブログらしい記事になりました。
やはりコスパが良い機種が並んでいますね。
今年のファーウェイはランクインも難しいでしょうが2020年後半にかけてP30 liteだけでなくnova lite 3+やスペックの高いnova 5Tまでランクインしています。
2021年当初はランクインして来るとは思いますが徐々に減るでしょうね。
2020年はファーウェイの穴を埋めるようにOPPO製スマートフォンが多くランクインしました。
思ったのは戦略が上手いですね。
ただユーザーからするとサポートが良いとは思えないのとメジャーアップデートしないと断言するのは残念です。
流石にReno3 AはやるでしょうがReno Aユーザーからの落胆は大きかったですね。
純粋な日本メーカーとは言えなくなったシャープですがAQUOS sense4は良く出来た機種ですので2021年を代表するぐらい頑張って欲しいものです。