今回は週間ランキングでは無くて「5月に売れたスマートフォンTOP10」になります。
まさかのiPhone SE(第二世代)を抜いて1位になったのはiPhone 12。
そう言えば「今売れてるスマートフォンTOP10 5/16」(集計期間5月3日から9日)でiPhone 12が1位になっていましたね。
新色パープルが人気なのと楽天モバイルでのiPhone取り扱いが4月30日から開始されて人気が出ましたが翌週からはまたiPhone SE(第二世代)が1位でした。
結構売れていたのですね。
5月に売れたスマートフォンを見て行きます。
5月に売れたスマートフォンTOP10 7/4
「BCNランキング」2021年5月1日から5月31日の日次集計データによると、スマートフォン(シリーズ別)の実売台数ランキングは以下の通りとなった。
1位 iPhone 12(アップル)
2位 iPhone SE(アップル)
3位 iPhone 12 Pro(アップル)
4位 iPhone 12 mini(アップル)
5位 AQUOS sense3 basic(シャープ)
6位 AQUOS sense5G(シャープ)
7位 Galaxy A21(SAMSUNG)
8位 iPhone 11(アップル)
9位 AQUOS sense4 basic A003SH(シャープ)
10位 iPhone 12 Pro Max(アップル)
Source :BCNランキング
1位はiPhone 12。
2020年10月23日に発売された執筆時点で最新のiPhone 12シリーズの基本モデル。
6月30日のニュースで発売から7か月で累計販売台数が1億台を超える記録を出した事からもiPhone 12シリーズの好調さがうかがえます。
これはiPhone6シリーズと同じぐらい好調な記録です。
アメリカではiPhone12とiPhone12 Pro Maxが人気ですが日本ではコンパクトなスマートフォンが好まれるためiPhone12 Pro Maxは人気が無いですね。
iPhone 12は誰にでもオススメ出来るスマートフォンで最近ディスプレイの大型化が進んでいる中、6.1インチの有機ELディスプレイを搭載して「コンパクト」な部類に入るとも言えます。
更にコンパクトなiPhone 12 miniもありますが税込み約12,000円差でバッテリー持ちも良く少しですが解像度も上がるiPhone12にした方が後悔が無いでしょう。
iPhone SE(第二世代)も検討しているとなると価格差が大きくなり難しいですが指紋センサー「Touch ID」、画面サイズ、バッテリー持ちで考える事になります。
執筆時点のコロナ禍ではiPhone SE(第二世代)の指紋センサー「Touch ID」は便利です。
しかしiPhoneラインナップで一番バッテリーが弱いので良く使う方にはオススメ出来ません。
画面サイズもアスペクト比も違うので一度に表示できる情報量はかなり違います。
6.7インチのiPhone 12 Pro Maxと悩んでいるならiPhone 12 Pro Max一択です。悩んでいるのならサイズや価格に問題が無いと思う為です。
2位はiPhone SE(第二世代)。
コスパ最強のiPhoneでiPhoneラインナップ中、唯一の指紋センサー「Touch ID」を搭載しているのでコロナ禍では使いやすいですね。
上下にベゼルのあるデザインが古めかしいですが指紋センサー「Touch ID」とトレードオフなので仕方がありません。
ディスプレイは液晶ディスプレイでアスペクト比は16:9とこれまた古めかしいです。
20:9が多い中16:9なのでTwitterやブラウザなどで使うと縦の情報量が少なくなります。
ほとんどの動画(特にYouTube)は16:9なので問題は少ないと思いますが映画のストリーミングだと小さい画面に横持ちで上下に黒帯が出来て迫力も無くなります。
価格で選ぶならiPhone SE(第二世代)でしょう。
生体認証で指紋センサー必須ならiPhone SE(第二世代)です。
この2つが該当しないならコンパクトならiPhone 12 mini、出来ればiPhone 12をオススメします。
3位はiPhone 12 Pro。
iPhone 12シリーズの中で筆者が一番微妙だと思うiPhone 12 Pro。
もしiPhone 12 Pro Maxと悩んでいるのならiPhone 12 Pro Maxをオススメします。
違いは価格、大きさ、広角カメラのセンサーの大きさ、センサーシフト光学式手ぶれ補正になりますが価格はiPhone 12 Proシリーズで悩んでいるので価格差税込み約12,000円差は気にならないでしょう。
スペックが高いPro Maxと悩んでいるに大きい要素は「大きさ、重さ」だと思います。
毎日持ち歩くiPhoneなので大きさが許容出来ないなら6.1インチで最高性能のiPhone 12 Proで問題は無いと思います。
大きさが問題無いならiPhone 12 Pro Maxを「強く」オススメします。
4位はiPhone 12 mini。
世界では全く売れてないiPhone 12 mini。
iPhone大好きな日本でコンパクト志向が強い方から支持されているんだと思います。
筆者も発売前に一番気になっていたのがiPhone 12 miniです。
iPhone SE(第二世代)よりも少しコンパクトでディスプレイは5.4インチ有機ELディスプレイ搭載で最新チップのA14 Bionicと聞けば誰でも気になります。
しかし冷静なって考えれば約12,000円の価格差で6.1インチのiPhone 12が購入出来て現在のスマートフォンのディスプレイサイズの大型化を考えればiPhone 12でも十分コンパクトです。
毎日の使用を考えるとiPhone 12の方がストレスが無いですね。
ただ気になるのはiPhone 12 miniの生産がストップしている事実ですね。
次期iPhoneではminiの続投と言われていますがiPhone 12 miniは貴重なiPhoneになるかもです。(特にパープル色)
5位はAQUOS sense3 basic。
Androidスマートフォンの最高ランクになります。
世代が1世代前のAQUOS sense3の派生モデルで廉価版になるAQUOS sense3 basic。
5月の集計でAndroidスマートフォンの最高ランクにランクインするほど売れていたのですね。
実際に販売しているのはau、UQモバイルだと思いますが(ソフトバンクは法人向け)オススメ出来ないスマートフォンの筆頭に挙げる事が出来るぐらいの酷いダウングレードがされています。
ダウングレードは以下になります。
RAM4GB→3GB、広角カメラ非搭載、指紋センサー非搭載、ストレージ64GB→32GB、おサイフケータイ非搭載
Snapdragon 630で 2020年6月19日発売のモデルですが2019年11月1日発売のAQUOS sense3がベースなので古さを感じます。
「安さ」が売りで古くなってきたので実売価格も安く人気のAQUOSシリーズなのでスペックが分からない方が勧められて購入していると考えます。
6位はAQUOS sense5G。
SoCは違いますが限りなくAQUOS sense4を5G対応にしたモデルだと思っても間違いないでしょう。
細かく言い出すと差異はありますが大きく異なるのはSoC:Snapdragon 720G、Snapdragon 690 5Gの違いぐらいでボディやディスプレイ、カメラモジュールなどは共通です。(5G端末なのでアンテナ配置が多くなって見た目はちょっと違います)
今からAQUOS sense4を検討していた方にはAQUOS sense5Gも候補に挙がって悩みますね。
5Gが広がるは2年先の話しだと思っているのでどちらでも良いかと思いますが、どうせなら新しいモデルを購入した方が後悔が少ないと思います。
しかしドコモオンラインショップには長くAQUOS sense4が購入出来ない状態です。
5G端末を売りたいのはわかりますが人気のあるAQUOS sense4が購入出来ないのは大人の事情を考えちゃいますね。
7位はGalaxy A21。
2020年10月23日に発売されたGalaxy A21は発売当初から22,000円と価格の安さが売りです。
全部入りのスマートフォンでおサイフケータイと防水に対応しています。
Antutuベンチマークスコアで11万点前後なローエンドモデルになります。
MNPなら1円や0円で売られている事も多いです。
新規でも5千円ぐらいです。
8位はiPhone 11。
ahamoでの安売り以来、各所でも安く売られているiPhone 11。
今でも十分に使えるスペックがありiPhone 12の角ばったボディよりもラウンドな持ちやすいiPhone 11。
持ってみるとわかるが少し小さくなったiPhone 12よりもiPhone 11の方が親指が良く届くのに驚くはずです。
安売りの際はiPhone 11も検討すると良いでしょう。
9位はAQUOS sense4 basic。
2020年11月19日に発売されたAQUOS sense4の派生の廉価グレードモデル。
AQUOS sense3 basicほどの酷いダウングレードはされておらずRAMが4GB→3GB、指紋認証が無くなり顔認証のみ、超広角カメラ非搭載となっています。
ワイモバイル専売モデルとなっていますがオンラインでは現在ラインナップにはありません。
店舗ならあると思いますが価格が安いのでオススメですね。
10位はiPhone 12 Pro Max。
iPhoneシリーズ上最高スペックを持つiPhone 12 Pro Max。
6.7インチ有機ELディスプレイを搭載し大きさも重さ(226g)も最高です。
Proシリーズで変わったのはディスプレイサイズ以外に広角カメラに47%大型化した1.7μmピクセルのセンサーを搭載、暗所撮影が87%向上。
センサーシフト手振れ補正(センサー自体を動かして補正)とPro Maxだけのスペックがあります。
iPhone 12 Proと迷っていて大きさや重さに問題が無いならiPhone 12 Pro Maxがオススメ。
Apple好きなら一押しのモデルです。
感想まとめ
なんと10機種ランクイン中6機種がiPhoneでiPhone 12シリーズはすべてランクインとあらためて日本でのiPhoneのシェア率の高さが分かります。
しかも上位4機種もiPhone。
5月は新色パープルの影響と楽天モバイルの取り扱いでiPhone 12が良く売れたのでしょうね。
楽天モバイルでは現在ずっとiPhone 12 miniは在庫切れでiPhone 12は補充されるとすぐ売れる状態です。
世界でも一番iPhoneシェア率が高い日本だとこうなりますよね。
対してランクインしているAndroidスマートフォンはハイエンドな機種は発売時にランクインするかも?ぐらいでAndroidスマートフォンの最高ランクにランクインしているAQUOS sense3 basicを見ても「価格の安さ」が売りなローエンドモデルでミドルレンジだとAQUOS sense5G、AQUOS sense4 basicぐらいのランクインです。
筆者はスマートフォンの進化はそろそろ落ち着いてきてミドルレンジのスマートフォンで十分な考えですがもちろんハイエンド機種は何台もあります。
一度快適な動作に慣れるとスペックを落としたくない考えが多いと思います。
ゲームなどをするのならもちろんスペックが高い方が快適です。
しかしゲームをやらないのであればカメラ性能に目が行くのですがカメラ性能も数年前とは違い広角カメラ、超広角カメラは当たり前でミドルレンジでも望遠カメラが搭載されている機種は多いです。
もちろんハイエンド機種になるほどCPUスペックが高いので映像処理も余裕がありますしカメラのセンサーも大型で高解像度なセンサーです。
しかしほとんどの人はスナップ写真程度が多いと思います。
筆者はiPhoneもAndroidスマートフォンも好きですが最近のミドルレンジスマートフォンを考えると十分だと思うのです。