相変わらず強いiPhoneの6機種がランクインしているもののiPhone 12 Pro MaxとiPhone 11はランクを落としています。
そんなiPhone軍団に割って入ったのがシャープのAQUOS sense4です。
iPhoneが上位ランクを占めてはいますが5位にランクインは見事ですね。
日本では世界でも1番と言えるぐらいのiPhoneシェア率が高い国です。
まだまだiPhoneのお祭り状態は続くでしょうがiPhoneの中でも人気の少ない機種からランクを落とす傾向が見えてきました。
シリーズ別のスマートフォンランキングになります。
今売れてるスマートフォンTOP10 12/13
「BCNランキング」2020年11月30日から12月6日の日次集計データによると、スマートフォン(シリーズ別)の実売台数ランキングは以下の通りとなった。
11月30日週のスマートフォン(シリーズ別)売れ筋ランキングは、アップル「iPhone SE(2nd)」が2週連続で首位を獲得した。「iPhone 12」シリーズ発売後も売れ行きは好調だ。
シャープの新機種「AQUOS sense4」は先週から3ランクアップして5位に浮上。「iPhone 12 Pro Max」を抜き、1位から6位までの「iPhone」独占状態を崩した。
1位 iPhone SE(アップル)
2位 iPhone 12(アップル)
3位 iPhone 12 mini(アップル)
4位 iPhone 12 Pro(アップル)
5位 AQUOS sense4(シャープ)
6位 iPhone 12 Pro Max(アップル)
7位 Reno3 A(OPPO)
8位 AQUOS sense3 lite SH-RM12(シャープ)
9位 iPhone 11(アップル)
10位 AQUOS sense3 basic(シャープ)
参照:https://www.bcnretail.com/research/detail/20201213_204119.html 様
1位はiPhone SE(第二世代)。
先週の1位をキープ。
2週連続の1位になります。
iPhoneラインナップの中でも一番安く購入が出来るiPhone SE(第二世代)はコスパは最強です。
もう1世代前になりますがA13チップを搭載していながら64GBモデルでも税込み5万円以下で購入が可能です。
3Gからの乗り換えだと0円も多いです。
今では色々な通信会社からも売られていて3万円前後で購入出来るのも魅力です。
iPhoneラインナップの中、唯一の指紋センサー搭載のiPhoneになります。
マスクをする事が当たり前になった現在では使い勝手の良い事も利点になります。
弱点は上下にベゼルのあるデザインとバッテリーの弱さでしょう。
2位はiPhone 12。
先週の2位をキープ。
2週連続の2位になります。
iPhone 12シリーズで一番の基本モデルになるiPhone 12はiPhoneの買い替えには丁度良い大きさと最新の技術が楽しめます。
6.1インチと絶妙なサイズ感はiPhone X以降の買い替えにはピッタリです。
1万円程安く購入できるiPhone 12 miniの方が日本人には受けが良いと思っていましたが使っているスマートフォンの画面サイズは一度使うと中々落とせないものです。
新型のiPhoneを無難に楽しみたい人には一番良い選択肢だと思います。
3位はiPhone 12 mini。
先週の3位をキープ。
2週連続の3位になります。
先週、iPhone SE(第二世代)とiPhone 12に抜かれて1位から3位になりましたが3位をキープしているあたりはコンパクトなiPhoneが好きな人からは支持されているようです。
基本スペックはiPhone 12と変わらないのに安く購入出来てコンパクトなiPhone 12 miniは人気があります。
筆者の勝手な推測ですがコンパクトなiPhone、つまりiPhone 8以前の機種からの買い替えだと当然ですがiPhone 12 minは候補に挙がります。
しかしコンパクトなiPhoneで絞るとiPhone SE(第二世代)も候補に挙がります。
iPhone SE(第二世代)は見た目はiPhone 8ですが中身をiPhone 11にしたモデルです(大雑把な言い方ですが)。
iPhone 8以前の機種からの買い替えでiPhone SE(第二世代)とiPhone 12 miniに分かれてしまっている気がします。
4位はiPhone 12 Pro。
先週の4位をキープ。
3週連続の4位になります。
個人的にiPhone 12シリーズで一番微妙に感じるモデルです。
高性能なiPhone 12は欲しいが6.7インチは大きすぎるとの判断だと感じます。
iPhone 12 Pro Maxとディスプレイサイズ以外でも差別化をしてきたので「微妙」なんですよね。
普段持ち歩くスマートフォンの大きさは購入する上で大きな要因なので持ち歩くサイズで最高の性能を考えたのだと思われます。
5位はAQUOS sense4。
先週の8位から5位へランクアップ。
5位が今週のAndroidスマートフォンの最高ランクになります。
11月27日に発売されたSIMフリーモデルは好調の様でAQUOS sense4のランクアップの大きな要因になっています。
Snapdragon 720G搭載で大きくスペックアップしたAQUOS sense4は「シニアから普段使いまで」とは言わせないほどに幅広く支持されるモデルに生まれ変われました。
価格も思っていたよりも安く単体で購入しても税込み35,900円で購入出来ます。
gooSimseller(OCN モバイル ONE)だと12月23日までのセール価格で12,000円(税抜)~となっています。
最初はタッチ感度など不具合がありましたが現在はアップデートで改善はしています。
SIMフリーランキングでも今週1位になるほど売れています。
6位はiPhone 12 Pro Max。
先週の5位から6位へランクダウン。
iPhone史上最大サイズの6.7インチディスプレイを搭載してカメラも最高性能でAppleファンなら一押しのモデル。
広角カメラに47%大型化した1.7μmピクセルのセンサーを搭載してセンサーシフト手振れ補正があります。
手振れ補正はかなり強力で動画になるとその違いに驚くほど補正してくれます。
欠点は「大きさ」でしょうね。
一番高いモデルなので現在のiPhoneのお祭り状態が終わればランクを落として行くでしょう。
7位はReno3 A。
先週の7位をキープ。
4週連続の7位になります。
Reno3 AはSIMフリーランキングでは顔なじみでダブルランクインするほどで一時はトリプルランクインするほど売れています。
おサイフケータイと防水に対応して6.44 インチ有機ELディスプレイ、RAM6GB、ストレージ128GB、4眼カメラとトレンドを掴んでいます。
販売する方も売りやすいモデルになっていて最近だとセールで1万円前半が多くなってきました。
強力なライバルAQUOS sense4の登場でAndroidスマートフォンの最高ランクは逃しましたがシャオミがFeliCa対応の新型スマホを2021年に発売予定なので「余裕が進化したスマホ」のキャッチフレーズは過去の物になりそうです。
8位はAQUOS sense3 lite。
先週の10位から8位へランクアップ。
SIMフリーランキングの上位にランクインする常連です。
AQUOS sense3 liteは楽天モバイルの専売モデルでAQUOS sense3から広角カメラを無くしてダウングレードしたモデルになります。
12月8日の大幅なポイント改正により現在は実質980円スマホになっています。
実質0円スマホ→実質3,000円スマホ→実質980円スマホと大きな変化は与えずに楽天モバイルの主力機の1台になっています。
後継機種のAQUOS sense4 liteも発売されましたが美味しいポイントが付くまではAQUOS sense3 liteでしょうね。
9位はiPhone 11。
先週の6位から9位へランクダウン。
やっと世代交代が落ち着いて来たという感じでしょうか。
スペックや見た目を考えればiPhone 12になりますが、iPhone Xぐらいからの買い替えになるとラウンド形状の持ちやすさや価格を考えると良い選択肢になります。
見た目はかなり重要ですがiPhone 11とiPhone 12を持ち比べて見ると持ちやすさと親指の届く範囲が良い事に気づきます。
iPhone 11は「名機」と呼べるほど良く出来ているのでiPhone 11とiPhone 12を手に取ってみてから決めるのが良いと思います。
10位はAQUOS sense3 basic。
先週の9位から10位へランクダウン。
AQUOS sense3の廉価モデルですがスペックダウンが酷いです。
RAM4GB→3GB、広角カメラ非搭載、指紋センサー非搭載、ストレージ64GB→32GB、おサイフケータイ非搭載とオススメ出来ないスマートフォンの筆頭に挙げられるぐらい酷いです。
販売しているのはソフトバンク、au、UQモバイルになりますがソフトバンクは法人向けなので一般向けにはau、UQモバイルになります。
ランクインするほど売れているのですから驚きですが、価格の安さだけで売れている印象です。
ラインナップにAQUOS sense4どころかAQUOS sense4 basicすら揃えないのは不思議です。
AQUOS sense4 basicはダウングレードが広角カメラ非搭載、RAM3GB、指紋センサー非搭載とAQUOS sense3 basic程酷いダウングレードはしていません。
最近のKDDIは良い話を聞きませんね。
圏外へ行ったのは?
先週のランクインから今週圏外へ行った機種はありません。
珍しいですね。
今週のピックアップ
iPhone 12 Pro Maxを抜いて5位になったAQUOS sense4を記念してAQUOS sense4シリーズの違いについて紹介したいと思います。
AQUOS sense4シリーズの違い
※横にスクロール出来ます。
AQUOS sense4(SIMフリー版) | AQUOS sense4 lite | AQUOS sense4 basic | |
販売先 | ドコモ(各MVNO) | 楽天モバイル | ワイモバイル |
発売日(日本) | 2020年11月6日ドコモオンライン SIMフリー版は11月27日 | 2020年11月12日 | 2020年11月19日 |
RAM | 4GB | 4GB | 3GB |
重量 | 177g | 176g | 176g |
メインカメラ | 12M、12M広角、8Mズーム 3眼 | 12M、8Mズーム 2眼 | 12M、8Mズーム 2眼 |
生体認証 | 指紋/顔 | 指紋/顔 | 顔 |
Payトリガー | 〇 | 〇 | 非対応 |
SIM | nanoSIM(SIMフリー版はnanoSIMx2) | nanoSIM、 eSIM DSDV対応 | nanoSIM |
通信速度 | 受信時最大: 350Mbps 送信時最大: 75Mbps | 受信時最大: 200Mbps 送信時最大: 75Mbps | 受信時最大: 250Mbps 送信時最大: 46Mbps |
カラーバリエーション | ライトカッパー、ブラック、シルバー、ライトブルー ドコモオンラインショップ限定カラー:レッド、ブルー、イエロー SIMフリー版はライトカッパー 、シルバー 、ブラック | ライトカッパー 、シルバー 、ブラック | ライトカッパー 、シルバー 、ブラック |
価格(税込) | 37,224円(ドコモ) MVNOの価格は下記参照 | 32,800円 1万円相当のポイント還元あり。 実質22,800円 | 20,160円~23,760円 プランにより変動 PayPayボーナス3,000円相当キャンペーン2020年12月20日まで 実質17,160円~20,760円 その他のキャンペーンで最大11,555円相当を考えるとかなり安くなります。 |
※横にスクロール出来ます。
AQUOS sense4 liteはAQUOS sense4 SIMフリー版から広角カメラを非搭載にしたモデルになりますが利点もあります。
nanoSIM、 eSIMのDSDV対応なので2つSIMを使ってもSDカードが使える利点があります。
AQUOS sense4 basicはAQUOS sense4から広角カメラ非搭載、RAM3GB、指紋センサー非搭載とダウングレードしたモデルになります。
AQUOS sense4 SIMフリーモデル
Amazonでの執筆時点での価格は 35,900円(税込)です。
IIJmioで32,780円(税込)音声SIM同時契約でギフト券3,000円分キャンペーンあり。
IIJmio会員の方は端末のみ購入出来ますがキャンペーンは受けられません。
12月23日までのセール価格でgooSimseller(OCN モバイル ONE)だと19,800円(税込)となっています。
対象オプション(ノートン モバイルセキュリティ)加入で1,000円値引き。
他社からの乗り換え(MNP)で5,000円値引き。
同時併用可能。
となっていて最大6,000円の値引きもされます。
今週の動向
今週もiPhoneのお祭りはまだ続いています。
iPhone 12 Pro Maxを抜いて5位になったAQUOS sense4は素晴らしいですね。
売れているのは知っていましたがiPhoneに割って入るほど売れているとは思いませんでした。
もしくはiPhone 12シリーズでは一番早くランクダウン予定のiPhone 12 Pro Maxの人気が落ちてきたのもあるかもですね。
iPhone 11は予想通りの結果でこの先にセールでも無い限りランクが落ちるのは明白でした。
強いのはiPhone SE(第二世代)、iPhone 12 mini、iPhone 12の構成です。
この3機種は時期iPhone 13(仮)が出るまでは残るでしょう。
iPhone 12 Proは当分は残るでしょうが徐々にランクは落とすでしょう。
AQUOS sense4はキャリアの取り扱いがまだドコモだけです。
格安SIMでもAQUOS sense3の時ほど多くはありません。
この先増えるでしょうがAQUOS sense3の時の様にiPhone SE(第二世代)との首位争いを見てみたいですね。