Mi 11 Lite 5Gが初ランクインで3位へ 今売れてるスマートフォンTOP10 7/11

ついにiPhoneトップ3が崩れてXiaomi Mi 11 Lite 5Gが初ランクインで3位になっています。
前評判から「コスパ最強」と言われていた「Mi 11 Lite 5G」がランクインどころか3位とは驚きです。
7/10のSIMフリーランキングでは初ランクインで1位になっていますがシリーズ別ランキングだとキャリア販売のスマートフォンが大多数を占めるので5位か6位だと思っていましたが3位とは凄すぎですね。
こんなに売れていたとは思いませんでした。
iPhone 12 miniが5位になるどころか8位にまでランクダウンしているのも注目です。

シリーズ別ランキングになります。

今売れてるスマートフォンTOP10 7/11

 「BCNランキング」2021年6月28日から7月4日の日次集計データによると、スマートフォン(シリーズ別)の実売台数ランキングは以下の通りとなった。

2021年6月28日週のスマートフォン(シリーズ別)売れ筋ランキングTOP10は、Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」が3位を獲得。7月2日発売の新機種で、先週は予約分で16位にランクインしていたが発売週でTOP3入りを果たした。アップル製品以外がTOP3入りするのはiPhone 12シリーズ発売前週の2020年10月12日週以来、37週ぶり。

1位 iPhone SE(アップル)
2位 iPhone 12(アップル)
3位 Mi 11 Lite 5G(Xiaomi)
4位 iPhone 12 Pro(アップル)
5位 Xperia 10 III(ソニーモバイルコミュニケーションズ)
6位 AQUOS sense3 basic(シャープ)
7位 AQUOS sense5G(シャープ)
8位 iPhone 12 mini(アップル)
9位 AQUOS sense4 lite SH-RM15(シャープ)
10位 Pixel 4a (5G)(Google)

Source:BCNランキング

先週は「5月に売れたスマートフォンTOP10 7/4」だったので比較は「今売れてるスマートフォンTOP10 6/27」になります。

1位はiPhone SE(第二世代)
前回の1位をキープ。
コスパ最強のiPhoneでキャリア、サブブランド、格安SIMと販売網が広いのも特徴です。
販売網が広いのでセールなどで更に安く買う事も可能です。
iPhoneラインナップで唯一の指紋センサー「Touch ID」を搭載しているのも特徴で現在のコロナ禍では使いやすいiPhoneです。
どんな方でも「安く」「スペックが高い」「指紋センサー」と満足の出来るiPhoneなので人気があります。
上下にベゼルのあるデザインは好みが分かれます。今では古い感じがしますよね。
iPhone 8以前の機種からの買い替えだと違和感は無いですがiPhone X以降の全面ディスプレイに慣れていると情報量が少なくなるので「指紋センサー」のためにあえて選ぶ人は少ないと思います。
2020年4月24日発売なのでチップもA13チップと1世代前ですが十分なスペックです。
弱点はバッテリーの弱さです。ここが本当に惜しいポイントです。

2位はiPhone 12
前回の2位をキープ。
新色パープルが人気で更に売れるようになったiPhone 12は誰にでもオススメ出来るモデルです。
新しくiPhoneが欲しいなら一番無難です。
望遠カメラ使いますか?
デジタルズームで十分ならiPhone 12で大丈夫です
6.1インチの有機ELディスプレイなのでディスプレイサイズが6.4~6.7インチと大型化している中ではコンパクトと言えるぐらいです。
丁度良い大きさだと個人的には思います。
大きなディスプレイに慣れるとディスプレイサイズは小さいディスプレイに落としにくいものです。
最新のiPhoneを試したいなら一押しのモデルです。

3位はMi 11 Lite 5G
初ランクインで3位です。
現在のAndroidスマートフォンの最高ランクになります。
まさかのSIMフリーモデルのMi 11 Lite 5Gがシリーズ別ランキングで3位になるとは、、、
SIMフリーランキングなのかと二度見するほどのランクインです。
2021年のコスパ最強スマホと言われているMi 11 Lite 5GのスペックはiPhone SE(第二世代)を超えるほどの「ミドルレンジ」スマーフォンです。
SoCにSnapdragon 780Gを搭載している5G対応モデルです。
Snapdragon 780Gは製造プロセスが5nmなので消費電力が小さく、動作速度が速くなります。
iPhone SE(第二世代)はA13 Bionicで7nmプロセス。iPhone 12シリーズのA14 Bionicは5nmプロセス。
6.55インチ有機ELディスプレイはリフレッシュレート90Hzに対応、4,250mAhのバッテリーは33W急速充電に対応(ワイヤレス充電は非対応)、防止性能は防滴程度ですがおサイフケータイ対応、デュアルスピーカー、カメラ構成は64MP標準、8MP超広角、5MPテレマクロの3眼構成となっています。
そりゃ売れますよね。
ミドルレンジですよ?お値段も定価は43,800円ですがセールで2万円で購入可能です。
Androidスマートフォンのミドルレンジのハードルを高く引き上げたスマートフォンです。
OCNモバイルONE公式 IIJmio公式

4位はiPhone 12 Pro
前回の3位から4位へランクダウン。
iPhone 12 miniならわかりますが、iPhone 12 Proまでもが抜かれましたね。
Proシリーズなので価格は高めで、いつかはランクダウンが予想されていましたがProシリーズって結構好調なんですよ。
ただ筆者はiPhone 12 ProはiPhone 12シリーズ中一番微妙なモデルだと考えています。
ディプレイサイズ以外に差別化されているからですね。
高額なモデルなのでそこまでお金を出すなら最高モデルのiPhone 12 Pro Maxを買った方が後悔が少ないと考えます。
センサーサイズの大型化やセンサーシフト光学式手ぶれ補正が強力なのが理由です。
動画性能は最高です。
6.7インチの大型ボディが許容出来るのならiPhone 12 Pro Maxをオススメします。
しかし毎日持ち歩くモノなのでサイズや重さが無理なら6.1インチで最高性能なので十分満足は出来ると思います。

5位はXperia 10 III
前回の5位をキープ。
6月18日に発売されたXperiaミドルレンジのXperia 10 IIの後継モデル。
Xperiaミドルレンジ初の5G対応モデルでもあります。
Snapdragon 690 5Gを搭載して5Gにも対応したXperia 10 III。
執筆時点ではキャリアとワイモバイルからの販売しかないので手頃な価格でXperiaブランドでそこそこの性能なら問題は無いと思いますがカメラ性能を考えると51,480円はちょっと高い印象です。SIMフリー版は10月頃なんでしょうね。
カメラ性能ですがXperiaシリーズは元々ナチュラルな写真に仕上がる事が特徴ですがカメラ重視で選ぶスマートフォンでは無いです。
日中で十分な明るさがあるなら普通に撮れます。 インスタ映えしないナチュラルな写真は好みが分かれますが筆者自身は好印象です。
暗所撮影は苦手でかなりノイズの多い写真になります、これはナイトモードでも全体的にボヤっとした写真になりシャープさが無いです。
カメラ性能はネガティブな印象が強いですがXperia 10 IIよりもバッテリー持ちも良くCPU性能も大きく向上しているのでゲームで高解像度を望まなければ出来るスペックはあります。
カメラ性能もXperia 10 IIと比較すると大幅に向上しています。
問題は価格が高い事ですね。キャリア販売しか無いので売れるとは思いますがもう少し価格に合ったカメラ性能とステレオスピーカーに対応して欲しいと思います。

6位はAQUOS sense3 basic
前回の6位をキープ。
2020年6月19日に発売されたAQUOS sense3 basicはAQUOS sense3の廉価版です。
結構酷いダウングレードがされていてRAM4GB→3GB、広角カメラ非搭載、指紋センサー非搭載、ストレージ64GB→32GB、おサイフケータイ非搭載とオススメ出来ないスマートフォンの筆頭に挙げられるぐらい酷いです。
AQUOS sense3の名は持っていますがコスト下げるためにダウングレードが酷すぎます。
初めてのスマホやシニア向けだと思われますが指紋センサーやおサイフケータイの搭載ぐらいがあればオススメ出来るんですけどね。
ただ6月17日より新規でも値下げがされていてくりこしプランSで7,488円、くりこしプランM以上だと4,320円なので安くは購入出来ます。
今まではMNPでないと安く購入出来なかったので良いですね。
UQモバイルはこちら

7位はAQUOS sense5G
前回の7位をキープ。
SoCは違いますが限りなくAQUOS sense4を5G対応にしたモデルだと思っても間違いないでしょう。
細かく言い出すと差異はありますが大きく異なるのはSoC:Snapdragon 720G、Snapdragon 690 5Gの違いぐらいでボディやディスプレイ、カメラモジュールなどは共通です。(5G端末なのでアンテナ配置が多くなって見た目はちょっと違います)
今からAQUOS sense4を検討していた方にはAQUOS sense5Gも候補に挙がって悩みますね。
5Gが広がるは2年先の話しだと思っているのでどちらでも良いかと思いますが、どうせなら新しいモデルを購入した方が後悔が少ないと思います。
しかしドコモオンラインショップには長くAQUOS sense4が購入出来ない状態です。
5Gを普及させたいのか大人の事情を考えちゃいますね。

8位はiPhone 12 mini
前回の4位から8位へランクダウン。
噂の絶えないiPhone 12 miniですが生産自体が6月までに終了したと言われています。
次期iPhoneでminiは出る→出ない→出ると続投さるのが濃厚の様です。
世界でもiPhoneシェア率トップの日本ではコンパクトなモデルが好まれるためiPhone 12 miniも一定の人気はありますがコスパ最強なコンパクトモデルのiPhone SE(第二世代)があります。
iPhone 12シリーズで一番安いと言っても12,000円余分に出せばiPhone 12が購入出来ます。
中途半端な立ち位置なんでしょうね。
今回のランクダウンはiPhone 12 miniの在庫切れも影響していると思います。
新色パープルは補充されてもすぐに売り切れている印象です。

9位はAQUOS sense4 lite
前回の圏外から9位へランクイン。
楽天モバイルの主力スマートフォンになったAQUOS sense4 lite。
執筆時点では「実質1円スマホ」になり楽天モバイルで一番売れているスマートフォンです。
楽天モバイルの専売モデルでAQUOS sense3 liteの後継モデルです。
このモデルもAQUOS sense4をベースに広角カメラを非搭載した以外はAQUOS sense4と同じスペックですが変わった点が一つあります。
eSIM+物理SIMのデュアルSIMでDSDV対応モデルです。(AQUOS sense4 SIMフリーモデルは物理SIM2枚のDSDV対応)
実質1円で人気のAQUOS sense4から広角カメラを無くしただけのモデルなのでお得です。
筆者が今、Rakuten UN-LIMITを契約するなら間違いなくAQUOS sense4 liteを選びます。(実質17,800円の時でも選ぶと言っていました)
Snapdragon 720G搭載でスペックがミドルレンジでは高いのとおサイフケータイと防水に対応していて誰にでもオススメ出来るスマートフォンです。
実質1円になった事でシリーズ別ランキングにまでランクインですね。
楽天モバイルはこちら

10位はPixel 4a (5G)
初ランクインなのではないでしょうか?
2020年10月15日に発売されたSnapdragon 765G搭載の5G対応モデル。
6.2 インチ有機ELディスプレイを搭載してどちらかと言えばPixel 4aを5G対応にしたモデルと言うよりもPixel 5の機能を削ったPixel 5の廉価グレードな感じですね。
ディスプレイサイズはPixel 5の6.0インチよりも大きいですがリフレッシュレートが60Hzとなっています。
カメラ性能で定評のあるPixelシリーズなのでカメラユニットがPixel 5と同じでPixel 4a (5G)もカメラの性能は広角カメラには光学式手ブレ補正機能があり動画性能もかなり良いです。
夜間撮影に強いのも特徴です。

圏外へ行ったのは?

前回8位だったXperia Ace IIが圏外へ行きました。
MediaTek Helio P35を搭載しているのでXperiaの名はありますが超低スペックです。
価格が安いのが魅力でしょうが2年前のSoCを使っていて発表でスペックを見た時に「せめてSnapdragon 662搭載なら、、、」と思いました。
同時に出たSnapdragon 460搭載のarrows Be4 Plusの方が安くてスペックが高いので好感が持てます。

前回9位だったReno5 Aが圏外へ行きました。
SIMフリーランキングでは発売と同時に1位を2週間キープしましたがお察しの通りMi 11 Lite 5Gの登場でシリーズ別だと圏外と厳しい現実ですね。

前回10位だったBASIO4が圏外へ行きました。

今週の動向

まさかのMi 11 Lite 5Gがシリーズ別でも初ランクインでAndroidスマートフォンの最高ランクの3位を獲得とiPhoneに割って入る結果となりました。
スペックと価格を考えたら売れても当たり前かもしれませんがSIMフリースマホですからね。
キャリア販売スマホと比べたらシリーズ別ランキングだと分母が違うので驚きです。
OPPO Reno5 Aが本当に気の毒に思えます。
シリーズ別ランキングでOPPO Reno5 Aも初ランクインでAndroidスマートフォンの最高ランクの5位を獲得しましたが上位に鎮座しているiPhone4強に割って入る事は出来ませんでした。
今回のランキングでiPhone 12 miniは8位にランクダウンしていますので事情が違いますがいつも3位だったiPhone 12 Proを抜いています。
それだけMi 11 Lite 5Gは売れている訳ですね。
しかしMi 11 Lite 5Gがずっとシリーズ別ランキングで上位にいる事は無いと考えます。
格安SIMよりもキャリア契約の方が圧倒的に多いからです。
Xperia 10 III辺りは価格がスペックの割に高いと感じますがキャリア販売なので安定したランクインはするでしょう。
それにしてもMi 11 Lite 5Gはミドルレンジのハードルを一気に上げましたね。
この先に出るミドルハイスマートフォンはMi 11 Lite 5Gが基準になるでしょう。