Rakuten UN-LIMIT VIプランと一緒に「別の」格安SIMなどを使うと安く済ませる事が出来ます。
また「別の」格安SIMなどを使うとRakuten UN-LIMIT VIプランのデメリットが無くなります。
タイトルからしておかしいと思う方も居るでしょうがRakuten UN-LIMIT VIプランを「知っている方」なら理解出来ると思います。
なぜ安くなるのか?どこの格安SIMが最適なのか考察します。
楽天モバイルRakuten UN-LIMIT VIプランに最適な格安SIMは?
Rakuten UN-LIMIT VIプランを知らない方もプランを考えると良く分かると思いますので順を追って説明します。
Rakuten UN-LIMIT VIプランとは?
Rakuten UN-LIMIT VIプランは第四の「キャリア」ですが価格の安さやサービス内容を知るととても魅力的なプランだと分かります。
簡単に説明をすると以下の特徴があります。
- 月間データ容量が1GB未満だと0円。 今回のテーマになっている部分です。
- 20GB超過~無制限で3,278円なのでどれだけデータを使用してもこの金額を超える事がありません。
- Rakuten Linkアプリ使用で国内通話24時間かけ放題(0570など有料通話を除く)。 これも今回のテーマになります。
- 初めてRakuten UN-LIMIT VIを契約した方は3か月間無料や端末ポイントの還元などキャンペーンが多く、多くの楽天ポイント還元がある。
- Rakuten UN-LIMIT VIプラン契約で楽天市場でのポイントが+1倍される。
詳しくは下記ページを参照して下さい。
メリット・デメリットを解説しています。
第4のキャリアとして楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」(ラクテンアンリミット)が提供開始されてから1年以上になりバージョンアップされて現在は「Rakuten UN-LIMIT VI」になり、ますますお得なプランになっています。[…]
1年前とは違い楽天エリアも広がって使いやすくなってきています。(執筆時点)
Rakuten UN-LIMIT VIプランは階段性の料金プランになっています。すべて税込み価格。
- 1GB未満:0円(ユニバーサル料金、電話リレーサービス料を除く)
- 1GB超過~3GB:1,078円
- 3GB超過~20GB:2,178円
- 20GB超過~無制限:3,278円
日本の約30%の方が月間のデータ使用量が1GB以下である事からもRakuten UN-LIMIT VIプランを1GB未満の0円で使っている方は多いと思います。
多く使う方は無制限で3,278円の方も多いでしょう。
中間の3GB未満、20GB未満は逆に少ない印象です。
Rakuten UN-LIMIT VIプランは1GB未満の0円でもRakuten Linkアプリ使用で国内通話24時間かけ放題が出来る事が大きなポイントです。
これらを踏まえてなぜRakuten UN-LIMIT VIプランと一緒に「別の」格安SIMなどを使うと安く済ませる事が出来るのか、デメリットとは何なのかを考えます。
Rakuten UN-LIMIT VIプランのデメリット
楽天エリアは1年前とは比べようがないぐらいに広がっていて2021年5月末時点で人口カバー率は88.6%となっています。
執筆時点では90%ぐらいでしょうか? ※2021夏に96%を目指していましたが執筆時点では難航しているようです。世界的な半導体不足が原因みたいです。
楽天モバイルは楽天エリアでない方にも使えるように楽天エリア外ではパートナーエリア(KDDIローミング)とauの回線を借りて提供しています。
楽天エリアだと無制限、パートナエリアは5GB/月と雲泥の差がありますが楽天エリアだからと言って良い訳でも無いです。
なぜかと言うと特に東京都などの地区ではパートナーエリアを終了しています。(一部の地域や地下、ビル内などを除く)
「楽天エリアなんだから問題無いんじゃないの?」と思われるでしょうが楽天モバイルのバンド3(1.7GHZ帯)1つでまかなっていて高い周波数の特性上、電波が広く届かず建物内まで届きにくい性質があります。
大手3大キャリアが使っている周波数の800MHz帯~900MHz帯(いわゆるプラチナバンド)がありません。
パートナーエリアが繋がれば問題は少ないのですがパートナーエリアが終了した地域では「圏外」になります。
ビルの地下などにあるコンビニで清算しようと列に並んでいて支払いの段階で「圏外」だと決済がスマホで出来ずに困る場合があります。(特に後ろに他のお客さんが並んでいるとかなり困ります)
このデメリットがRakuten UN-LIMIT VIプラン最大のデメリットと言って良いでしょう。
筆者は地方ですがサービス開始直後にRakuten UN-LIMIT VIプランを契約した時に「都会は楽天エリアが多くて良いなぁ」と思ったものですが2020年12月に自宅が楽天エリアになりかなり喜んだ覚えがあります。
今では2021年3月でパートナーエリアが終了した東京都を考えると「パートナーエリアも使える地方で良かった」と思えるぐらいです。
では圏外にならないためにはどうしたら良いのかを考えます。
2つの回線契約で圏外を回避 かけ放題は使いたい放題
最近のスマートフォンは2つのSIMが使えるDSDS対応スマートフォンが多いです。(※注意 キャリア販売のAndroidスマートフォンを除く)
日本人が大好きなiPhoneならiPhone XS以降だとすべてeSIM+物理SIMのDSDS対応スマートフォンです。
キャリアで買ってもSIMロック解除すれば使えます。
AndroidスマートフォンはGoogle Pixel以外は全滅と言って良いと思います。(キャリア販売)
iPhone XS以降、Google PixeシリーズのeSIM+物理SIM対応のDSDSですがeSIMは物理SIMの様に物理的にスマートフォンに挿し込んで使うものでは無くスマートフォンの内部に契約者情報を書き込んでモバイル通信や通話を行います。
Rakuten UN-LIMIT VIプランは日本で初めて音声のeSIMに対応したキャリアなのでRakuten UN-LIMIT VIプランを申し込みの際はeSIMで契約するように覚えておいてください。(iPhoneなどの場合)
SIMフリーのスマートフォンの多くはDSDS対応スマートフォンです。
Androidスマートフォンは多くあるのでここで書くことは不可能に近いですが最近のスマートフォンならDSDS対応が多いです。
スペックなどを見て購入しましょう。
良く分からなければ「SIMフリー版」のAQUOS sense4、AQUOS sense 5Gなどが良いと思います。
どちらもシャープ製で物理SIMx2のDSDS対応です。
2つの回線契約でモバイル通信を別の格安SIMなどにすれば「圏外」は回避できます。
別の回線契約によりRakuten UN-LIMIT VIプランを1GB未満/月にすれば0円です。(ユニバーサル料金、電話リレーサービス料を除く)
この様に「圏外」を回避しつつ0円で国内通話24時間かけ放題も出来るので便利です。
次にどこが理想的な回線かを考えます。
副回線に良い格安SIM
日本の約60%の方が当てはまる3GB/月を基準に考えます。
すべて税込み価格。
完全0円を目指してdonedoneエントリープラン
初期費用まで0円になるクーポンが発覚して一気に人気になったdonedoneエントリープラン。
執筆時点ではエントリープランの契約は出来ません。一時受付中止中。
特徴は以下になります。
- 毎月の月額料金が0円。
- 最大50GB/月の大容量(使い切れないと思います)
- 通信速度は128kbps 一番のネックで実速度は約70kbpsです。関連記事
残念ながら執筆時点では初期費用無料のクーポンどころかエントリープランの受付まで一時中止となっていて申し込みは出来ません。ベーシックUプランのお試しが付いているので3Mbpsでどこまで使えるかと使い切って128kbpsで何が出来るのか考察[…]
- 上記のページで検証しましたがあまりの低速で実用性は皆無です。
- Rakuten Linkアプリ使用で国内通話24時間かけ放題は出来ますが遅延もあり、ノイズが多く特にビジネスでは使えないと思った方が良いです。
- 多くのデメリットが分かった上で通常はRakuten UN-LIMIT VIプランを1GB未満/月で利用して「圏外」の時だけdonedoneへ回線を切り替えるのなら使えなくはないです。
IIJmio ギガプラン
IIJmioのギガプランはeSIMデータ専用プランがあり2GB:440円、4GB:660円と安いです。
通常の物理SIMのプランだと音声SIMとほとんど値段が変わらないのでeSIM+物理SIMのスマートフォンならオススメのプランになります。
特徴は以下になります。
- eSIMデータ専用プランなら2GB:440円、4GB:660円と格安。
- 高速通信が出来る。(MVNO品質、筆者の実測で15Mbps前後、昼休みは1から3Mbps程度に落ちます)
- 余ったギガは翌月に繰り越しが出来る。
- 物理SIMx2のDSDS対応スマートフォンでも2GB:748円、4GB:968円
- 余分な通信がしたくない時は高速、低速の切り替えが出来る。
- eSIMデータ専用プランを選択した場合はRakuten UN-LIMIT VIプランを物理SIMで契約する事。
- 高速通信が出来るのでRakuten Linkアプリ使用で国内通話24時間かけ放題も快適。
IIJmioギガプランはこちら
OCNモバイルONE
音声SIM限定になりますがSIMフリースマートフォンが格安で購入出来ますのでDSDS対応スマートフォンを持っていない場合同時に購入する事で安く済ませられます。
最近はセールが終わってもすぐ新しいセールがあるのでスマホ選びには困らないでしょう。
特徴は以下になります。
- DSDS対応スマートフォンが無い場合契約と同時に安くスマートフォンが購入出来ます。(スペックをよく見るように、SIMの所にnanoSIM/nanoSIM (DSDV対応)など)
- 格安SIMではトップレベルの高速通信が出来ます。(地方筆者の実測で154Mbps前後、しかもお昼休み時間)
- 余ったギガは翌月に繰り越しが出来る。
- 余分な通信がしたくない時は高速、低速の切り替えが出来る。
- 3GB:990円
- 格安SIMでは珍しいぐらいの高速通信でRakuten Linkアプリ使用で国内通話24時間かけ放題も快適。
OCNモバイルONEはこちら
nuroモバイル
業界最安レベルの3GBで792円。
格安SIMとしては高速通信が安定。
特徴は以下になります。
- 高速通信が出来る。(お昼休みの時間帯でも7Mbpsの速度を維持)
- 余ったギガは翌月に繰り越しが出来る。
- 3GB:792円とかなり安い。データ専用SIMもありますが価格差があまり無いので音声SIMでの価格になります。
- 聞いたことが無い方でも安心できるソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供するサービスです。
- 独自のGigaプラスのある5GB(実質6GB):990円が一番お得だとは思います。3GBコースには無い。
- 高速通信でRakuten Linkアプリ使用で国内通話24時間かけ放題も快適。nuroモバイルはこちら関連記事
nuroモバイル(ニューロモバイル)の新料金プラン「バリュープラス」の申し込み手順や注意点などを先日、記事にしましたがSIMカードが届いたのでレビューしたいと思います。[sitecard subtitle=関連記事 url=http[…]
mineo
独自のコミュニティがありユーザー同士で解決できるように色々工夫されている珍しい格安SIM。
3大キャリアのどの回線でも選べる。
パケット放題 Plusオプションにより一気に人気度がアップ。
特徴は以下になります。
- 高速通信が出来ますが1GB/月のシングルタイプ(データ専用)がオススメ。
- 1GB:880円(シングルタイプ)。
- 月額385円のオプション「パケット放題 Plus」により1.5Mbpsで使い放題になる。※10GB/3日間の制限はあります。
- 3大キャリアのどの回線でも選べます。
- 1GB:880円(シングルタイプ)+月額385円のオプション「パケット放題 Plus」=1,265円で使い放題。
- 1.5Mbpsと聞くと遅いように思うでしょうがahamoなどの20GBプランのデータ超過後の速度は1Mbpsです。
上の「完全0円を目指してdonedoneエントリープラン」にある関連情報のdonedoneエントリープランレビュー(3Mbps)で書いていますが結構使えます。
筆者は楽天モバイルのパートナーエリアが長かったので1Mbpsも経験していますがYouTubeが480pで見られるぐらいには快適です。 - 動画を高画質で観たいなどが無ければ結構使えます。
- 速度は求めないが多くのデータを使いたい人にはピッタリな組み合わせです。いざという時は楽天モバイルの1GBとmineoの1GBを上手く使う。
- もちろんRakuten Linkアプリ使用で国内通話24時間かけ放題も使えます。
mineo公式ページ
感想まとめ
Rakuten UN-LIMIT VIプランは月のデータ量が1GB未満であれば0円と驚きのプランですがエリアや「圏外」がネックです。
0円でもRakuten Linkアプリ使用で国内通話24時間かけ放題が出来るのでサブ回線で2つのSIMを使う事によりかけ放題を使いながら0円で済ませられます。
今回は3GBに絞って考えましたが月のデータ使用量が多い方でも楽天エリア内であれば無制限で3,278円です。
「圏外」の対策として上で紹介した格安SIMを選ぶも良し、3GBに収まるのなら常にサブ回線をデータ専用にしてかけ放題でRakuten UN-LIMIT VIプランを0円にするのも良いでしょう。
格安SIMは会社によって特色がありますがマッチすればかなり快適に使えます。
DSDS対応スマートフォンが無ければOCNモバイルONEで格安SIMデビューも良いでしょうね。 回線も速いですし。
Rakuten UN-LIMIT VIプランの圏外やエリアで悩んでいる方の参考になれば幸いです。