ahamo(アハモ)とSoftBank on LINE(ソフトバンクオンライン)の違い

2020年12月22日にソフトバンクから発表された携帯電話プランは思った通りのドコモと「似たような」プランでした。

特に注目したいのは「ahamo(アハモ)」プランに対抗した「SoftBank on LINE」(仮、以下同じ)でしょう。

オンラインに特化したプランで現在の「LINE MOBILE」を100%子会社化してソフトバンクに吸収合併して提供するプランです。

サブブランドのワイモバイルは価格改正しただけでMVNO(格安SIM)の「LINE MOBILE」で「ahamo(アハモ)」プランに対抗して来ました。

これらの「ahamo(アハモ)」プランと「SoftBank on LINE」の違いを見て行きます。

 

ahamo(アハモ)とSoftBank on LINE(ソフトバンクオンライン)の違い

違いの前に「ahamo(アハモ)」プランと「SoftBank on LINE」の概要を見てみます。

 

「ahamo(アハモ)」プラン

ドコモから2021年3月に提供される新プラン。

デジタルネイティブ世代に合わせてた新料金プラン。

オンライン特化により「人件費」がかからない事もあり安く提供できる。

逆に言えばオンラインという壁を作った事により「自分で何でも出来る人」以外はプラン移行が難しいと言えます。

非常にインパクトが強く業界は「ahamo(アハモ)」プランは基準になると考えられます。

法人契約不可、オンライン特化、キャリアメール無し、条件無し、縛り無し。

これらの壁で思った以上に移行する事は無いと考えられます。

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SoftBank on LINE(ソフトバンク・オン・ライン)

2020年12月22日にソフトバンクから発表されたドコモ「ahamo(アハモ)」対抗ブランド。

基本的な仕様は「ahamo(アハモ)」プランと同じです。

現在の「LINE MOBILE」を100%子会社化してソフトバンクに吸収合併して提供するプラン。

これにより「LINE MOBILE」は2021年3月末で新規受付を終了します。

SNSアプリの「LINE」をベースに契約後もサポート。

「LINE」アプリの通信データは「ノーカウント」。(LINEトーク、LINE通話などが予定)

回線品質もソフトバンク品質で4G、5G対応。

サービス開始からeSIMに対応。

ソフトバンク プレスリリース URL

 

ahamo(アハモ)とSoftBank on LINE(ソフトバンク・オン・ライン)の違い

それでは違いを見て行きます。 料金はすべて税抜価格。

※横にスクロール出来ます。

ahamo SoftBank on LINE
月額料金 2,980円 2,980円
データ容量/月 20GB 20GB
月のデータ容量超過後の回線速度 1Mbps 1Mbps
かけ放題 5分かけ放題(有料通話0570などは除く) 5分かけ放題(有料通話0570などは除く)
ネットワーク 4G、5G対応 4G、5G対応
回線品質 ドコモ品質 ソフトバンク品質
データ追加料金 1GB/500円 1GB/500円
かけ放題オプション 1,000円 1,000円
新規契約事務手数料 無料
機種変更手数料 無料
MNP転出手数料 無料
キャリアメール 無し
海外利用 海外82の国々・地域
eSIM 対応
ノーカウント LINEアプリ(すべてがノーカウントとは言えません)
契約 オンライン オンライン
サポート 専用アプリ、WEB LINEアプリ、WEB
電話対応 緊急性の高い盗難、紛失のみ対応
2年縛りの有無 無し
解約金の有無 無し

※横にスクロール出来ます。

空白部分は執筆時点(2020年12月23日)で不明。

eSIMはドコモも恐らくですが対応するでしょう。

「SoftBank on LINE」の手数料は記載がありませんが「新しい料金サービスに関する発表会」で「ブランド間の手数料のみ」0円です

後出しじゃんけんの割には特筆すべき利点はLINEアプリの「ノーカウント」ぐらいしかありません。

ドコモは携帯電話番号ポータビリティ(MNP)手数料の廃止を発表しています。 2021年4月1日から廃止。

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ソフトバンクの「SoftBank on LINE」プランの各種手数料が「ブランド間の手数料のみ」0円や2年縛りや解約金の詳細は分かりません。

撤廃のつもりなら発表会で公表するでしょうし、「ブランド間の手数料のみ」0円と公表してる辺り「まだ検討中」なのでしょう。

もし、「ブランド間の手数料のみ」0円で2年縛りや解約金があるなら残念としか言えません。

2021年1月13日追記

auからも20GBプランが登場して出そろったので楽天モバイルも含めた4社で比較しています。

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感想まとめ

ahamo(アハモ)プランは注目を集めているのでソフトバンクとしても「SoftBank on LINE」で対抗して来ましたが秀でた部分がLINEアプリの「ノーカウント」ぐらいしか無くahamo(アハモ)プランほどのインパクトはありません。

それだけahamo(アハモ)プランが良く考えられたプランなのが良く分かります。

2,980円、20GB、超過後の回線速度1Mbps、5分かけ放題、オンライン特化プラン、キャリア品質、4G、5G対応(3G非対応)、24時間かけ放題オプション1,000円、データ追加1GB/500円のこれらが基準になります。

各種手数料無料、2年縛り無し、解約金無し、を公表しなかったソフトバンクは様子見して無しにする事が考えられます。

逆にワイモバイルの存在意義が薄くなったのも注目です。 価格は下がりましたが「10分かけ放題」が無くなりました。

店頭のサポートはありますが、同じ価格の2,980円だと「シンプルM」になりますが10GBになります。

20GBで比べると「シンプルL」は3,780円と価格が高くなりこれら2つのプランは今までにあった「10分かけ放題」がオプションになり、お得感がますます下がります。

5分かけ放題は使ってみると分かりますが、非常に使いにくい時間です。

ワイモバイルの売りであった「10分かけ放題」の削除はちょっと違う気がします。

3GBの「シンプルS」1,980円だけのワイモバイルになった気がします。これでも「10分かけ放題」のオプション(700円)を付ければ2,680円となりお得感はありません。

家族割と光割あり5G対応などが追加されたワイモバイルですが「10分かけ放題」のオプション(700円)は痛いですね。

「SoftBank on LINE」で一番の売りになるのは「LINEアプリ」での対応でしょう。

ただ、ソフトバンクのインフラはファーウェイ何ですけど大丈夫なのでしょうか?

普段使っているLINEから「契約」、「サポート」などがすべて行えるとなるとオンライン特化のプランでもかなりハードルが下がると考えられます

お年寄りの方でも使われているLINEから「すべてが行える」となるとかなりの強みになります

 

残るKDDIは何か特別な「付加価値」が無ければ、また「#さよならau」と再炎上しかねない状態です。

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さすがに考えては来るでしょうがMVNOのBIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」を2,980円の料金内に付加価値として付けて来たらかなりインパクトがあるプランになります。(もちろんBIGLOBEモバイルを子会社化する必要があります、5G対応が必要な為)

auで人気のある「データMAX 5G Netflixパック」などのサブスクリプションを含めて来てもインパクトはあります。

しかし「データMAX 5G with Amazonプライム」でわかるように必要の無いTELASAをセットにしてAmazonと直接契約するよりも高い料金設定にして炎上したKDDIがやるとは思えません。

新しいブランドの「KDDI Digital Life」で4G、5G対応の新しいプランを出して来るのが現実的です。

月額480円の「エンタメフリー・オプション」が現実的に優位に立てるKDDIですが付加価値無しの横並びの料金プランで再炎上しそうな気がします。

 

2021年1月13日追記

auの新プラン発表会でpovo(ポヴォ)プランを出して来ました。

au新料金プラン発表会内容は下記。

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