SOUNDPEATS Capsule3 Proレビュー ワンランク上の高音質でコスパが良いTWSイヤホン

今回、SOUNDPEATS社からSOUNDPEATS Capsule3 Proを提供を受けたのでレビューをしたいと思います。
8,000円アンダーの価格でLDACに対応しているので前から気になっていました。
提供を受けていても忖度の無いレビューをしたいと思います。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro レビュー

SOUNDPEATS社が出している完全ワイヤレスイヤホン。
ハイレゾに対応したイヤホンでコーデックはLDACに対応している。
アクティブノイズキャンセリングや外音取り込みモードに対応、低遅延なゲームモードも搭載。
価格から考えると全部入りなイヤホンです。
今回は筆者が持っている同価格帯の定番イヤホンであるAnker Soundcore Life A2 NCと比較していきます。

スペック

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SOUNDPEATS Capsule3 ProAnker Soundcore Life A2 NC
価格(Amazon)執筆時7,280円(税込)
※¥1200 OFFクーポンの適用
※使用期限は短いですが一番最後に6347円で購入出来るクーポン付きです。
7,990円(税込)
重さ48g(充電ケース含む)67g (充電ケース含む)
ハイレゾ対応
対応コーデックSBC、AAC、LDACSBC、AAC
アクティブノイズキャンセリング
通話ノイズリダクション
低遅延モードゲームモード
充電端子USB Type-CUSB Type-C
ワイヤレス充電
Bluetooth5.35.0
再生時間イヤホン本体:最大8時間
充電ケース使用時:最大52時間
イヤホン本体:最大7時間
充電ケース使用時:最大35時間
防水IPX4IPX5
形状ステック型スタンダード型
タイプカナルカナル
イヤーピースS/M/LXS/S/M/L/XL
ドライバーサイズ12mm11mm
専用アプリ

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同梱物と外観

同梱物

説明書とイヤホン本体、ケース、USB Type-A to Cケーブル、イヤーピース3種
充電ケースは背面に光るSOUNDPEATSロゴが良いアクセント。
ただし、今回もAnker Soundcore Life A2 NCと同じで自分の耳に合うイヤーピースは無かったです。
説明書はありますが多言語で読みにくいので「SoundPEATS Capsule3 Pro ワイヤレスイヤホン ユーザーガイド」を見ながらが良いと思います。

イヤホン本体

購入時には青いテープで絶縁されています。イヤーピースMが装着済みです。

充電ケースインジケーター

LEDインジケーターはシンプルに1つだけです。
100%-50%の残量で緑色、49%-10%の残量で黄色、10%未満の場合赤色になります。

ケース裏面

ケースの底には充電用のUSB Type-Cポートがあります。
この写真ではわかり難いかもですがポート右にペアリングorリセットのボタンがあります。
充電中のLEDインジケーターは0~19%赤点滅、20%-69%黄点滅、70%~99%緑点滅、満充電緑点灯となっています。

イヤホン正面

イヤホン本体はゴールドのアクセントが高級感があって良いです。
タッチセンサーはゴールド装飾の上部部分(おにぎり型)の所となっています。

イヤホン裏側

イヤーポート部は楕円形になっているのが分かります。
右側にはアクティブノイズキャンセリング(以下ANC)の集音マイク穴が確認出来ます。

楕円形イヤーポート部

楕円形のイヤーポート部はイヤーピースと一緒に見ると分かりやすいかもです。
独特の形状ですがこれがフィット感に影響していると考えます。

ノギス計測

イヤーポート部はノギスで計ると細い部分で4.2mm広い部分で5mmでした。

イヤホン横

イヤホン本体のくびれ部分にもANCの集音マイク穴が確認出来ます。

イヤホン下部

イヤホン下部には充電用の接点と通話用マイク穴があります。

SoundPeatsアプリ

アプリ

アプリ立ち上げ前にイヤホンケースを開けておくか、イヤホンを装着している必要があります。
ホーム画面では詳細なバッテリー状態が確認できます。
左上に赤枠で囲みましたが「三」をタップすると「ファームウェアアップデート」があるので長く使えそうです。
ちなみに、ファームウェアは投稿時点で最新版があたっていました。
ホーム画面下の左の赤枠で囲ったアイコンは「カスタマイズ」部分です。右側はSoundPeats製品が見れるだけなので「カスタマイズ」のページが中核部分になります。

アダプティブイコライザー

ボリューム操作、イコライザー機能、ノイズキャンセリングモード切替、ゲームモードON/OFF、ワンクリック無効が使えます。
アダプティブイコライザーは詳細をタップしてテスト音源を聴いて視聴者本人に最適なイコライジングをしてくれる機能です。
初めて使う場合は赤枠で囲った「詳細」をタップしてテストをします。
かなり小さい音で調整するので静かな場所でやった方が良いでしょう。
テスト結果は記憶しているので次からはON/OFFだけで済みます。再テストも可能です。

イコライザーや機能

イコライザーはプリセットとカスタマイズから選べますが最初は「SOUNDPEATSクラシック」にチェックが入っているのでカスタマイズを選んで調整せずにフラットで視聴する事をオススメします。
その後自分の好みのプリセットやカスタマイズして行けば良いと思います。

比較について

 

Pixel 7Pro

LDAC

SOUNDPEATS Capsule3 Proとの比較は最初に述べたように同価格帯のAnker Soundcore Life A2 NCとの比較になります。
価格が上のTWSイヤホンや有線イヤホンとの比較ではありません。
テスト環境はPixel 7Proでの視聴になりますが、LDACに対応していないiPhoneと同条件になるようにAAC接続でも視聴をします。
音源はすべてハイレゾ音源になります。
また両方とも筆者にはイヤーピースが合っていない為radius社のディープマウントイヤーピースMを両方に装着して視聴をしています。

radius社のディープマウントイヤーピース

1,800円程度なのでオススメ出来るイヤーピースです。ただしLサイズだとケースと干渉するかもです。
他のを選ぶ場合でも完全ワイヤレスイヤホン対象のを選ぶようにしましょう。

音質以外の評価は以下になります。

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SOUNDPEATS Capsule3 ProAnker Soundcore Life A2 NC
付属品5/55/5
ケース4.5/54.5/5
イヤホン装着感4.5/55/5
イヤーピース4/54/5
アプリ4/55/5

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5点満点での評価はイヤホン装着感、アプリ以外は同等になっていますが補足します。

付属品は問題無いレベルです。Anker Soundcore Life A2 NCの方がイヤーピースが5種と多いのですがフィットするのが無かったため同点としました。
ピッタリ合う方いるのかなー。

ケース、装着感

ケース

ケース
写真の低反発イヤーピースは写真用に付けています。

ケースについてはコンパクトさで言えばSOUNDPEATS Capsule3 Pro
使い勝手はAnker Soundcore Life A2 NCだと思います。
小さいは正義だと思いますがAnker Soundcore Life A2 NCはイヤホン本体にも充電ランプがあり、ケースも3個のLEDがあるので充電状態が分かりやすいです。
この辺りは好みの問題なので両方4.5点としました。

イヤホンの装着感ですが写真でも分かるようにAnker Soundcore Life A2 NCには装着感を上げる「ウイング」が3種付属しています。
イヤーピースは5種もあるのに筆者には合いませんでしたが写真にある低反発イヤーピースでも装着感は良好でした。
対してSOUNDPEATS Capsule3 Proはステック型なのでイヤーピースがしっかり合わないと装着感が悪くなります。
Anker Soundcore Life A2 NCに付けていた同じサイズの低反発イヤーピースをつけても改善しなくてradius社のディープマウントイヤーピースMサイズでやっとしっかりとした装着感になったので4.5点としました。

イヤーピース、アプリ

イヤーピースは遮音性や音質にあたる重要パーツなのですが合わなかったので4点です。
ただこれは筆者個人の感想です。
高いイヤホンでもイヤーピースを探す「沼」にハマる部分なので何とも言えないですね。

アプリについてはAnkerの方が1歩先を行っている気がします。
イコライザーのプリセット数も多く、タッチ操作も変更が可能です。
ただSOUNDPEATSさんに問い合わせた所アプリで操作が変更出来るように現在開発中との事です。
現時点では4点です。

音質について

初めて開封後にワクワクしながらSOUNDPEATS Capsule3 ProをLDACで聴いた所「なんじゃこりゃー」でした。
低音がモヤっとしていて高音が刺さる感じですね。「あーこれはエージングが必要かな、、、」でした。
エージング用の10時間の音源に繋いだまま放置した所4時間12分で止まっていました。バッテリー残量は10%で自動的に電源OFFになるようです。
ANC/ON、LDAC接続、音量50%で4時間12分はSOUNDPEATS Capsule3 Proの商品ページにあるように4時間を満たしているのでバッテリー持ちは良いみたいですね。
エージングする前に色々触ってましたし。ちなみにANC/OFF、ACC接続、音量50%だと6時間ちょっとです。スペックの8時間は音量が最小でしょうね。
4時間も必要無いとは思いますが出来るだけ長く適当に時間が長めのプレイリストかストリーミングでエージング(ならし)をした方が良いと思います。
劇的に音が変わります。

音質についてはアンダー8,000円の音とは思えないです。15,000円ぐらいワンクラス上の音質と言って良いでしょう。
圧倒的にSOUNDPEATS Capsule3 Proの方が音質が良いです。
最初、それぞれの音の傾向を表にしようと思いましたが止めておきます。

全体的に解像感があり音に立体感があります。
低音は強めですが特に超低音が強い傾向です。よくあるドンシャリでは無く抜けの良い低音なので気分が良いです。
全体的にフラットな傾向(超低音以外)なのでボーカルやハイハットなどの楽器の音もハッキリとした印象です。
この価格帯だとボーカルが遠く聞こえるのが多いですが満足出来る音質に仕上がっています。
ここまでAAC接続での感想ですがLDACにすると更に解像度が増して全体的に細かい音まで聞こえるようになります。

ANCはAnker Soundcore Life A2 NCと同程度ですが強めにノイズを打ち消してくれます。
筆者はヘビースモーカーなので書斎に換気扇があってかなりうるさいのですがほぼ無音になります。

ゲームモードについて

ゲームモード検証

ゲームモードは遅延を抑えてくれるモードですが違いが分かりにくいので視覚的にわかるようにアプリで検証を行いました。

左の写真から見てもらいのですが音に合わせて停止ボタンをタップして遅延具合を見ます。
シビアなので失敗すると0の表示のラインが赤色になっていますが成功すると緑色になります。
真ん中が通常モードの遅延具合で右の写真がゲームモードでの遅延具合です。
白い球が0に近いので遅延が少ないと言えますが音ゲーでは「厳しい」と思います。
動画などではそれほど遅延は感じません。

感想まとめ

良くこの価格で出せたな!が正直な感想です。
イヤホンなどは多く持っていますが高いイヤホンは外に持ち出す気にならないので気楽に使えるイヤホン派ですがこれからはSOUNDPEATS Capsule3 Proになりそうです。
高いイヤホンは落とすのが怖いですしね。
コストの問題だと思いますがイヤーピースの品質を上げて欲しかったのが正直な意見です。
まぁイヤーピースが合うのを探すのも楽しいですけどね。
普通の方だと「評判よりノイキャン性能が悪い」「思ったより音質が良くない」など思われる重要パーツなので付属品と言えどイヤーピースにも力を入れて欲しいですね。
後、タッチ感度が敏感なのでイヤホン装着時に誤動作がしやすいですね。
アプリで「タッチキーのワンクリック操作を無効」をONにすれば誤動作は減りますが音量操作がスマホになってしまうのでアプリのアップデートに期待です。
参考になれば幸いです。


SOUNDPEATS Capsule3 Pro ワイヤレスイヤホン ハイレゾイヤホン LDAC対応 Bluetooth 5.3 イヤホン 最大52時間再生 ANC アクティブノイズキャンセリング 専用アプリ対応 外音取り込みモード ゲームモード 通話ノイズリダクション マイク内蔵 カナル型 イヤホン サウンドピーツ 技適認証取得 (ブラック)

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