Qualcommは2021年3月25日(現地時間)に5G対応のスマートフォンのミドルレンジ向け新チップセット「Snapdragon 780G 5G」を発表しました。
製造プロセスは5nmでSnapdragon 765G、Snapdragon 768Gの後継モデルとなるようです。
Snapdragon 768Gを搭載したスマートフォンは少ないですがSnapdragon 765Gを搭載したスマートフォンは多く、特に有名なのはGoogle Pixel 5でしょう。
Snapdragon 780G搭載のスマートフォンは2021年第2四半期に発売される予定。
Snapdragon 780Gを発表
クアルコムの5G対応新型SoCで製造プロセスは5nm。
ミドルレンジスマートフォン向けになります。
Source:Qualcommプレスリリース URL
Snapdragon 780G スペック
比較対象としてSnapdragon 765Gも表記。
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Snapdragon 780G | Snapdragon 765G | |
製造プロセス | 5nm | 7nm |
CPU | Kryo 670 | Kryo 475 |
CPUクロック速度 | 最大2.4 GHz | 最大2.4 GHz |
CPUコア数 | 8コア | 8コア |
GPU | Adreno 642 | Adreno 620 |
AIエンジン | 第6世代Hexagon 770(12TOPS) | 第5世代Hexagon 696(5.5 TOPS) |
メモリ | LPDDR4 16GB | LPDDR4 12GB |
モデム | Snapdragon X53 5G (Sub-6GHz のみ) | Snapdragon X52 5G (Sub-6GHz、ミリ波) |
Wi-Fi | Wi-Fi6E | Wi-Fi6 |
ディスプレイ | Spectra 570×3 FHD+ 144Hz | Spectra 355×2 QHD 60Hz、FHD+ 120Hz |
カメラ | シングルカメラ:最大192 MP デュアルカメラ:最大64 + 20 MP トリプルカメラ:最大25 MP | シングルカメラ:最大192 MP デュアルカメラ:最大22 MP |
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感想まとめ
モデムのミリ波非対応やディスプレイの最大解像度FHD+までとなっていますがその他のスペックは正常に進化しています。
ミリ波はまだまだ使わないし、QHDの解像度もハイエンドスマートフォンぐらいしか使わないでしょう。
この辺りからもコストを抑えて対応できる部分はしっかり押さえている印象です。
特にカメラにおいては現状、標準、超広角、望遠と3眼構成や4眼構成が増えているので大きく進化しています。
同時に3つのカメラの処理が出来る点も大きいですね。
Snapdragon 780G 5Gは電力効率も良さそうですしディスプレイのリフレッシュレートも144Hzまで対応なので幅広く採用されるでしょう。
ミドルレンジに使われるSnapdragon 780G 5Gはトレンドを考えてコストも抑えたSoCと言えそうです。