今売れているAQUOS sense3、OPPO Reno3 A、旧機種となったOPPO Reno A、Xiaomi Redmi Note 9Sを考えたいと思います。
Xiaomi Redmi Note 9Sは価格が安い4GB+64GBモデルよりも6GB+128GBが売れていますが執筆時点では入手は困難です。
またXiaomi Redmi Note 9Sだけおサイフケータイと防水に対応していません。 厳密に言えば防水のIP規格に合わせていないだけで防水コーティングはされています。
すべてはコスト削減なのですね。
Redmi Note 9Sだけ他の3機種とは共通しないスマートフォンですが人気機種なので加えました。
OPPO Reno Aは旧機種になったわけですが、後継機のOPPO Reno3 AはCPUのスペックダウンにより公式Twitterでも「もっさりしている」対策を案内しているほどです。
つまり普通に使っても「もっさり」ならば2年戦えません。
今回は安く売られているOPPO Reno Aと新機種であるOPPO Reno3 Aと比べてスペックや値段で考えたいと思います。
売れているSIMフリースマートフォン4機種
間違いなく今売れているのはAQUOS sense3、OPPO Reno3 A、OPPO Reno A、Xiaomi Redmi Note 9Sの4機種だと思います。
結論
先に結論を書いておきます。
当てはまるならその機種が「買い」な機種です。
おサイフは要らないがスペックが高く安価な機種が良い。
Xiaomi Redmi Note 9Sで決まりです。
おサイフケータイが必要なければ最もスペックが高くて安いRedmi Note 9Sなら満足できるはずです。
欠点としては執筆時点で在庫が無い所です。
買うなら4,000円の違いで買える6GB+128GBモデルですが在庫がありません。
6GB+128GBモデルの在庫が無いため人気色のオーロラブルーは4GB+64GBモデルも在庫が無い状態です。
Antutuスコアで25万ぐらい、28万超えるぐらいと4GB+64GBモデルでも満足できるスコアなので在庫が無くなる前に4GB+64GBモデルを買うべきだと考えます。
他の3機種と違って単体価格でも安いのが大きな特徴です。
おサイフケータイと防水に対応は必要だがもっさりは勘弁して欲しい。 サポートは自分で何とかするので気にしない。
安く買えるOPPO Reno Aをオススメします。
OPPO Reno3 Aとの違いは後で詳しく書きますが大きな違いはカメラと急速充電だと思えば良いと思います。
おサイフケータイと防水に対応は必要、最新機種が欲しい。 使い方は普通。 サポートは自分で何とかするので気にしない。
OPPO Reno3 Aをオススメします。
ただし独自OS(中身はAndroid10)のColorOS 7.1がもっさりの原因と考えられるのである程度のストレスは覚悟が必要です。
おサイフケータイと防水に対応は必要、使い方は普通。 サポートは欲しい、またはスマートフォンが初めて。
AQUOS sense3がオススメです。
ランキングで上位ランクインを長く続けているだけあってこの4機種の中では一番売れています。
シャープ製であることも安心だと思えるでしょう。
J.D. パワー 2020年SIMフリースマートフォン顧客満足度調査でもSHARPは「アフターサポート/保証プラン」で最高評価を受けている所からもユーザーからの支持は厚いです。
これはiPhoneをも上回ります。
全体的な満足度でも3位を誇ります。
スマートフォンに慣れていなくても使いやすいように「AQUOS かんたんホーム」でアイコンを大きくしたり文字を大きく出来たりと優しい仕様になっています。
スペックから見る4機種
次はスペックから見て行きます。
※表が横に長くなるためスマートフォンでは横にスクロール出来ます。
Redmi Note 9S | OPPO Reno3 A | OPPO Reno A | AQUOS sense3 | |
売日(日本) | 2020年6月9日 | 2020年6月25日 | 2019年10月18日 | 2019年11月2日 |
CPU | Snapdragon720G | Snapdragon 665 | Snapdragon 710 | Snapdragon 630 |
GPU | Adreno618 | Adreno 610 | Adreno 616 | Adreno 508 |
ディスプレイ | 6.67インチ 2400 x 1080解像度 | 6.44 インチ有機EL 2400×1080解像度 | 6.4インチ有機EL 2340 x 1080解像度 | 5.5インチ 2,160 x 1080解像度 |
OS | MIUI 11(Android10) | ColorOS 7.1(Android10) | ColorOS 6(Android9) | Android 9 |
RAM | 4GB、6GB | 6GB | 6GB | 4GB |
ROM | 64GB、128GB | 128GB | 64GB/ 128GB(楽天モバイル版限定) | 64GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 165.75mm、76.68mm、8.8mm | 160.9mm、74.1mm、8.2mm | 158.4mm、 75.4mm、7.8mm | 147mm、70mm、8.9mm |
重量 | 209g | 175g | 169.5g | 167g |
メインカメラ | 48M、8M広角、5Mマクロ、2M深度測定 4眼 | 48M、8M広角、2Mモノクロ、2M深度測定 4眼 | 16M、2M | 12M、12M 2眼 |
サブカメラ | 16M | 16M | 25M | 8M |
充電とバッテリー | 5020mAh、USB Type-C、18Wの急速充電 | 4025mAh、USB Type-C、Quick Charge 2.0急速充電 | 3600 mAh、USB Type-C | 4,000mAh USB Type-C |
Wi-Fi | 802.11 a / b / g / n / ac | 802.11 a / b / g / n / ac | 802.11 a / b / g / n / ac | 802.11 a / b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
おサイフ系 | 未対応、おサイフケータイ未対応 | NFC、FeliCa おサイフケータイ対応 | NFC、FeliCa おサイフケータイ対応 | NFC、FeliCa おサイフケータイ対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
生体認証 | 指紋/顔 | 画面内指紋認証/顔 | 画面内指紋認証/顔 | 指紋/顔 |
SIM | nanoSIMx2(DSDV対応)トリプルスロット | nanoSIMx2(DSDV対応)microSDと排他使用 | nanoSIMx2(DSDV対応)microSDと排他使用 | nanoSIM |
microSD | 最大512GB | 最大256GB | 最大256GB | 最大512GB |
防水/防塵 | 防滴のみ | IPX8/IP6X | IPX7 / IP6X | IPX8/IP6X |
赤外線 | 搭載 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
価格 | 22,320円~(税込)Amazon | 23,760円(税抜)UQモバイル | 5,300円(税抜)OCN モバイル ONE | 11,880円(税抜)UQモバイル |
Antutuスコア | 25万ぐらい、28万超えるぐらい | 18万ぐらい | 21万ぐらい | 12万ぐらい |
優位性のある部分にマーカーを引きました。
価格は単体ではRedmi Note 9Sぐらいしか安くは買えないです。
他の3機種はセット購入で安く買える値段で比べました。
スペックを見るとRedmi Note 9Sが売れている理由が良く分かります。
赤外線を搭載してるのも便利な点ですね。
これで定価2万4800円~(税込)なので売れるわけです。
ただ実機はディスプレイが大きくバッテリーも大きいためにかなり大きく重いです。
サブ機なら分かりますがメイン機となると考慮した方が良いです。
AQUOS sense3は売れている理由が分かる良く出来た「優等生」なスマホです。
ただガジェット好きにはオススメ出来ないのはスペックで分かる通りですが一般受けするスペックです。
OPPO Reno3 AとOPPO Reno A
スペックから見てもReno3 AはReno Aの細かい所までブラッシュアップされてます。
ただSnapdragon 665なのと、サブカメラ(インカメラ)が16Mにスペックダウンしてるところが大きいです。
通常は世代が代わればCPUは強化するのが普通です。
しかも世代交代が早すぎるのも特徴です。
OPPOの戦略なのでしょうがとても後継機とは思えません。
公式Twitterで「もっさり」の対策を案内してる所からも公式でも「もっさり」感を自覚しています。
Play StoreやYoutubeでもっさりを感じる方へ
Play Store:設定>動画の自動再生をOFF
Youtube:設定>全般>フィードでミュート再生をOFF上記の設定で多少もっさりが軽減されると存じますが、
よろしければお試しください。実験端末:OPPO Reno3 A
— OPPO Japan (@OPPOJapan) July 7, 2020
ディスプレイ 6.44インチ/1,080x2,400になり少し進化
CPU Snapdragon665になり退化
カメラ メイン:800万画素+4,800万画素+200万画素+200万画素 4眼になり強化、サブ:1,600万画素 退化
本体メモリ容量 標準でROM:128GB になり進化
防水/防塵 IPX8/IP6Xになり防水が強化
電池容量 4,025mAhで急速充電にも対応で大幅強化された
OSもAndroid10になりましたがReno Aが公式に「メジャーアップデートはしない」と公言しているあたりReno3 Aにも期待は出来ません。
※追記 Reno3 Aはメジャーアップデートが来る予定だそうです。 (いいなぁ~)
筆者はそれでもReno3 AはSnapdragon 665なら値段次第ではオススメしてきましたがColorOSのチューニングのせいで「もっさり」しているReno3 Aは正直オススメ出来ないです。
- もっさりしている。
- 安いわけでは無い。
- Reno A同様に日本独自仕様な為メジャーアップデートは望めない。※Reno3 Aはメジャーアップデートが来る予定だそうです。
この3点は大きいです。
最近は安くなったReno Aの方がコスパが良いんじゃないかと思ってます。
同じSnapdragon 665を搭載しているXperia 10 IIは価格は高いかもしれませんが「もっさり」はしてないです。
うれしいのが急速充電とメインカメラの強化ぐらいなのですが急速充電も寝る前に充電するスタイルなら気にならないです。
カメラは自撮りするならReno Aの方が上です、メインカメラの48M、8M広角に魅力があるのならReno3 Aになると考えます。
ColorOSのアップデートで「もっさり」が解決するかもしれませんがアプリ容量が多くなって来ている現状ではソフトウェアだけでは一時的な解決にしかならないでしょう。
ColorOSが劇的に改善するとは思えません。
最後に
今売れているSIMフリースマートフォン4機種に絞って考えましたが、おそらく一番気になるのはOPPO Reno3 AとOPPO Reno Aでしょう。
個人的な意見を述べさせて頂きましたが、Reno3 Aには魅力を感じません。
価格とCPU、カメラ性能、急速充電を考えてもReno3 AよりReno Aの方が幸せになれる気がします。
Redmi Note 9Sはおサイフケータイが必要ない方にとっては高コストパフォーマンスなのは間違いないです。
ただ在庫が無いために4GB+64GBモデルになってしまうのは悲しいですがそれでも気にならないパフォーマンスを持っています。
大きさと重さがネックですがそれでも手に取ってみたいスマートフォンだと思います。
しばらくの間はRedmi Note 9Sがミドルレンジスマートフォンの基準になるのは間違いないです。
それほど安くて性能が良いスマートフォンなのです。