2021年コスパ最強と言われているXiaomiのMi 11 Lite 5Gを抑えてAQUOS sense4 liteが1位になっています。
何だかSIMフリーランキングではXiaomi対OPPOに最近なっている中AQUOS sense4 liteが1位になったのは面白いですね。
OPPOのフラッグシップスマートフォンであるFind X3 Proが10万円越えの価格ながらランクインしているのも興味深いです。
SIMフリースマートフォンランキングになります。
今売れてるSIMフリーAndroidスマホTOP10 7/24
「BCNランキング」2021年7月12日から18日の日次集計データによると、SIMフリーAndroidスマートフォンの実売台数ランキングは以下の通りとなった。
2021年7月12日週のSIMフリーAndroidスマートフォン売れ筋ランキングTOP10は、シャープ「AQUOS sense4 lite」が15週ぶりに首位を獲得。先週1位のXiaomi「Mi 11 Lite 5G」は2位に後退した。
OPPOが7月16日に発売した新機種「Find X3 Pro」は10位にランクイン。10万円を超える高価格モデルながら初めてTOP10入りを果たした。
1位 AQUOS sense4 lite SH-RM15（シャープ）
2位 Mi 11 Lite 5G（Xiaomi）
3位 Redmi 9T 4GB+64GB（Xiaomi）
4位 A73（OPPO）
5位 Reno5 A（OPPO）
6位 Reno3 A(Rakuten mobile)（OPPO）
7位 BASIO4(UQ mobile)（京セラ）
8位 A73(Rakuten mobile)（OPPO）
9位 Redmi Note 10 Pro（Xiaomi）
10位 Find X3 Pro（OPPO）
Source ：BCNランキング
1位はAQUOS sense4 lite。
先週の2位から1位へランクアップ。
6月22日の値下げと端末ポイント増加により「実質1円」スマホになって楽天モバイルの主力スマートフォンになったAQUOS sense4 lite。
楽天モバイルで最も売れているスマートフォンでもあります。
次に売れていると思われるiPhone 12、iPhone 12 mini（ともにパープル）は在庫が安定せずに特にiPhone 12 miniはここ1か月ぐらいは在庫がありません。
これは他のキャリアでも同じなのですがパープルはかなりの人気があります。
「実質1円」でも人気のAQUOS sense4シリーズなので誰にでもオススメ出来るぐらいのスペックがあり人気が出るのも頷けます。
AQUOS sense4 liteは楽天モバイルの専売モデルでAQUOS sense3 liteの後継モデルです。
AQUOS sense4から広角カメラを非搭載した以外はAQUOS sense4と同じスペックです。
AQUOS sense4 SIMフリーモデルは物理SIM2枚のDSDV対応ですが、AQUOS sense4 liteはeSIM+物理SIMのデュアルSIMでDSDV対応モデルです。
Rakuten UN-LIMITプランは日本で初めて音声eSIMに対応しているので納得の仕様ですね。
Snapdragon 720G搭載でスペックがミドルレンジでは高いのとおサイフケータイと防水に対応していて誰にでもオススメ出来るスマートフォンです。
楽天モバイルはこちら
2位はMi 11 Lite 5G。
先週の1位から2位へランクダウン。
執筆時点では各所のセールで「在庫切れ」となっています。
ハイエンドに近いスペックのあるSnapdragon 780Gを搭載していて他にも妥協が無い所が凄いですね。
Snapdragon 780G、6.55インチ有機ELディスプレイでリフレッシュレートは90Hz、4,250mAhのバッテリー、33W急速充電、Wi-Fi6対応、5G対応、おサイフケータイ対応、デュアルスピーカー64MP標準、8MP超広角、5MPテレマクロの3眼構成と言い出したらキリがないぐらいにスペックが高いです。
日本で好まれる防水性能が防滴程度な所を除けば完璧に近い「ミドルレンジ」スマートフォンです。
価格が43,800円と安いのも特徴でセールでは2万円以下で購入が可能です。
こんなの出されたら太刀打ちするのが難しいと思えるぐらいのスペックです。
AnTuTuベンチマークスコア（Ver9）で56万7千をマークします。iPhone 11と同程度と言えばわかりやすいでしょうか。
売れるのも当然ですが軽いボディが災いしてかゲームなどでは結構熱を持ちます。
3位はRedmi 9T。
先週の6位から3位へランクアップ。
SIMフリーランキングでは安定してランクインしている印象があります。
Snapdragon 662を搭載して価格は17,490円（税込）と激安価格でデビューして以来ランキングの常連になっています。
コスパの高い機種に押されてランクダウンしていますね。
発売当初から「1円セール」されるなど発売後は在庫切れが続出した格安スマホです。
安くても48MP標準カメラを搭載していて他には8MP超広角、2MPマクロ、2MP深度測定の4眼構成です。
またXiaomiらしくデュアルスピーカーを搭載しています。
6,000mAhの大容量バッテリーも搭載しています。
6月24日の「Xiaomiオンライン発表会06.24」でサプライズ的に4GB+128GBモデルが追加されました。
4GB+128GBモデルの価格は21,800円（税込）でストレージ以外は変わりがありませんが嬉しい追加ですね。（発売日は執筆時未定）
OCNCモバイルONEではNMPかつ指定オプション加入で1円、IIJmioだとMNP限定ながら110円で購入出来ます。（執筆時点）
OCNモバイルONE公式 IIJmio公式
4位はA73。
先週の5位から4位へランクアップ。
A73はRedmi 9Tのライバルと言えますが同じようにSIMフリーランキングでは常連です。
Snapdragon 662搭載でおサイフケータイと防水には非対応です。
レザー調のポップなデザインが特徴で「ケースに入れずに裸で使いたい」1台です。
これからeSIM対応は進むでしょうが、気軽に別の端末に差し替えが出来る物理SIMｘ2の機種（Redmi 9Tだと同じSnapdragon 662搭載です）の方が使いやすいと個人的には思います。
A73の優位性は有機ELディスプレイ搭載と「見た目」だと思います。見た目は大事ですからね！
ランキングでは常連でダブルランクインする人気モデルです。
OCNモバイルONEだとNMPかつ指定オプション加入で1円、IIJmioだとMNP限定で2,990円です。（執筆時点）
5位はReno5 A。
先週の3位から5位へランクダウン。
売れに売れたReno3 Aの後継モデルで大幅にスペックアップしています。
Snapdragon 765G搭載でおサイフケータイと防水に対応している全部入りなので普通にオススメ出来るスマートフォンです。
キャッチコピーの「カメラで選ばれたい5Gスマホ」とありますがインスタ映えする写真は賛否あると思います。
ただReno5 Aの超高解像度モードは優秀です。（1億画素にまで引き上げる撮影モード）
1億800万画素を売りにしているRedmi Note 10 Proよりも繊細な写真が撮れます。
普通の方が使うかは疑問ですが（ファイル容量が約5倍）本気モードで写真を撮ればハイエンド並みの写真が撮れます。
どうしてもMi 11 Lite 5Gと比較されてしまいますが、ハッキリ言ってカメラ性能はどちらも長所と短所があるので互角に見ても勝てる要素が防水性能以外見当たらないと考えます。
どちらを買っても後悔の少ない機種ですが圧倒的にMi 11 Lite 5Gのスペックが上回ります。
特に残念なのが液晶ディスプレイですが「液晶」が悪いのでは無く撮った写真などを忠実に表現できないディスプレイが惜しいです。（ある程度は調整出来ます）
後はモノラルスピーカーな所です。
この2点が本当に惜しいです。
6位はReno3 A(Rakuten mobile版)。
先週の10位から6位へランクアップ。
7月8日に楽天モバイルは39,800円から26,980円へ値下げを行い初めてRakuten UN-LIMITプランを契約すると実質1,980円で購入出来ます。（最大ポイント25,000）
ただ「実質1円」のAQUOS sense4 lite、A73があるので特別な思いが無ければAQUOS sense4 liteを選んだ方がスペック的に満足出来ると思います。
7位はBASIO4(UQ mobile版)。
先週の8位から7位へランクアップ。
UQモバイルで良く売れている印象ですが筆者は全くオススメ出来ないスマートフォンです。
まさかのおサイフケータイ非対応！生体認証も非対応。
Antutuベンチマーク スコアで6万5千ほどと驚きの低スペックです。
シニア向けなのでしょうが、普通の方ならスペックを見ただけで避けるスマートフォンです。
現在の価格も14,400円～と以前よりも高く、オススメ出来ないスマートフォンです。
安く済ませたいならGalaxy A21の方がまだ幸せになれます。
8位はA73(Rakuten mobile版)。
先週の7位から8位へランクダウン。
在庫切れの多い楽天モバイルのラインアップで最大限ポイントが受けられて安く購入出来るので2月2日から楽天モバイルを支えてきたと言っても良いぐらいのスマートフォンです。
スペックは無印版と変わりはありません。
6月22日の値下げで「実質1円」スマホになりましたが、同時にAQUOS sense4 liteが「実質1円」なのでReno3 A(Rakuten mobile版)と同様に特別な思いが無ければAQUOS sense4 liteがオススメです。
9位はRedmi Note 10 Pro。
先週の圏外から9位へランクイン。
カメラコスパ最高のRedmi Note 10 Proは発売と同時にかなり売れましたがMi 11 Lite 5Gの登場で人気は落ちていますが最近はまた持ち直している印象です。
おサイフケータイ非対応、防水性能は防滴程度となっていますがそれを上回るコスパの良さを考えると不便に感じません。
Snapdragon 732G搭載で6.67インチの有機ELディスプレイを搭載しています。
ディスプレイのリフレッシュレートは120Hz対応なのでヌルヌルです。（バッテリー持ちが悪くなるので普段は60Hzですが一度120Hzを体感すると戻したくなくなるほど快適です）
驚くのはカメラで1億800万画素の標準カメラに加えて800万画素の超広角、500万画素のテレマクロ、200万画素の深度測定用カメラを搭載しています。
カメラ性能はハイエンドに迫るスペックがあり暗所でも満足出来るほどの出来栄えに驚きます。
ただ動画性能は価格なりと思った方が良いです。
Snapdragon 732G搭載なのでAnTuTuベンチマークスコア（Ver9）で34万7千のスコアを出します。
これがセールで1万円を切るのですから在庫切れのMi 11 Lite 5Gの代わりに売れている印象です。
10位はFind X3 Pro。
初ランクインで10位です。
OPPOのハイエンドモルでFind X2 Proの後継モデル。
当然ですがSoCはSnapdragon 888を搭載しています。
6.7インチ有機ELディスプレイは3,216x 1,440の解像度があり繊細です。
リフレッシュレートも最大120Hzに対応です。
OPPO Find X3 Proのコンセプトである「色」に拘った仕様で10億色の表現が可能。
50MP解像度のセンサー（SONY IMX766M 1/1.56インチ）を標準と超広角に搭載して標準カメラは光学手振れ補正に対応。
13MP解像度の望遠カメラは光学2倍（ハイブリッド光学5倍）に対応。
珍しいのが光学30倍、デジタル2倍、最大60倍、3MP解像度の顕微鏡カメラを搭載しています。
4眼構成ですね。
ハイエンドの名に恥じないスペックがあり、特に暗所での撮影はかなり得意です。
動画性能もかなり高く日中、暗所ともに画質が良いです。
ただ気になるのは暗所の撮影は暗めになりますがこれは好感が持てます、逆に日中は若干インスタ映えする味付けがある印象です。
バランスの良いカメラ性能ですが遊び心のある顕微鏡カメラは実用性は無いでしょう、でもこういうの嫌いじゃないです。
SIMフリーランキングに10万円越えのスマホがランクインするのは珍しいですね。
IIJmioでは在庫切れ、OCNモバイルONEでは在庫ありです。
圏外へ行った機種は？
先週4位だったReno Aが圏外へ行きました。
先週は3世代のReno Aシリーズがランクインするという珍しい状態でしたが今週までは続かなかったですね。
先週9位だったAQUOS sense4が圏外へ行きました。
今週のダブルランクイン
先週に続いてOPPOのA73がダブルランクインをしています。
今週の動向
Mi 11 Lite 5Gが独走するかと思いきやAQUOS sense4 liteが抜き返したのは面白いですね。
BCNランキングでは15週ぶりの1位みたいです。
まぁMi 11 Lite 5GをセールしているOCNモバイルONEとIIJmioでは在庫切れなので購入するとなると単体購入になる訳ですがそれでも2位は凄いですね。
liteと言えど「実質1円」で購入出来るAQUOS sense4 liteが1位なのは納得です。
これだけ売れているのに在庫切れになった事がありません。
そろそろ特定のカラーが在庫切れになってもおかしくないのですが「全色在庫あり」です。
Snapdragon 662搭載のRedmi 9TとA73はずっと安定して売れている印象が強いですね。
そう言えば最近ワイモバイルの機種がランクインしていません。
iPhoneを売りにしているのでしょうがちょっと寂しいですね。
UQモバイルもBASIO4のランクインだけであれだけ好調だったGalaxy A21は2週間圏外です。
AQUOS sense4 liteとBASIO4以外はすべてXiaomiとOPPO製スマートフォンとこの2社の好調さがうかがえます。