OPPOとXiaomiの競争は激しくなってきましたね。
6月11日にSIMフリー版が発売されたOPPO Reno5 Aが初ランクインで1位を獲得しコスパ最強と言われたRedmi Note 10 Proを抜き1位になっています。
6月11日発売なので集計期間の3日間で1位になるほど売れた事が分かります。
上位5位までをOPPOとXiaomi製スマートフォンが占めています。
コスパの良さが良く表れていると感じます。
SIMフリースマートフォンランキングになります。
今売れてるSIMフリーAndroidスマホTOP10 6/19
「BCNランキング」2021年6月7日から13日の日次集計データによると、SIMフリーAndroidスマートフォンの実売台数ランキングは以下の通りとなった。
2021年6月7日週のSIMフリーAndroidスマートフォン売れ筋ランキングは、OPPO「Reno5 A」が首位に登場した。6月に発売したばかりの新製品で1位を獲得するのは初めて。OPPO製品が首位を獲得するのは3月8日週以来、13週ぶりだ。
1位 Reno5 A(OPPO)
2位 Redmi Note 10 Pro(Xiaomi)
3位 Redmi 9T 4GB+64GB(Xiaomi)
3位 A73(OPPO)
5位 A73(Rakuten mobile)(OPPO)
6位 AQUOS sense4 lite SH-RM15(シャープ)
7位 Galaxy A21(UQ mobile)(SAMSUNG)
8位 BASIO4(UQ mobile)(京セラ)
9位 AQUOS sense4 SH-M15(シャープ)
10位 Reno3 A(Rakuten mobile)(OPPO)
Source :BCNランキング
1位はReno5 A。
初ランクインで1位です。
ワイモバイル版は6月3日発売でしたが先週ランクインすらしていません。
速攻でOPPO Reno5 Aを試してみたいガジェット好きがネットで完結させたのだと思いますがSIMフリー版はワイモバイル版と違ってDSDV対応です。
フルにOPPO Reno5 Aを楽しみたいなら迷わずSIMフリー版が良いでしょう。
CPUにはSnapdragon 765G 5Gを搭載した5G対応モデルです。
GoogleのPixel 5と同じCPU搭載なので快適です。(Pixel 5は74,800円、OPPO Reno5 Aは43,800円で値引きを考えると2万円前後)
Antutuベンチマーク スコアはVer9で38万点、Ver8で32万点をマークします。
各所で2万円前後で販売されている価格を考えると全部入りスマホとしてはかなりスペックの高いミドルレンジスマートフォンです。
OCNCモバイルONEだと最大割引で17,800円(税込)。OCNモバイルONE公式ページはこちら
6.5インチTFT液晶ディスプレイになったのは惜しい(Reno A、Reno3 Aは有機ELディスプレイ)ですが明るい液晶ディスプレイなので気にならないと個人的には思います(明るさを70%ぐらいに設定)。
またリフレッシュレート90Hzに対応しているのでTwitterなどでもスクロールしても残像の少ないキビキビとした動作が可能です。(個人的にはバッテリー消費が少ない60Hzでも問題は無いと思います)
カメラは64MP標準、8MP超広角、2MPマクロ、2MPモノクロの4眼構成ですがモノクロカメラは色合い補正のためだと思うので実質3眼構成ですね。
カメラ性能も解像感もありますがAI補正がインスタ映えするような補正がかかるのが気になります。
超高解像度モードで1億画素相当にまでの撮影が可能でAI補正が抑えられますが普通に写真を撮るよりもファイル容量が5倍ぐらいまで増えるので現実的では無いです。
フィルターで補正した方が良いかもですね。
現状では隙の無い良く出来た全部入りのスマートフォンと言えます。
ただ気になるのは6月24日に発表されるXiaomiの「Mi 11 Lite 5G」です。
防水は非対応か防滴程度だと思われますがSnapdragon 780G 5Gを搭載して6.55インチ有機ELディスプレイ、リフレッシュレート90Hz、デュアルスピーカー、カメラは64MP標準、8MP超広角、5MPテレマクロの3眼構成、おサイフケータイ対応で43,800円とOPPO Reno5 Aと同じ価格ですが防水性能以外はすべてスペックが高いです。
特にCPUはSnapdragon 780G 5GなのでAnTuTuベンチマークスコア(Ver9)は56万7千をマークします。
販路が気になりますが間違いなく売れるでしょう。
OPPO Reno5 Aは良く出来たスマートフォンですがSIMフリー版でXiaomiの「Mi 11 Lite 5G」が出たら巻き返される気がしますが販路次第でしょうね。
2位はRedmi Note 10 Pro。
先週の1位から2位へランクダウン。
売れに売れているコスパの高いXiaomi製スマートフォン。
使っていて不便さを感じない程良く出来た端末だと感じます。
おサイフケータイ非対応、防水性能は防滴程度となっていますがそれを上回るコスパの良さを考えると不便に感じません。
Snapdragon 732G搭載で6.67インチの有機ELディスプレイを搭載しています。
ディスプレイのリフレッシュレートは120Hz対応なのでヌルヌルです。(バッテリー持ちが悪くなるので普段は60Hzですが一度120Hzを体感すると戻したくなくなるほど快適です)
驚くのはカメラで1億800万画素の標準カメラに加えて800万画素の超広角、500万画素のテレマクロ、200万画素の深度測定用カメラを搭載しています。
カメラ性能はハイエンドに迫るスペックがあり暗所でも満足出来るほどの出来栄えに驚きます。
ただ動画性能は価格なりと思った方が良いです。
電子手振れ補正はありますが、動画性能を求める方は避けた方が良いかもです。
Snapdragon 732G搭載なのでAnTuTuベンチマークスコア(Ver9)で34万7千のスコアを出しますがVer9はスコアが高くなる傾向があるのでVer8だと27万9千ぐらいとなっています。(筆者の実測)
OCNモバイルONEだと18,000円でオプション値引きだと15,800円で購入可能です。OCNモバイルONE公式ページはこちら
3位はRedmi 9T。
先週の3位をキープ。
2021年2月5日に発売されたRedmi 9TはSnapdragon 662を搭載して価格は17,490円(税込)と激安価格でデビュー。
発売当初から「1円スマホ」で売られていました。
Redmi 9Tはトリプルスロットを搭載しているので2枚の物理SIMに加えてSDカードも使えます。
OPPOのA73と良く似たスペックですがRedmi 9Tの方が価格的にも優位性が高いです。
FMラジオ、デュアルスピーカー、赤外線、6,000mAhの大容量バッテリー、48M標準カメラを搭載。
IIJmioだとMNP限定ながら110円で購入出来ます。現在は落ち着いているので購入しやすいと思います。IIJmio公式ページ
4位はA73。
先週の7位から4位へランクアップ。
楽天モバイル版を抜いてしまいましたね。
Snapdragon 662搭載でおサイフケータイと防水には非対応です。
レザー調のポップなデザインが特徴で「ケースに入れずに裸で使いたい」1台です。
これからeSIM対応は進むでしょうが、気軽に別の端末に差し替えが出来る物理SIMx2の機種(Redmi 9Tだと同じSnapdragon 662搭載です)の方が使いやすいと個人的には思います。
A73の優位性は有機ELディスプレイ搭載と「見た目」だと思います。見た目は大事ですからね!
OCNモバイルONEだと16,501円ですがMNP+オプション値引きで1円になります。OCNモバイルONE公式ページ
IIJmioだとMNP前提で2,990円です。IIJmio公式ページ
5位はA73(Rakuten mobile版)。
先週の2位から5位へランクダウン。
在庫切れの多い楽天モバイルですが最大限のポイント還元が受けられて在庫が常にある中では最安です。
実質価格は5,800円です。
楽天モバイルはこちら
6位はAQUOS sense4 lite。
先週の6位をキープ。
楽天モバイルの専売モデルでAQUOS sense3 liteの後継モデルです。
このモデルもAQUOS sense4をベースに広角カメラを非搭載した以外はAQUOS sense4と同じスペックですが変わった点が一つあります。
eSIM+物理SIMのデュアルSIMでDSDV対応モデルです。(AQUOS sense4 SIMフリーモデルは物理SIM2枚のDSDV対応)
実質17,800円で人気のAQUOS sense4から広角カメラを無くしただけのモデルなのでお得です。
筆者が今、Rakuten UN-LIMITを契約するなら間違いなくAQUOS sense4 liteを選びます。
Snapdragon 720G搭載でスペックがミドルレンジでは高いのとおサイフケータイと防水に対応していて誰にでもオススメ出来るスマートフォンです。
楽天モバイルはこちら
7位はGalaxy A21(UQ mobile版)。
先週の4位から7位へランクダウン。
2020年12月12日からUQモバイルから発売されたスマートフォンで19,800円と安い価格ですがMNPだと550円~(くりこしプランSだと4,320円)と激安です。
新規でも7,488円と6月17日から値下げされました。12,000円以上の値下げは嬉しいですね。
2月1日から始まった「くりこしプラン」は優秀なので特に一番安い3GBの「くりこしプランS」で契約して極力安く済ませたいならGalaxy A21は良い選択肢になるでしょう。
スペックは高くないですがおサイフケータイと防水に対応でゲームなどをしないなら不便は無いでしょう。
Antutuベンチマークスコアで11万点前後なローエンドモデルになります。
UQモバイルはこちら
8位はBASIO4(UQ mobile版)。
先週の10位から8位へランクアップ。
筆者はオススメしないスマートフォンです。
まさかのおサイフケータイ非対応!生体認証も非対応。
Antutuベンチマーク スコアで6万5千ほどと驚きの低スペックです。
シニア向けなのでしょうが、普通の方ならスペックを見ただけで避けるスマートフォンです。
UQモバイルのラインナップはAQUOS sense3 basicやBASIO4など低スペックでコストを抑えた機種が多いです。
現在の価格も14,400円~と以前よりも高く、オススメ出来ないスマートフォンです。
9位はAQUOS sense4。
先週の8位から9位へランクダウン。
バッテリーの持ちはスマートフォンNo1と言えるほど良く持ちます。
1日であまり使わない人だと朝、家を出る時に100%の状態で帰宅時に80%なんて事があるほどバッテリーの持ちは最高です。
Snapdragon 720Gを搭載しているので普段使いに困ることは無くほとんどのゲーム出来るぐらいのスペックはあります。
ミドルレンジスマートフォンでスペックの高いCPUとバッテリー持ちに重点をおいている方にはオススメなモデルです。
もちろんおサイフケータイと防水に対応しているので全部入りのスマートフォンです。
カメラ性能は賛否両論ありますが価格相応だと思います。
ただしナイトモード撮影は補正が強く不自然に明るくなります、動画性能は褒められません。
スマートフォンで迷ったらコレと言われるほどに筆者オススメのスマートフォンです。
10位はReno3 A(Rakuten mobile版)。
先週の9位から10位へランクダウン。
あれほど売れていたReno3 Aも10位にギリギリのランクインとは世代交代を感じさせますね。
2021年第一四半期SIMフリーランキングで6位に入る人気機種です。
3大キャリア以外ではどこでも買えるほど販路も広くセール中だと安く購入が可能です。
ただしOPPO Reno5 Aの発売により世代交代の時期に入っています。
UQモバイルでは5月13日で販売終了。
以前の勢いが一気に無くなりつつあります。
楽天モバイルでは実質14,800円で購入出来ますがオススメはしません。
全部入りスマホの代表格ですがSnapdragon 665の機種を今から購入は、よほど安くないとダメですね。
実質17,800円のAQUOS sense4 liteの方がSnapdragon 720Gで快適です。
楽天モバイルはこちら
圏外へ行った機種は?
先週5位だったAQUOS sense3が圏外へ行きました。
今週のダブルランクイン
4位のA73と5位のA73(Rakuten mobile版)がダブルランクインとなります。
今週のピックアップ
SIMフリー版がついに発売されたOPPO Reno5 Aを紹介したいと思います。
キャッチコピーは「カメラで選ばれたい5Gスマホ」
1位 OPPO Reno5 A スペック
※横にスクロール出来ます。
発売日(日本) | 2021年6月11日 ワイモバイルは2021年6月3日 |
CPU | Snapdragon 765G 5G |
GPU | Adreno 620 |
ディスプレイ | 6.5インチTFT液晶ディスプレイ 2,400x 1,080解像度 アスペクト比20:9 リフレッシュレート90Hz タッチサンプリングレート最大180Hz |
OS | ColorOS 11(Android 11) |
RAM | 6GB(LPDDR4x) |
ROM | 128GB(UFS2.1) |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 162mm、74.6mm、8.2mm |
重量 | 182g |
メインカメラ | 64MP標準 F1.7 8MP超広角 F2.2 画角119° 2MPマクロ F2.4 2MPモノクロ F2.4 4眼構成 |
インカメラ | 16MP F2.0 |
充電とバッテリー | 4,000mAh USB Type-C 18W急速充電 |
バンド | 5G :n3/n28/n77/n78 ミリ波非対応 |
4G:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B26/B28/ B38//B39/B40/B41/B42 |
|
3G:WCDMA B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 | |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 |
おサイフ系 | NFC、FeliCa おサイフケータイに対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 |
生体認証 | 指紋/顔 |
SIM | nanoSIMx2+eSIM DSDV対応 eSIM使用の場合SIM2は排他利用 ※ワイモバイル版は物理SIMのみ |
microSD | 最大1TB |
防水、防塵 | IPX8、IP6X |
カラーバリエーション | アイスブルー シルバーブラック |
その他 | 5G対応 |
価格(税込) | 43,800円(ワイモバイル版は39,600円) |
※横にスクロール出来ます。
特徴としてはSnapdragon 765G 5Gを搭載した5G対応モデルです。
OPPOらしくおサイフケータイと防水に対応した全部入りスマホです。
しかも今回はCPUスペックが大幅に向上しています。(Reno A→Reno3 AはCPUがSnapdragon 710→Snapdragon 665へダウングレード)
ただ価格調整のためだと思われますが今までの様な有機ELディスプレイでは無く液晶ディスプレイへ変更されています。
OPPO製スマートフォンは画面の明るさがオートだと暗めになります。(有機ELディスプレイ、液晶ディスプレイ問わずに筆者の感覚です)
カメラ性能も大幅にアップしており繊細な写真が撮れますがAI補正が強い印象です。(インスタやTwitterなどでは映えるので良いかもです)
この部分は賛否が分かれそうです。
超高解像度モードで1億画素相当にまでの撮影が可能でより繊細な撮影が出来ますがファイルが容量が5倍ほど大きくなるのと、そもそもそこまで使う方はOPPO Reno5 Aの購入を検討しない気がします。
夜景モードがありますが三脚必須で30秒ぐらいの長時間露光撮影なので実用性は無いと考えます。
普通に撮影しても少しでも明るさがあればノイズの少ない撮影が可能なので問題は無いと思います。
nanoSIMx2+eSIMのDSDV対応と珍しい仕様になっています。物理SIM2枚または物理SIM1枚+eSIMでeSIMを使う場合はSIM2が排他利用になります。
物理SIM1枚+eSIMよりは使い勝手が良いと思います。
OPPOらしく無難に大きくスペックアップをした後継モデルとなっています。
残念なのは液晶ディスプレイとモノラルスピーカーですが液晶ディスプレイは気にならないと思いますが、ステレオスピーカーは欲しかった所です。
今週の動向
先週のSIMフリーランキングでワイモバイル版OPPO Reno5 Aがランクインすらしなかったのですが今週は集計期間の3日間で1位になるとは思ってもいませんでした。
まぁワイモバイル版OPPO Reno5 AはシングルSIM仕様でSIMフリー版の方が良いのは決まっています。
(ワイモバイル版は速攻でOPPO Reno5 Aを試してみたいガジェット好きがネットで完結させたのだと考えます。)
ランクインの10機種中6機種がOPPO、Xiaomi製スマートフォンで1位から5位を占めています。
OPPO、Xiaomiの勢いが感じられるランキングですね。
Xiaomiは6月24日にMi 11 Lite 5Gの発表があります。
OPPO Reno5 Aよりもはるかに上回るスペックで登場です。
またOPPOは6月25日にOPPO A54 5Gの発売があります。
XiaomiのRedmi Note 9Sの後継機にあたるRedmi Note 10Sの発売もほぼ確定しています。(技適通過しているため)
OPPO、Xiaomiの勢いは止まらないですね。
2021年のミドルレンジの基準はOPPO Reno5 A、ミドルハイの基準はMi 11 Lite 5Gになるでしょう。
それほどスペックの高い機種です。