NvidiaがIntelの時価総額で抜いて3位の半導体メーカーへ「Intel大丈夫?」

BloombergによるとNvidiaがIntelの時価総額で抜いたそうです。

もう自作PC派の方ならわかっているかと思いますがIntelはこの先が難しい状態です。

それでもアプリケーションがIntelに最適化されているものが多くIntel製CPUなどは多く使われています。

決して今回のニュースの時価総額にあたりIntelが急激に下がってる訳では無いです。

Nvidiaが上がって結果的にIntelを抜いたという感じです。

そんなIntelについて考えたいと思います。

 

NvidiaとIntel

8日の米株式市場でエヌビディア株は前日比2.4%上昇、時価総額が2480億ドル(約26兆6400億円)を超えた。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で同社技術を用いたクラウドベースのサービスにシフトする動きが加速するとの見方を背景に、同社の株価は年初来で72%上昇した。一方のインテル株は、年初来で2%安となっている

参照:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-08/QD5QIRT0AFB401 様

 

Nvidiaは2019年中期から順調に伸びているのがわかりますね。

対してIntelは伸び悩み最近少し落ち始めているのがわかります。

Nvidiaはグラフィックチップの需要が増え伸びたとの事ですが心配なのはIntelです。

 

Intelの古いアーキテクチャ

Intelは長い間CPUチップで王座に君臨していますがAMDがRyzenで巻き返しをしているのは皆さんもご存じでしょう。

第10世代Coreプロセッサーとして5月に販売されたComet Lake-Sの最上位モデルの「Core i9-10900K」。

プロセスは14 nmですよ?

第五世代から始まったBroadwellからプロセスは14 nmのままです。

私は1年ほど前にPCを新調しました。

第9世代のCore i9 9900Kで組みましたが噂には聞いてましたがあまりにも爆熱で水冷化するか悩んだほどです。

水冷は嫌なのですよね、、、CPUクーラーを虎徹マークⅡで組んだのが失敗でしたがベンチマークとかでは行ける感じだったんですよね。

ただ特定の古い動画編集ソフトで初めてサーマルスロットリングを経験して慌ててCPUクーラーをLe GRAND MACHO RTに変更しました。

もうこの時に思ったのは「Intel入ってる」じゃなくて「Intel大丈夫?」でしたね。

もう14 nmじゃ限界じゃないかと思うのですがIntelも分かっているのでしょう。

パフォーマンスを上げるために無理に最大クロックを上げて第10世代として登場したCore i9-10900Kは逆にパフォーマンスが落ちてしまうという場合もある結果になっています。

6年間も同じ14 nmプロセスじゃ「Intel大丈夫?」と思ってしまいます。

消費電力も凄いものがありますし、心配です。

早く10nmプロセスに移行しないといけないのはIntel自身わかっていると思いますが、Intelでも難しいのでしょうね。

ここで一気に7nmプロセスで第11世代登場とかやって欲しいものです。

 

Nvidiaの成功と救世主

AI(人工知能)でリードしているのは有名ですがデータセンター向けなどの汎用に使うソフトウェア「CUDA」を開発した事でしょうね。

Nvidiaは早くからAIに着目しハードウェアだけではなくソフトウェアの開発にも力を入れて効率化を図っています。

この先に需要が拡大するであろう自動運転にも力を入れています。

Nvidiaはゲーム機のSHIELDで失敗している。

その時の救世主とも言えるのが任天堂のNintendo Switchです。

カスタマイズされたTegraプロセッサが生かされている。

 

AMDの躍進

2017年3月に発売されたRyzenシリーズからAMDは躍進してきている。

安くてコア数の多いRyzenは人気を集め2019年7月~9月にはIntelを抜いてCPU販売台数でシェアナンバーワンになった。

10月にはIntelが返り咲いたがプロセスルールが12nmでありコア数も多いRyzenは7nmプロセスもモバイル版が先行して作られている。

AMDに提供する世界第1位の半導体メーカーであるTSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co)は5nmプロセスを提供予定です。

TSMCでは2nmプロセスによるプロセッサ開発の研究開発に着手済みと発表もされている。

 

Appleも続くIntel離れ

Appleが2020年6月22日に「WWDC」でAppleシリコンへの移行を表明したのは「とうとう来たか」でしたよね。

Macへの移行は段階的に行われると思いますが、14年間Intel製CPUを使っていたが自社ブランドに戻るわけです。

Appleの決断は第6世代のIntel製CPU「SkyLake」の品質保証が劣悪だったらしいですが真実はわからないです。

しかしIntelは14 nmプロセスで6年間も足踏みをしておりここを抜け出さない限り難しいでしょうね。

TSMCはAppleのiPhone 12(仮)にA14チップが搭載される予定であり5nmプロセスとの予測もある。

 

最後に

Wintel(ウィンテル)と言う言葉を思いだしました。

MicrosoftとIntelが巨大すぎて作られた造語ですが、もうIntelも巨大ではなくなったのかもしれませんね。

昔にAMDとIntelが競争していた時も懐かしい。

AMDのK6とか懐かしい。 その頃IntelはPentium Ⅱでしたっけ、、、ファミコンのカセットのようなCPUでしたね。

Athlonあたりまでは競争してた感がありますがPhenomあたりでIntel一強になった記憶があります。

そしてIntelのCore iシリーズで決定的になり現在に至ると、、、

いやCore 2あたりからかな? すいませんあやふやで、、、

なんだかIntelの話ばかりになりましたがIntelは何度も復活してきた経緯もあります。

Intelにも頑張って欲しいものです。