3月18日からモバイルPASMOサービスがスタートしました。(Android端末のみ)
交通系ICではSuicaはモバイルSuicaがあったがこれでPASMOユーザーも使い勝手が良くなるはずです。
今流行りのQRコード決済がありますがこれは「かざす」では無くアプリを立ち上げてバーコードを表示させる手間があります。
では「かざす」だけのSuicaなどのモバイル決済に自分のスマホが対応しているのか調べる必要がありますが「かざす」だけのモバイル決済の仕組みはどうなっているのでしょうか?
この辺りを今回は考えようと思います。
NFCとは?
NFCという言葉は聞いたことがあるでしょうか?NFC とは「Near Field Communication」の略でソニーとフィリップスが共同で開発した近距離無線通信規格となります。
文字通り近くでかざすだけで専用リーダーを搭載した様々な機器との無線通信を実現します。
スマホで利用していなくても交通系 IC カードを持っている方も多いかと思います。読み取り機にかざして改札を通りますよねそこで使われている無線通信規格が NFC というわけです。
支払い機能だけではなく写真や連絡先などもNFC搭載スマホどうしならやり取りができます。Androidで言えばAndroid Beam、iPhoneならAirDropただこれらはNFCでスマホどうしを認証してBluetoothやWi-Fiでデータをやり取りという仕組みになってます。
おサイフケータイ(FeliCa)とは?
ガラケーの頃からおサイフケータイってよく聞きましたよね?
これはNFC の通信システムの一つの種類でSONYが開発した日本独自の規格でFeliCaを使っています。
こんなマークのやつです。
日本国内のメジャーなキャッシュレスに採用されている規格がこちらの FeliCa。
おサイフケータイとは実は NTT ドコモの登録商標なんですが主にこの FeliCa を内蔵したスマートフォン携帯の総称となっていて日本ではこの名称が広まっています。
NFC規格は色々ある
NFC規格
FeliCa(Type-f) | TypeA | TypeB |
楽天Edy、モバイルSuica、iD、nanacoなど | taspo | 運転免許所、マイナンバーカード、パスポート |
FeliCa(Type-F) SONYが開発した日本独自の規格
Type A オランダの NXP セミコンダクターズが開発した通信規格
TypeB アメリカのモトローラーが開発
どんなNFCスマホ決済があるのか?
NFC(Felica)を利用したサービス
Apple Pay iPhoneの場合iPhone7以降ならWalletアプリを使って利用できる。
Google Pay NFC(Felica)搭載端末
おサイフケータイ NFC(Felica)搭載端末
おサイフケータイの使い方
便利なクレジットカードでの説明になります。
まずは利用したいサービスの専用アプリをダウンロードインストールします。
アプリ内から指示に従って会員登録を行います。
クレジットカードの情報を登録します。※そのキャッシュレスサービスに利用できるクレジットカードの種類は必ず確認しましょう利用できるカードでないと登録ができません。
サービスによっては現金でのチャージも可能です。
クレジットカードを登録した場合はアプリ内から任意の金額をチャージできます。
インターネットにさえ繋がっていればいつでもどこでもチャージが可能。
残高が減れば自動でチャージするように設定ができるオートチャージ機能が使える場合もあります。
GooglePay
上記のサービスがGooglePayアプリ一つで一元管理利用できるのがすばらしい!
Apple Pay
上記のサービスが使えますが数が少ないですね、、、でもiPhoneは使用率が高いのでサービスは増えていくでしょう!
最後に
色々と書いてきましたが、QRコード決済に比べて手間がかからないので便利です。
私も実際にほとんどの支払いをNFCスマホ決済でやってます。
しかし不便な点もあります。
- 機種変更すると引継ぎが必要になる事。
- 次の機種にNFC(Felica)が無いと使えない。
- かざすだけで使えるということは紛失盗難時に誰でも使えてしまうリスクもあるということ。※ロックをかけると手間が増えるので悩ましいところ、、
上記の不便なところはQRコード決済にはありません。