ソフトバンク株式会社はLINEMO(ラインモ)に新しいプランの3GB/月「ミニプラン」を本日2021年7月15日に発表しました。
サービスの開始も7月15日からされています。
3GBで990円(税込)と驚きの価格です。
格安SIMの価格じゃないですよ?ソフトバンクのLINEMOの新プランです。
これは、、、ほとんどの格安SIMが終わってしまうぐらいのインパクトのある価格です。
LINEMO 3GBで990円 ミニプラン発表
世間を騒がせたオンライン専用20GBプランとしてスタートしたソフトバンクのLINEMO(ラインモ)の新プランです。
3GB/月で税込み990円と驚きの低料金です。
ソフトバンク プレスリリース “LINEMO(ラインモ)”、「ミニプラン」を提供開始 URL
LINEMO「ミニプラン」内容
価格はすべて税込み価格
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月額料金 | 990円 |
月間データ容量 | 3GB |
月間データ容量超過時の通信速度 | 最大300kbps |
ネットワーク品質 | ソフトバンク品質 |
かけ放題 | オプション |
ネットワーク | 4G、5G対応 |
データ追加料金 | 1GB/550円 |
かけ放題オプション | 5分かけ放題:550円 24時間かけ放題:1,650円 |
eSIM | 対応 |
サポート | LINEアプリ、WEB |
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執筆時点でLINEMO「ミニプラン」も5分かけ放題の料金が1年間無料のキャンペーン対象です。
24時間かけ放題も1年間550円値引きで1,100円になるキャンペーンの対象です。
ネットワーク品質がソフトバンク品質で3GB:990円と格安SIMの良い所を攻めて来ていて、これはまたまた格安SIMは崖っぷちに立たされますね。
流石に20GBのLINEMOと同じように月間データ容量超過時の通信速度が1Mbpsとは行かなく最大300kbpsとなっています。
それでも品質の良い回線で3GB:990円はかなりの破壊力があります。
落ち着いて来たと思った通信会社のプランもまた大荒れになる気配です。
特徴
特徴としては価格、月間データ容量、月間データ容量超過時の通信速度以外はLINEMOの20GBプランと同じです。
LINEアプリがノーカウント(すべてがノーカウントとは言えません)が特徴ですが正直に言ってLINEアプリのカウントフリーでLINMOに決める人はほとんど居ないでしょう。
しかしキャリア品質で3GB:990円は安すぎます。
今までの20GBプランだとドコモのahamo(アハモ)が3千円(当時は税抜価格)を切る価格で発表して業界にかなりのインパクトを与えました。
そしてLINEMO(当時はSoftBank on LINE)が後追いで同じ価格でLINEアプリのカウントフリーで出して来ました。
auはpovo(ポボ)を5分かけ放題を除いて2,480円(税抜)と価格を抑えてトッピング(24時間無制限:220円)を差別化として出して来ました。
LINEMOはLINEアプリのカウントフリーのままpovoと同じ価格としましたが最後にドコモが5分かけ放題のまま税込2970円として発表となり各社20GBプランは落ち着いた感じでしたね。
人気が高いのはahamo>povo>LINEMOです。
ahamo、povoは特色があり5分かけ放題込みで税込2970円のahamo、トッピングを武器にかけ放題が必要無いけど週末はドラマを1日中みたいなどを満たしてくれるpovo。
LINEMOはハッキリ言って何の特色もありません。
それはソフトバンクもわかっているでしょう。
そして3GB:990円の「ミニプラン」追加で特色を出して来た感じですね。
そう言えばドコモの「エコノミー」はどうなっているのでしょう。
確か各MVNOとの連携がどうとかこうとか言ったままだった気がします。
現在の通信会社
「ソフトバンク」が3GB:990円を出して来ているのが大きいですね。
格安SIMレベルの価格です。
格安SIMを選ぶ方は先ずは「安さ」次に「自分に合ったデータ通信量」で選びます。※セールなどのスマホ狙いで選ぶのは今回は除外します。
キャリアから回線を間借りしている格安SIMはどうしても「お昼休みなどの混雑する時間帯」は速度が低下します。
日本の60%の方は3GB以下というデータから「ミニプラン」の発表になったわけですがキャリアであるソフトバンクが3GB:990円で出して来たらほとんどの格安SIMは全滅です。
6月28日に発表したHIS Mobile「格安ステップ」の3GBが790円と業界最安です。
しかしこれに200円追加で混雑時も速度低下の少ない通信品質で通信環境が手に入るならどちらを選びますか?になりますよね。
ドコモはNTTの枠組みで言えばサブブランドはありませんがOCNモバイルONEという格安SIMがあります。
auはKDDIグループで見ればサブブランのUQモバイル、格安SIMではビックローブmobile、J:COMがあります。
ソフトバンクはサブブランドにワイモバイルがあるだけですよね。(格安SIMのLINEモバイルはLINMOへ吸収)
この格安SIMの「領域」へキャリアで踏み込んだことになります。
格安SIMは基本的にはネットで済ませる事が多い(店頭サポートがあるのもあります)のでLINEMOの契約形態に合致します。
今後格安SIMは苦境に立たされるわけですがキャリアとの通話料金の見直しが検討されているのを早急に総務省が取り纏めをする事になるでしょう。
また回線の卸値の見直しも検討されるでしょうね。
今までLINEMOを特色が無いとなめていましたが今回の「ミニプラン」はかなりのインパクトがあります。
感想まとめ
まさかのLINEMOで3GB:990円と格安SIM殺しに来た訳ですがLINEMOの20GBプラン「スマホプラン」との間の例えば7GBや10GBも考えているようで更には20GBを超えるプランも検討しているようです。
キャリアで契約して無制限なのに月に7GB以下の方は多いです。
そんな方に聞いてみた事があります。
「高い料金でなぜ無制限プランなのかと」答えは「面倒だし色々家族で使っていると言うほど高くは無い」でした。
ごもっともな意見でした。
キャリアで現実的なプランは1GB未満のプランか無制限です。
節約志向がある方はサブブランドで自分たちに合ったデータ容量を選び「家族で移行」します。
格安SIMを使う方は更に節約をする方や筆者の様なガジェット好きな方ですね。
今回のLINEMO「ミニプラン」は落ち着いて来た通信業界をまた揺るがすほどの料金設定です。
キャリアだけでは無く特に格安SIMが「また料金の見直し」するほどのインパクトです。
同じ様な料金なら通信品質が良い方が良いに決まっています。
既に格安SIMでは大騒ぎでしょう。
しかし「即時」の料金の見直しは難しいでしょうね。
だって今でもギリギリなのですから、更なる回線の卸値の見直しがされないと下げたくても下げられないんですよね。
格安SIMの3GBでnuroモバイルが792円、最安のHIS Mobileが790円です。
2円の差ですよ。 それだけ値下げが苦しいのが良く分かる料金だとわかります。
もう体力の無い格安SIMは生き残れないかもしれません。
キャリアグループ系の格安SIMは大丈夫だと思いますが何だか政府の通信料値下げで一番苦しくなって行くのはいつも格安SIM会社な気がします。