Google Pixel 4aの発売日が決まってスペックもわかりましたが改めて良く見ると良く出来たスマートフォンと言えます。
Google純正なのでいち早くアップデートされるのはもちろんですがピュアAndroidなのでOSに余計な事が無い分使いやすくストレスも無いでしょう。
またカメラ性能はPixel 4で証明されているのでこれが42,900円で購入できるのは最もコストパフォーマンスが良いとも言えます。
そんなGoogle Pixel 4aを改めて考えたいと思います。
Google Pixel 4a
前に発表された後に当ブログでも書きましたが、分かり辛かったような記事になってしまったので改めて書きたいと思います。
Google Pixel 4aはPixel 4の廉価版ですがかなりコストパフォーマンスが良いのが特徴です。
またハードウェアよりもソフトウェアに強い印象です。
Googleが作ったので当たり前かもですがその辺りがコストパフォーマンスに繋がっていると言えます。
残念ながら発売時期が大幅に遅れて8月になってしまって10月には「Pixel 4a 5G」と「Pixel 5」が控えてます。
しかしながら5Gはまだまだ先なので価格のの高いPixel 4a 5Gを選ぶ理由は見つかりません。
Pixel 5ならPixel 4よりはスペックが上がるのは間違いないので今、Pixel 4を選ぶのもあり得ないでしょう。
スペック
考えらるライバルはiPhone SE(第二世代)で間違いないでしょうが価格で考えられるのは他にもあります。
OPPO Reno3 A、Xperia 10 IIです。
すべておサイフケータイに対応で価格帯も良く似ています。
4機種なので横に長くなってすいません、、
※スマートフォンなどの場合横にスクロール出来ます。
Pixel 4a | iPhone SE(第二世代) | Xperia 10 II | OPPO Reno3 A | |
発売日(日本) | 2020年8月20日 | 2020年4月24日 | 2020年5月29日 | 2020年6月25日 |
CPU | Snapdragon 730G | A13 Bionic | Snapdragon 665 | Snapdragon 665 |
ディスプレイ | 5.81 インチ有機EL 2,340 x 1,080解像度 | 4.7インチ 1,334 x 750解像度 | 6.0インチ有機EL 1080×2520解像度 | 6.44 インチ有機EL 2400×1080解像度 |
OS | Android 10 | iOS 13 | Android 10 | ColorOS 7.1(Android10) |
RAM | 6GB | 3GB | 4GB | 6GB |
ROM | 128GB | 64GB、128GB、256GB | 64GB | 128GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 144 mm、69.4 mm、8.2 mm | 138.4 mm、67.3 mm、7.3 mm | 157mm、69mm、8.2mm | 160.9mm、74.1mm、8.2mm |
重量 | 143 g | 148g | 151g | 175g |
メインカメラ | 12.2M | 12M広角 | 8MPズーム、12M、8M超広角 | 48M、8M広角、2Mモノクロ |
サブカメラ | 8M | 7M | 8M | 16M |
充電とバッテリー | 3,140 mAh 18W急速充電 USB Type-C3.1 Gen 1 | 1,821mAh 18W急速充電 ワイヤレス充電対応 | 3600mAh USB Type-C PD対応 | 4025mAh、USB Type-C、Quick Charge 2.0急速充電 |
Wi-Fi | 802.11 1a/b/g/n/ac | 802.11 1a/b/g/n/ac/ax | 802.11 1a/b/g/n/ac | 802.11 1a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
おサイフ系 | NFC、FeliCa おサイフケータイ対応 | NFC、FeliCa Apple Pay | NFC、FeliCa おサイフケータイ対応 | NFC、FeliCa おサイフケータイ対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 | 未対応 | 〇 | 〇 |
生体認証 | 指紋 | 指紋 | 指紋 | 画面内指紋認証/顔 |
SIM | nanoSIM、eSIM DSDV対応 | nanoSIM、eSIM DSDV対応 | nanoSIMx1 | nanoSIMx2(DSDV対応)microSDと排他使用 |
microSD | 非対応 | 未対応 | 最大1TB | 最大256GB |
防水/防塵 | 非対応 | IP67 | IPX8/IP6X | IPX8/IP6X |
価格(税込) | 42,900円Googleストア | 49,280円~Appleストア | 41,976円ドコモショップ | 39,800円 |
Antutuスコア | 25万を超えるぐらい | 45万ぐらい | 18万ぐらい | 18万ぐらい |
※スマートフォンなどの場合横にスクロール出来ます。
価格は税込みで計算しています。
iPhone SE(第二世代)は64GBモデルで5万円ぐらいですが他の3機種は4万円前後になっています。
スペックから見る4機種
CPU
スペックから見るとCPUが圧倒的にiPhone SE(第二世代)が強いです。
この4機種でゲームも視野に入れるなら問答無用にiPhone SE(第二世代)でしょう。
またWi-Fi6に対応しているのもiPhone SE(第二世代)だけです。
ディスプレイ
ディスプレイで見るとiPhone SE(第二世代)は劣勢です。
上下にベゼルのあるデザインなので4.7インチと小さく情報量も少なくなります。
また解像度も1,334 x 750と低いです。 パネルも有機ELでは無いです。
他の3機種は解像度は似ていますが大きさに差が出ています。
ただし大きくなるほど持ちにくくなったり重くなったりするので好みの範囲だと思います。
OPPO Reno3 Aは画面が大きい分175gと4機種中一番重いですが日常で許せる範囲だと思います。
21:9のXperia 10 IIは画面サイズの割に幅が狭く持ちやすい縦長なのも考慮するべきでしょう。
RAM
OSが違うのでRAMの容量は正直あてにはならないですがXperia 10 IIは4GBと少ないです。
ストレージ
ストレージは各種128GBが標準と言っていい中Xperia 10 IIは64GBモデルのみです。(microSDで増設出来るので問題は少ないかと)
iPhone SE(第二世代)のみ256GBが選べますが、そこまで動画を撮るかは疑問なのとモデルの中で5,000円増しで購入できる128GBモデルが最もコストパフォーマンスが良いです。
しかしそうなると他の3機種とは1万5千円の開きになってしまいます。
重量
重量はPixel 4aが最も軽く143 gで5.81 インチとは思えないほど軽いです。
まぁボディ材質がプラスチックでチープな部分もあります。
バッテリー
バッテリーに関しては容量よりも実際にどのくらい持つかによるのですがiPhone SE(第二世代)は1日持たないケースが多いです。
使い方にもよりますが通勤通学の隙間時間に使うのなら問題無いレベルですが、それでも家に帰ると残り30%とかだと不安もありますね。
カメラ性能
カメラ性能はスペックを見るとOPPO Reno3 Aが解像度も高く深度センサーも入れると4眼になるのですが1つはモノクロカメラなので2眼と言って良いかと思います。
実際昼の撮影になるとXperia 10 IIがズームや超広角ででカメラ性能が高いと言えます。
しかし夜の撮影になるとPixel 4aに軍配が上がります。
明暗差のある夜の街並みなども綺麗に取れるのに対して他の機種は白飛びしたりして使い物になりません。
上位機種のPixel 4のセンサーを搭載してるだけでなくソフトウェアの部分で大きく差が出ます。
この辺りは数字のスペックからは分かり辛い部分ですね。
生体認証
生体認証は指紋と顔の両方に対応しているOPPO Reno3 Aが普段は使いやすいでしょう。
Appleはセキュリティ上iPhone SE(第二世代)以外は顔認証のみになっています。
しかしながら新型コロナウィルスの影響で指紋が見直されています。
新型コロナウィルスの影響はまだまだ続くと思われるのでマスクをしていると手間のかかる顔のみの生体認証はどうにかして欲しいですね。
Pixel 4は顔のみですがPixel 4aは指紋のみになり逆にうれしい誤算かもしれません。
SIM
SIMについては物理SIM2枚に対応しているのはOPPO Reno3 Aのみのなります。
格安SIMを使っている方は重要項目でしょう。
Xperia 10 IIは物理SIM1枚のみでどうにもなりませんが、Pixel 4a、iPhone SE(第二世代)は物理SIM1枚+eSIMなのですが日本では普及してるとは言い難く物理SIM1枚と思った方が良いかもしれません。
現在日本でeSIMが使用できるのはRakuten UN-LIMITプランとIIJmioのデータプランゼロしかありません。
Rakuten UN-LIMITプランは立ち上がったばかりでエリアも狭くサブSIMならオススメ出来ますが300万人まで無料は1人限定なのでまだ未加入ならeSIM契約も良いかも。
IIJmioはデータ専用なのですが使い勝手が良いプランとは言いにくく1GBの従量課金なのでオススメ出来ないです。
日本では事実上eSIMはキャリアの都合でまだ先ですね。
防水/防塵
Pixel 4a以外は防水/防塵に対応しています。
Pixel 4aの一番の残念ポイントになります。
価格
iPhone SE(第二世代)が最も高く49,280円~ですが128GBモデルだと54,780円になり他のスマートフォンと比べると高額になります。
OPPO Reno3 Aが最も安く39,800円ですが購入方法によっては更に安いです。
音声契約が必要になりますがOCNモバイルONE(税込30,030円)などで安く売られています。
Xperia 10 IIもシリーズ別ランキングで3位になるほど売れているのはキャリアで安売りがあるからだと思います。
Pixel 4aは販売チャンネルが少なくGoogleかソフトバンクになりますが、Pixel 4aが欲しいというだけならGoogleからでしょうね。
SIMフリーですし。
感想
ブランドとCPUを考えるとiPhone SE(第二世代)128GBモデルになりますが価格が税込み54,780円になりゲームをしないなら逆に高く思えます。
iPhone SE(第二世代)はmicroSDが無いので128GBモデルが最もコストパフォーマンスが高いです。64GBモデルに+5,000円で買えるのですから。
またブランドとCPU以外は目立って良いスペックではありません。
もちろんAppleの製品なのでセキュリティや5年のアップデートも考えれば安いiPhoneなのは間違いないです。
今回思ったのは防水と物理SIM2枚に拘らなければPixel 4aはコンパクトでカメラ性能も良くコストパフォーマンスが高いスマートフォンと言えるところです。
まぁこの2つが結構大きい要素なのですが、普通の方はSIM1枚だと思うので防水が問題ですね。
Xperia 10 II、OPPO Reno3 AはCPUがSnapdragon 665なのでPixel 4aの方がかなりパフォーマンスが高いです。
特にOPPO Reno3 Aは独自OSのチューニングの不味さから「もっさり」しているのでオススメ出来ません。
またOPPO Reno3 AはReno Aで公式に「メジャーアップデートしない」と公言している事からReno3 Aも同じだと考えられます。
Xperia 10 IIは1回のメジャーアップデートは確実に出来ます。 2年はアップデートされるので普通に使えます。
Pixel 4aはGoogle製品なのでいち早くアップデートされるのと3年のアップデートが保証されてます。
メジャーアップデートも少なくとも2回はされるでしょう。
これだけのスペックで税込み42,900円は安いと言えます。
Snapdragon 730G搭載のPixel 4aは買いなコンパクトなスマートフォンと言えます。