サムスンがヨーロッパ向けに2月12日に発売したDimensity 720搭載の5G機、Galaxy A32がauから「Galaxy A32 5G」として2月25日に発売されます。
コストを抑えた部分もありますがおサイフケータイと防水に対応で日本人に好まれる仕様になっています。
価格はなんと31,190円(税込)です。
Galaxy A32 5G
ヨーロッパ向けに発売されたGalaxy A32の日本モデル。
Galaxy A32 5G スペック
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発売日(日本) | 2021年2月25日 au |
CPU | MediaTek Dimensity 720 |
GPU | Mali-G57 MC3 |
ディスプレイ | 6.5インチ 1,600×720解像度 アスペクト比20:9 |
OS | Android 11 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 164mm、76mm、9.1mm |
重量 | 209g |
メインカメラ | 48M標準、8M超広角、5Mマクロ、2M深度測定 4眼 |
サブカメラ | 13M |
充電とバッテリー | 5,000mAh USB Type-C 15W充電 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
おサイフ系 | NFC、FeliCa おサイフケータイ対応 |
ヘッドフォンジャック | 対応 |
生体認証 | 指紋/顔 |
SIM | nanoSIM |
microSD | 最大1TB |
防水/防塵 | IPX8/IP6X |
カラーバリエーション | オーサムホワイト、オーサムブラック、オーサムブルー |
価格(税込) | 31,190円 |
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MediaTek Dimensity 720はAnTuTuベンチマークスコアで29万点ぐらいのスペックがあり快適な動作が可能です。
Qualcomm Snapdragon 720Gがミドルレンジで有名だと思いますがSnapdragon 720GのAnTuTuベンチマークスコアが27万点前後を考えるとかなり優秀なSoCになります。
驚くべきは税込み31,190円という低価格です。
当然ですがコストを極限まで抑えた部分も見られます。
特にディスプレイは6.5インチと大型ながら解像度はHD+の1,600×720ですが普段使うのに困ることは無いでしょう。
充電も15Wと控えめです。
それでもおサイフケータイと防水に対応しており5G端末、AnTuTuベンチマークスコアで29万点のスペックを考えると激安です。
特徴
特徴を見て行きます。
CPU
MediaTek Dimensity 720を搭載しており上記したようにAnTuTuベンチマークスコアで29万点ぐらいとほとんどのゲームできる出来るぐらいのスペックがあります。
安く抑えるためにQualcomm Snapdragon 720G辺りにせずにスペックの高いMediaTek Dimensity 720は中々良いチョイスだと感じます。
カメラ
カメラは4眼構成です。
標準カメラは48MPでF1.8。
超広角カメラは8MPでF2.2、123°。
マクロカメラは5MPでF2.4。
深度測定用カメラは2MPでF2.4。
コストを抑えるなら超広角カメラを搭載しないスマートフォンが多い中搭載している点は嬉しいポイント。
マクロカメラの代わりに望遠カメラならもっと良いですがコストカットの為に仕方が無いですね。
標準カメラが48MPあるのでデジタルズームで良しとしたのでしょう。
ディスプレイ
6.5インチディスプレイは残念ながら有機ELディスプレイではなくTFT液晶となってます。
インカメラも水滴型ノッチです。
解像度も1,600×720と高いわけでは無いです。
しかし普段使うのに困ることは無いでしょう。
あれだけ売れているiPhone SE(第二世代)のディスプレイは4.7インチで1,334 x 750解像度の液晶ディスプレイです。
5G対応
5G対応スマートフォンはスペックが高く価格も高額なものが多いです。
最近になり安いスマートフォンも出てきましたが直接対決になるのはRedmi Note 9T 5Gでしょう。
Redmi Note 9T 5Gは19,637円(税抜)と安すぎです。
Xiaomiスマートフォンとしては初のおサイフケータイに対応したRedmi Note 9T 5Gはソフトバンク独占販売となっていて2月26日発売です。
Galaxy A32 5Gは31,190円(税込)auからの発売で2月25日発売です。
Redmi Note 9T 5Gは6.53インチの液晶ディスプレイで解像度は2,340×1,080となっておりディスプレイ解像度はGalaxy A32 5Gよりも高いです。
しかし防水は防滴仕様でカメラも3眼構成で48MP標準、2MPマクロ、2MP深度測定となっておりこの辺りはGalaxy A32 5Gに軍配が上がります。
感想まとめ
最近のミドルレンジは中国スマホが多くなっています。
中国と言えばファーウェイが思い出されますがアメリカの制裁により最近はXiaomi、OPPOが日本では知名度が上がって来ていますね。
5G端末もXiaomiのRedmi Note 9T 5Gは19,637円(税抜)と安さから驚きでした。
サムスンも5G端末で低価格路線を出して来た感じが強いGalaxy A32 5Gですがコスト削減のためにディスプレイ辺りは控えめな印象です。
しかしカメラのスペックを見ると超広角カメラを搭載するなど使いやすい構成になっています。
おサイフケータイと防水に対応で日本で好まれる点をしっかり押さえています。
どうしてもXiaomiのRedmi Note 9T 5Gと比較してしまいますが税込み9,590円の差額でカメラ性能やトータルバランスを考えるとGalaxy A32 5Gの方が優れていると考えます。
Galaxy A32 5Gの発売で5G端末の普及は大きくなるでしょうね。