iPhone 11が1位に 2020年スマートフォンTOP10

昨日はSIMフリースマートフォンの2020年度のランキングでしたが今日はシリーズ別ランキングになります。

2020年に何が一番売れたのか。

1位はiPhone 11でした!

2020年上半期でも1位だったから納得の1位ですね。

iPhoneが多いランキングとなっています。

 

2020年スマートフォンTOP10

 「BCNランキング」2020年1月1日から12月6日の日次集計データによると、スマートフォン(シリーズ別)の実売台数ランキングは以下の通りとなった。

スマートフォン(シリーズ別)の2020年・年間売れ筋ランキング(12月6日時点)は、アップル「iPhone 11」が首位。4月発表の「iPhone SE(2nd)」は一歩及ばず2位だった。2016年9月発売の「iPhone 7」がTOP5入りしたほか、発売から2か月足らずの「iPhone 12」や「iPhone 12 Pro」もTOP10入りするなど、新旧モデルが入り乱れつつ続くiPhone人気の高さが目立った。

Android勢で最も高順位にランクインしたのはシャープ「AQUOS sense3」。3位に滑り込んでiPhoneによる上位独占を阻止した。

1位 iPhone 11(アップル)
2位 iPhone SE(アップル)
3位 AQUOS sense3(シャープ)
4位 iPhone 11 Pro(アップル)
5位 iPhone 7(アップル)
6位 Galaxy A20(SAMSUNG)
7位 P30 lite(Huawei Technologies)
8位 Xperia 10 II(ソニーモバイルコミュニケーションズ)
9位 iPhone 12(アップル)
10位 iPhone 12 Pro(アップル)

参照:https://www.bcnretail.com/research/detail/20210103_206027.html 様

 

1位はiPhone 11

2020年上半期で1位になった実力モデル。

2020年4月24日発売のiPhone SE(第二世代)を抑えてのトップです。

iPhone SE(第二世代)が発売されてから2位に後退している所から発売開始から物凄い勢いでiPhone 11が売れた事が分かります。

シリーズ別ランキングではiPhone 12シリーズの発売により年末には圏外へ行きましたが長らくランクインしていた機種でもあります。

iPhone 11シリーズの中でも基本モデルになるiPhone 11は程よい大きさ、バッテリー持ち、ハイスペックと1世代前になっても十分なスペックがあります。

iPhone SE(第二世代)は価格の安さから大ヒットしていますが総合的なスペックを考えるとiPhone 11も相当コスパは良いと思います。

今は1万円安くなっていますがiPhone 12が出るまでは74,800円~でハイエンドの最新iPhoneだったのですから。

2位はiPhone SE(第二世代)

誰もが認めるコスパモンスターのiPhone SE(第二世代)。

2020年上半期に3位にランクインした機種でもあります。

2020年4月24日発売という「ハンデ」がありながらのランクインは驚きでした。

A13チップを搭載していながら5万出せば買えてしまうiPhone SE(第二世代)に魅力を感じる人は多いです。

選ばれる理由はやっぱり「iPhoneだから」「価格が税抜44,800円~」「小型」でしょう。

買い控えをしていた古いiPhoneからの買い替え需要も満たしている機種でもあります。

「小型」の優位性はiPhone 12 miniに奪われましたが、それでもコンパクトです。

現在では唯一のTouch ID(指紋センサー)を搭載したiPhoneでもあり、このコロナ禍でマスクが必要な時代にマッチしたiPhoneです。

欠点は上下にベゼルのあるデザイン(指紋センサーとトレードオフ)とバッテリーの弱さでしょう。

3位はAQUOS sense3

2020年上半期に2位にランクインした「優等生スマホ」です。

iPhone 11シリーズに割って入る人気は凄いですね。

ガジェット好きからは好まれないスペックでしたが「シニアから普段使い」までをターゲットにした良く出来たスマートフォンです。

バッテリー持ちも驚くほどよく、これは後継モデルのAQUOS sense4にも引き継がれています。

シリーズ別ランキングではiPhone SE(第二世代)と首位争いをしたほどの実力があります。

2020年度SIMフリーランキングではP30 liteに抜かれて2位になっていますがSIMフリースマートフォンが認知されている現在でもキャリアの強さが出たランキングですね。

スペックが高くなった後継モデルのAQUOS sense4に期待です。

4位はiPhone 11 Pro

2020年上半期に4位にランクインしたハイスペックiPhone 11のPro。

2020年度でも4位とは、、、そういえばiPhone 12シリーズが出るまではちょっと前までランクインしていましたね。

同じiPhone 11でも最高性能を求めたらProシリーズでしょう。

Pro Maxになると大きくて価格も高くなる、普段使いで最高性能を求めるならやはりiPhone 11 Proです。

それにiPhone 11 Proシリーズではディスプレイの大きさ以外の差別化が無かったですから。

「タピオカメラ」なんて言われていましたがiPhone 11の最高スペックを求めたらiPhone 11 Proです。

5位はiPhone 7

2020年上半期にも5位にランクインしたiPhone 7。

iPhone SE(第二世代)が出るまでは安くiPhoneが欲しいなら選択がiPhone 7しか無かったですね。

格安SIM会社でも良く売られていました。

今でも安いですがコスパを考えるとiPhone SE(第二世代)に目が行ってしまいます。

2020年上半期にはランクインも目立ちましたがiPhone SE(第二世代)の登場と格安SIM会社での販売開始で2020年下半期では消えて行きました。

それでも2020年度の5位にランクインするとは、、、よほど売れたのですね。

しかしiPhoneのサポートは5年と言えどiPhone 7だとサポートは短いですね。

6位はGalaxy A20

2020年上半期でも6位に入っていました。

1万円程で買えてしまうのにおサイフケータイと防水に対応と日本人からしたらありがたい仕様です

ただスペックは低く、価格の安さが前面に出ている機種でした。

Samsung Exynos 7884Bを搭載していて、5.8インチ有機ELディスプレイ、おサイフケータイと防水に対応とまんべんなく良く仕上がっています。

「安いスマートフォン」としてUQモバイルの主力機でした。

現在はGalaxy A21に世代交代しています。

7位はP30 lite

2020年上半期、2020年度ともにSIMフリーランキングでは堂々の1位になっているコスパスマホ。

制裁により新しく発売されてもGMS(Google Mobile Services)が使えないのでGooglePlayなどが使えずにとても不便です。

GMSが使える安いファーウェイ製スマートフォンとして今でも人気があります。

ただ現在のSIMフリーランキングでは圏外とランクインを繰り返している状態です。

8位はXperia 10 II

2020年5月29日発売のSONY製スマートフォンのミドルレンジモデル。

発売時期から2020年の上半期にはランクインしていませんがお手軽にXperiaを楽しみたいなら待望のミドルレンジです。

外観も安っぽさが無くXperia 1 IIと同様の21:9のディスプレイを搭載してXperiaシリーズで統一感が出てきた印象です。

シリーズ別ランキングではAndroidスマートフォンの最高ランクの3位を12週連続でキープするほどの実力があります。

ハイエンドなXperia 1 IIと比較するのは酷ですが、やはりスペックは劣ります。

あまり良い評価は正直ありません。

見た目は好印象、縦長ボディも幅が無い事から手に取ったらわかる軽さとグリップの良さはXperia 1 IIと同じです。

問題はカメラ性能でしょうね。

しかし日中はもちろん普通に撮れますし、苦手な暗所撮影もマニュアル操作ならそれなりに撮れます。

9位はiPhone 12

コロナの影響で通年より遅れたiPhone 12がランクイン。

2020年10月23日に発売されて2020年度のシリーズ別ランキングにランクインと発売から良く売れた事が分かります。

シリーズ別ランキングでも現在は2位をキープしています。

遅れて11月13日に発売されたiPhone 12 mini、12 Pro Maxは2020年度にはランクインしていません。

iPhone 12シリーズの中でも基本モデルになるiPhone 12ですが前評判も良かったiPhone 12 miniを抑えてランクインしています。

これは買い替え需要がiPhone SE(第二世代)とiPhone 12 miniに分かれた結果だと考えます。

でも普段使いとして無駄に大型化せずに6.1インチにしたiPhone 12は現在のスマートフォンの大きさから考えると丁度良い大きさだと思います。

もちろんスペックも高いです。

10位はiPhone 12 Pro

1か月と10日ぐらいの集計でiPhone 12 ProまでランクインするとはiPhone恐るべし。

個人的にはiPhone 12シリーズ中一番微妙に思えるiPhone 12 Pro。

iPhone 12 Pro Maxと大きさ以外で「差別化された」機種だからです。

確かにiPhone 12 Pro Maxは普段持ち歩くのには大きすぎます。

しかし最高性能を求めるならiPhone 12 Pro Maxでしょうし、大きさで妥協するならiPhone 12で十分な気がします。

特にセンサーシフト手振れ補正は強力で動画を見比べると一目瞭然です。

6.1インチで最高性能ならiPhone 12 Proですが画面サイズ以外の細かいスペックを考えずに購入している気がします。

広角カメラにも47%大型化した1.7μmピクセルのセンサーを搭載しているiPhone 12 Pro Maxですが写真性能だけならiPhone 12 Proでも良い気がします。

 

1位 iPhone 11 スペック

※横にスクロール出来ます。

発売日(日本)2019年9月20
CPUA13 Bionic
ディスプレイ6.1インチ 1,792 x 828解像度
OSiOS 13
RAM

4GB

ROM64GB、128GB、256GB
サイズ(高さ/幅/厚さ)150.9 mm、75.7 mm、8.3 mm
重量194 g
メインカメラ12M広角、12M超広角
サブカメラ12M
充電とバッテリー3,046mAh ワイヤレス充電対応
Wi-Fi802.11 1a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth5.0
おサイフ系NFC、FeliCa Apple Pay
ヘッドフォンジャック未対応
生体認証顔 Face ID
SIMnanoSIM、eSIM DSDV対応
microSD未対応
防水/防塵IP67
価格(税抜)Appleストア64,800円~

※横にスクロール出来ます。

iPhone 12シリーズ発売により1万円値下げされて現在は64,800円~購入可能です。

もちろん買うなら5,000円プラスで購入可能な128GBモデルがお得です。

1世代前の機種になりますがスペックは高く今から購入しても満足出来るでしょう。

4年間戦えるスペックはあります。

64GBモデルで考えると1万円プラスすれば最新式のiPhone 12 miniが購入可能です。

6.1インチサイズが欲しければ21,000プラスでiPhone 12になります。

もちろん最新機種であるiPhone 12がオススメですが21,000円の価格差をどう考えるかが難しいですね。

iPhone 8以前からの買い替えなら44,800円~のiPhone SE(第二世代)も候補に挙がります。

ただ一度でも6インチ級のスマートフォンに触った事があるなら6.1インチで選ぶ事になると思います。

大画面に慣れると小さい画面には戻れないですよね。

 

2位 iPhone SE(第二世代) スペック

※横にスクロール出来ます。

発売日(日本)2020年4月24日
CPUA13 Bionic
ディスプレイ4.7インチ 1,334 x 750解像度
OSiOS 13
RAM3GB
ROM64GB、128GB、256GB
サイズ(高さ/幅/厚さ)138.4 mm、67.3 mm、7.3 mm
重量148g
メインカメラ12M広角
サブカメラ7M
充電とバッテリー1,821mAh ワイヤレス充電対応
Wi-Fi802.11 1a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth5.0
おサイフ系NFC、FeliCa Apple Pay
ヘッドフォンジャック未対応
生体認証指紋
SIMnanoSIM、eSIM DSDV対応
microSD未対応
防水/防塵IP67
価格(税抜)Appleストア44,800円~

※横にスクロール出来ます。

コスパモンスターのiPhone SE(第二世代)は44,800円~と中身はハイエンド級なのに価格はミドルレンジ級です。

ストレージは増設出来ないので買うなら5,000円プラスの128GBモデルが一番コスパは良いです。

中身はiPhone 11そのものですがRAMが4GBから3GBへ、超広角カメラも非搭載です。

後は画面の大きさですが、上下にベゼルがあって4.7インチになります、しかしこれは指紋センサーとのトレードオフなので顔認証を取るか指紋センサーを取るかの問題でしょう。

安くてスペックの高いiPhone SE(第二世代)ですが大きな欠点があります。

バッテリーの弱さです。

安くてスペックが高くてもハードに使うと1日なんて持たないバッテリーは十分考慮すべき点です。

 

3位 AQUOS sense3 スペック

※横にスクロール出来ます。

発売日(日本)2019年11月2日
CPUSnapdragon 630
GPUAdreno 508
ディスプレイ5.5インチ 2,160 x 1080解像度
OSAndroid 9
RAM4GB
ROM64GB
サイズ(高さ/幅/厚さ)147mm、70mm、8.9mm
重量167g
メインカメラ12M、12M 2眼
サブカメラ8M
充電とバッテリー4,000mAh USB Type-C
Wi-Fi802.11 a / b / g / n / ac
Bluetooth5.0
おサイフ系NFC、FeliCa おサイフケータイ対応
ヘッドフォンジャック
生体認証指紋/顔
SIMnanoSIM
microSD最大512GB
防水/防塵IPX8/IP6X
価格(税抜)21,600円

※横にスクロール出来ます。

一時はiPhone SE(第二世代)と首位争いをしたAQUOS sense3ですが現在買うのならAQUOS sense4です。

Snapdragon 720Gを搭載したAQUOS sense4はAQUOS sense3とは比べられない程スペックアップしています。

カメラも標準、広角、望遠の3眼構成で無駄にカメラ数が多い様なモノクロとかはありません。

ただiPhoneなどと比べると価格が違うので劣って当たり前ですがカメラ性能は高くはありません。

ただAQUOS sense 4を選ぶ方はコストが第一だと思うので日中の撮影なら十分な性能はあります。

暗所はAI補正が大きくかかるのでそこが残念ですね。

暗所での撮影はマニュアル設定すればそこそこの画質で撮る事は可能ですが手軽に撮れないのが欠点になりますね。

動画性能はお世辞にも良いとは言えません。

 

最後に

2020年もiPhoneが強い1年でしたね。

iPhoneシェア率世界一な日本では当たり前なのかもしれません。

どうにかAQUOS sense3が頑張ってくれた2020年でした。

後継機のAQUOS sense4がかなりスペックアップしたので期待したい所ですがキャリアでの販売がドコモしか無いのが不安ですね。

SIMフリーでいくら売れてもキャリアの販売台数とは桁が違い過ぎます。

2021年はキャリアの在り方も大きく変わる年ですね。

ドコモの「ahamo(アハモ)」プランはインパクトが強く先行エントリーで30万の予約があったそうです。

オンラインに特化しているのと各種割引が無いなどドコモの個人ユーザーがごっそり移動するとは思えませんが格安SIMやサブブランドに流れたユーザーが「ahamo(アハモ)」プランへ移行するでしょう。

そうなると格安SIM会社もプランの見直しやサービスの見直しは必ずやって来ます。

2020年の年末に通常通りに発表したauが炎上した所からもユーザーのリテラシーが高まって来ているのが分かります。

キャリアのショップも変化するでしょう。

今まではキャリアで契約するとオンラインであっても高い料金が当たり前で自分で何でも出来る人は「ahamo(アハモ)」の様なプランへ移行してショップ任せな人は色々な手数料が取られる事が予想できます。

携帯電話業界が大きく変化する年になります。

話しが逸れましたがキャリアのiPhoneはAppleストアよりも高く設定されています。

「ahamo(アハモ)」の様なプランを契約する人は直接AppleストアでSIMフリーiPhoneを購入するでしょう。

SIMフリーランキングにiPhoneが登場するにはまだ先だとは思いますがこれからは増えるでしょうね。