Rakuten Handが相変わらず1位で8週連続の1位になります。
楽天モバイルへの駆け込み需要もありますが、先週の1位から3位まで独占していた状態では無くなって来ています。
買いたくても「在庫切れ」が多いのですよね。
2位のOPPO A73は楽天モバイルも扱っているのでその影響だと思いますが、3位にReno3 A(Y!mobile版)がランクインしてきました。
今週のSIMフリーランキングを見て行きます。
今売れてるSIMフリースマホTOP10 3/6
「BCNランキング」2021年2月22日から28日の日次集計データによると、SIMフリーAndroidスマートフォンの実売台数ランキングは以下の通りとなった。
1位 Rakuten Hand(Tinno Mobile Technology)
2位 A73(OPPO)
3位 Reno3 A(Y!mobile)(OPPO)
4位 AQUOS sense4 lite SH-RM15(シャープ)
5位 Reno3 A(OPPO)
6位 Rakuten Mini(Tinno Mobile Technology)
7位 Galaxy A21(UQ mobile)(SAMSUNG)
8位 BASIO4(UQ mobile)(京セラ)
9位 Reno3 A(UQ mobile)(OPPO)
10位 Redmi 9T 4GB+64GB(Xiaomi)
参照:https://www.bcnretail.com/research/detail/20210306_216227.html 様
1位はRakuten Hand。
先週の1位をキープ。
8週連続の1位になります。
楽天モバイルのオリジナルスマートフォンの1台で、他には6.9インチの5G対応のRakuten BIG、3.6インチのRakuten Miniがあります。
3台ともにeSIMのみの対応になります。
元々税込み2万円丁度で発売されましたがポイントが多く現在のポイントは端末ポイントが19,999ポイント+「だれでも5,000ポイント」で24,999ポイントです。
ただでさえ安いのに4,999ポイント得をしまうのでRakuten Handに人気が集中しています。
スペックもSnapdragon 720Gを搭載しているのでサクサク動きます。
防水は防滴程度ですがおサイフケータイを搭載しているので日本では好まれる仕様になっています。
執筆時点では「販売の再開は、3月中旬以降を予定」となっています。
2位はA73。
先週の4位から2位へランクアップ。
A73も楽天モバイルの関係で売れています。
OPPOのA73は2020年11月20日に発売されたばかりの日本ではA5 2020の後継機と言える機種です。
Snapdragon 662搭載でおサイフケータイと防水には非対応です。
レザー調のポップなデザインが特徴で「ケースに入れずに裸で使いたい」1台です。
Androidスマートフォンでは珍しいeSIM+物理SIM対応機種で今月から始まる3大キャリア20GBプランではすべてeSIM対応になるでしょう。
最近のiPhoneでは当たり前のeSIM+物理SIMですが気軽にSIMの入れ替えが出来ないのでSIMを複数のスマートフォンで使いたい場合、物理SIMは1枚だけなので物理SIM2枚によるDSDDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)が使えません。
ガジェット好きじゃ無ければ通常、契約回線は1回線でしょうが複数の物理SIMを使い分けてDSDSしている人にはまだ早い仕様ですね。
在庫ありで実質価格も5,800円なので他のお得な機種の「在庫切れ」を避けた結果、実用的で安いOPPO A73に現在集中しています。
3位はReno3 A(Y!mobile版)。
先週の5位から3位へランクアップ。
ワイモバイルの主力機になっていて安く購入出来ます。
執筆時点で価格は10,800円~ですがPayPayボーナスが最大で端末セットだと最大11,555円相当もらえるので損では無いですね。
有機ELディスプレイ搭載、画面内指紋、顔認証、RAM6GB、ストレージ128GB、もちろんおサイフケータイと防水に対応と余裕があります。
販路も多く、発売されてからすぐにSIMフリーランキングの常連になっています。
キャンペーンが多く、PayPayボーナスがもらえるのには「先にエントリー必須」がある「どこでももらえる特典」には注意です。
学割、家族割で安く抑える事が出来ます。
「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」がワイモバイルだと付いてきます。 これは今月サービス開始のソフトバンク「LINEMO」に熱望されていて追加されなかった特典です。
Yahoo!ショッピング、PayPayモール、LOHACOの買い物で最大3%相当(Tポイント1%+PayPayボーナス2%)やスマホの写真や動画など容量無制限でバックアップしてくれる「Yahoo!かんたんバックアップ」、ヤフオク!が安く使えるなどメリットは多くあります。
他にも特典が多くありお得度は高いです。
4位はAQUOS sense4 lite。
先週の2位から4位へランクダウン。
楽天モバイルの専売モデルでAQUOS sense3 liteの後継モデルです。
このモデルもAQUOS sense4をベースに広角カメラを非搭載した以外はAQUOS sense4と同じスペックですが変わった点が一つあります。
eSIM+物理SIMのデュアルSIMでDSDV対応モデルです。(AQUOS sense4 SIMフリーモデルは物理SIM2枚のDSDV対応)
合計のポイント還元が20,000ポイントで実質12,800円で購入出来ます。
前機種のAQUOS sense3 liteが端末ポイントが0になり実質20,980円なので新機種の方が安いという逆転現象が起きています。
売れているAQUOS sense4の派生モデルなので実質12,800円は安すぎます。
楽天モバイルで購入出来る筆者オススメ第一位のスマートフォンになります。
1位のRakuten HandはeSIMのみの対応ですがAQUOS sense4 liteはeSIM+物理SIMなので楽天モバイルをeSIMで契約して現在使用中の物理SIMを挿せば「圏外」を考える事が無いのでオススメな使い方です。
Rakuten Linkアプリを使って24時間かけ放題を使いながら圏外を考えなくて良い最強の使い方が出来ます。
回線の繋がりにくい部分を補いながら1台のスマートフォンで完結出来るのでオススメです。
5位はReno3 A。
先週の7位から5位へランクアップ。
無印版のランクアップの理由は楽天モバイルでしょう。
実質14,800円で内訳は端末ポイント20,000と「だれでも5,000ポイント」で現在での最大の25,000ポイントを受けられます。
楽天モバイルの「300万人まで1年間無料キャンペーン」への駆け込み需要で「在庫切れ」を避けた結果伸びているものと考えます。
Reno3 Aは物理SIM2枚のDSDV対応機種です。
スマホのSIM差し替えはやはり物理SIMの方がまだやりやすいです。
複数台の端末を持っているならなおさらです。
6位はRakuten Mini。
先週の3位から6位へランクダウン。
楽天モバイルのオリジナルスマートフォンの1台で、色々な意味で世間を騒がせたRakuten Mini。
バンドの関係でオススメ出来るスマートフォンではありません(楽天モバイル解約後はただの音楽プレイヤー)が価格が1円と昔のRakuten Miniのバラマキを思い出させます。
1位のRakuten Handと同じくeSIMのみの対応でRakuten Miniの現行モデルはバンド1に対応していない為、楽天モバイル以外では使えません。
それでも販売価格が1円なので極力現金を支払いたくない方にはオススメ出来ます。
Rakuten Handは2万円支払って24,999ポイントで4,999ポイント得をします。
Rakuten Miniは1円支払って4,999ポイント得をします。
同じ4,999ポイント得をしてもRakuten UN-LIMIT V契約には初期手数料は無料なので1年間無料を含めても「1円だけ払えば」済むところが違います。
執筆時点では「在庫切れ」となっています。
7位はGalaxy A21(UQ mobile版)。
先週の10位から7位へランクアップ。
先週初ランクインをしてからUQモバイルのスマートフォンではトップに躍り出たGalaxy A21。
2020年12月12日からUQモバイルから発売されたスマートフォンで19,800円と安い価格ですがMNPだと550円と激安です。
2月1日から始まった「くりこしプラン」は優秀なので特に一番安い3GBの「くりこしプランS」で契約して極力安く済ませたいならGalaxy A21は良い選択肢になるでしょう。
スペックは高くないですがおサイフケータイと防水に対応でゲームなどをしないなら不便は無いでしょう。
8位はBASIO4(UQ mobile版)。
先週の8位をキープ。
UQモバイルで一番売れていましたがGalaxy A21に抜かれました。
理由はお察しです。
まさかのおサイフケータイ非対応!生体認証も非対応。
Antutuベンチマーク スコアで6万5千ほどと驚きの低スペックです。
シニア向けなのでしょうが、普通の方ならスペックを見ただけで避けるスマートフォンです。
UQモバイルのラインナップはAQUOS sense3 basicやBASIO4など低スペックでコストを抑えた機種が多いです。
9位はReno3 A(UQ mobile版)。
先週の圏外から9位へランクイン。
UQモバイルのラインナップで一番まともと思えるReno3 A。
ランクインにより今週はReno3 Aのトリプルランクインが実現しました。
11,880円~購入出来てキャンペーンによりau PAY3,000円分キャッシュバックがあります。
くりこしプランS:3GBは月額1,480円と格安SIMに迫る料金設定です。
これで店頭サービスあり、回線品質も良いのですからお得なプランです。
10位はRedmi 9T 4GB+64GB。
先週の6位から10位へランクダウン。
2月5日に発売されたばかりの機種でSnapdragon 662を搭載して価格は15,900円(税抜)と激安です。
トリプルスロットを搭載しているので2枚の物理SIMに加えてSDカードも使えます。
OPPOのA73と良く似たスペックですがRedmi 9Tの方が価格的にも優位性が高いです。
FMラジオ、デュアルスピーカー、赤外線、6,000mAhの大容量バッテリー、4眼カメラで広角カメラも搭載しています。
goo Simseller 楽天市場店、goo Simseller PayPayモール店で開催しているセールだと1円です。
販路は相変わらずXiaomiは少ないので、そこがネックですね。
圏外へ行った機種は?
先週9位だったAQUOS sense4が圏外へ行きました。
これには驚きです。
Snapdragon 720Gを搭載していてバッテリー持ちは最高な1台なのになぜでしょうか?
発売当初はカメラ性能やタッチ感度に不満がありましたがソフトウェアアップデートで現在は価格相応に問題の無い状態です。
動画性能はお世辞にも良いとは言えませんが。
あれだけ人気だったのに楽天モバイルの駆け込み需要からランクを落として、ついに圏外です。
今週のダブルランクイン
Reno3 Aが36週連続のダブルランクインになります。
今週はトリプルランクインを果たしています。
今週のピックアップ
2位にランクインしたOPPO A73を紹介したいと思います。
2位 A73 スペック
※横にスクロール出来ます。
発売日(日本) | 2020年11月20日 |
CPU | Snapdragon 662 |
GPU | Adreno 610 |
ディスプレイ | 6.44インチ有機EL 2,400×1,080解像度 アスペクト比20:9 |
OS | ColorOS7.2 Android 10 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 159.8mm、72.9mm、7.45mm |
重量 | 162g |
メインカメラ | 16M、8M超広角、2Mモノクロ、2Mポートレート 4眼 |
サブカメラ | 16M Sony IMX471 |
充電とバッテリー | 4,000mAh USB Type-C QuickCharge 3.0(9V/2A) |
バンド | 4G: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B26/B28/B38/B41 |
3G:WCDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 | |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
おサイフ系 | 非対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 |
生体認証 | 画面内指紋/顔 |
SIM | nanoSIM、eSIM DSDV対応 |
microSD | 最大256GB |
防水/防塵 | 非対応 |
価格(税込) | 30,800円 |
※横にスクロール出来ます。
CPUはSnapdragon 662を搭載しています。
11nmプロセスのチップセットで2 GHzのKryo 260 Goldを4コアと1.8 GHzのKryo 260 Silver4コアを搭載しています。
Antutuスコアで17万8千ぐらいとSnapdragon 665と同程度のスペックを持ちます。
条件次第では少し上回るでしょう。
日本ではiPhoneとGoogle Pixelを除くとAQUOS sense4 lite(発売が11月12日)に続いて2番目にeSIM+物理SIMに対応した機種になります。
おサイフケータイと防水には非対応です。
ライバルになるのは2月5日に発売されたXiaomiのRedmi 9T 4GB+64GB 17,490円(税込)でしょう。
ディスプレイは有機ELディスプレイを搭載したOPPO A73に軍配が上がりますが、その他ではカメラ性能やトリプルスロットなどと価格面でもXiaomi Redmi 9Tが優勢です。
ただ持った印象はレザー調が美しく飽きのこないボディになっています。
カラフルで見た目は良いです。
今週の動向
楽天モバイルへの駆け込み需要の期限も4月7日と決まり、「在庫切れ」が惜しい状態ですね。
SIMだけ契約でもお得なんですけど、やっぱりお得にスマートフォンもゲットしたいですよね。
今回のランキングでは「300万人まで1年間無料キャンペーン」の受付を2021年4月7日で終了するニュース前の集計なので今後はまた駆け込み需要が増えるでしょう。
在庫切れなどを更新しているのでチェックしてみて下さい。
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arrows RXが実質0円ですがスペックが低すぎるために「いつも在庫があります(笑)」まぁ筆者もオススメしません。
同じようにGalaxy A7だと実質-1,300円で1,300円得をしますが2年前の機種なのでこれもダメですね。
そうなると在庫のある中で一番安いOPPO A73の実質5,800円に集中してしまう訳です。
2位までランクアップも頷けるでしょう。
キャリアの20GBプランが注目されている3月ですが、サブブランドのワイモバイル、UQモバイルも20GBまで必要が無い人には店頭サポートもあるのでランキングにも表れていますね。
まぁどちらもiPhoneを除けばラインナップが残念な所がありますが、、、、
格安SIM会社も続々と料金改定や新プランでお得になって来ました。
残った大御所はOCNモバイルONEですが3月に発表予定です。
多くのスマートフォンを安く売っている事でも有名なので注目です。