今年初めての今売れているSIMフリースマホランキングになりますね。
なんと、Rakuten Handが1位になっています。
昨日の1月22日から新しいキャンペーンを始めた楽天モバイルはこのまま快進撃をしていくのでしょうか?
0円で1年間無料で通信回線が持てて、通話も無料な上に実質6,999円得をしてしまうのですから驚きですよね。
それでは今週のSIMフリーランキングを見て行きます。
今売れてるSIMフリースマホTOP10 1/23
「BCNランキング」2021年1月11日から17日の日次集計データによると、SIMフリーAndroidスマートフォンの実売台数ランキングは以下の通りとなった。
1位 Rakuten Hand(Tinno Mobile Technology)
2位 Reno3 A(Y!mobile)(OPPO)
3位 AQUOS sense3 lite SH-RM12(シャープ)
4位 A5 2020(OPPO)
5位 A73(OPPO)
6位 AQUOS sense4 SH-M15(シャープ)
7位 nova lite 3+(Huawei Technologies)
8位 Reno3 A(UQ mobile)(OPPO)
9位 nova 5T YAL-L21(Huawei Technologies)
10位 Reno3 A(OPPO)
10位 BASIO4(UQ mobile)(京セラ)
参照:https://www.bcnretail.com/research/detail/20210123_209852.html 様
1位はRakuten Hand。
前回の9位初ランクインから1位へランクアップ。
楽天モバイルのオリジナルスマートフォンの1台で、他には6.9インチの5G対応のRakuten BIG、3.6インチのRakuten Miniがあります。
Rakuten Handは5.1インチ有機ELディスプレイで丁度中間サイズになります。
この3台の楽天モバイルのオリジナルスマートフォンの特徴はすべてeSIMのみの対応な所です。
Rakuten Handの特徴は丁度持ちやすい大きさにSnapdragon 720Gを搭載しているのでゲームまで出来ちゃうスペックのある所ですね。
これが2万円で購入出来て26,999円のポイント還元な所です。6,999円得する事になります。(執筆時点2/2まで、それ以降は24,999円のポイント還元だと思われます)
コスパ抜群のモデルになります。
2位はReno3 A(Y!mobile版)。
前回の3位から2位へランクアップ。
ワイモバイルの主力機になっていて安く購入出来ます。
10,800円ですがPayPayボーナスが最大で端末セットだと11,555円分もらえるので逆に得してしまいます。
これが大きな要因でしょう。
正直、ワイモバイルのラインナップはiPhone SE(第二世代)、Reno3 A、Xperia 10 IIぐらいしか良いのが無いので一番安いReno3 Aに集中していると思います。
Reno3 Aは複数ランクインしていますが、Y!mobile版が上位に来ているのは「価格」とPayPayボーナスでしょう。
3位はAQUOS sense3 lite。
前回の2位から3位へランクダウン。
楽天モバイルの専売モデルです。
AQUOS sense3のダウングレードモデルですが広角カメラの削除以外はスペックに変わりはありません。
あれだけ売れたAQUOS sense3シリーズなので人気があります。
2月2日までは「実質3,,980スマホ」(それ以降は実質5,980円になると思います)ですが「実質0円以下スマホ」があってもAQUOS sense3 lite方が売れている印象です。
今回はRakuten Handがお得なので伸びてきましたがAQUOS sense3 liteはRakuten UN-LIMIT Vのサービス開始から長く支えてきた名機ですね。
4位はA5 2020。
前回の1位から4位へランクダウン。
A5 2020も楽天モバイルを支えてきた主力機ですね。
主力機だったのに昨年12月8日に端末ポイントを0にするという残念なポイント改正を行いましたが1月7日に15,000ポイントへ変更され現在は2月2日まではだれでもポイントを含めると「実質20円スマホ」になっています。(2月2日以降は2,020円スマホになると思います)
売れているReno3 Aと同じSnapdragon 665搭載なのでおサイフケータイと防水に非対応な部分に不便が無ければオススメな1台です。
5位はA73。
前回の圏外から5位へランクイン。
12/19に初ランクインしてから翌週には圏外へ行ってましたがコスパの良い新しいOPPOのAシリーズと言う所で戻って来ましたね。
Snapdragon 662を搭載でSnapdragon 665と同程度のスペックを持ちます。
おサイフケータイと防水には非対応です。
Androidスマートフォンでは珍しいeSIM+物理SIMのDSDV対応になります。
「レザーのような質感を目指した」とあるようにポップな印象なボディを持ちます。
実売価格は5千円前後が多いですね。
6位はAQUOS sense4。
前回の4位から6位へランクダウン。
待っていた人が多いSnapdragon 720G搭載で新しくなったAQUOS sense4のSIMフリーモデル。
バッテリーの持ちはモバイルバッテリーが必要無いぐらいに持ちます。
スペックの高いCPUとバッテリー持ちに重点をおいている方にはオススメなモデルです。
もちろんおサイフケータイと防水に対応しているので全部入りのスマートフォンです。
賛否両論あるのはカメラ性能でしょうね。
スナップ程度なら問題無いのですし、暗所撮影でもマニュアルならそれなりに撮れますがスマートフォンなので気軽にオートで綺麗な写真が撮れないと不満が出ます。
動画撮影は日中を含めて良いとは言えません。
ソフトウェアアップデートで何とかなるなら良いのですが、、、、
写真の画質をそんなに求めてないなら一押しのスマートフォンなのは変わりません。
7位はnova lite 3+。
前回の6位から7位へランクダウン。
BIGLOBEモバイルでは現在、実質8,720円で売られています。
スマートフォンとしては安いのですがnova lite 3の焼き直しモデルなのでオススメは出来ません。
安く済ませたい方には良いかもです。
8位はReno3 A(UQ mobile版)。
前回の8位をキープ。
UQモバイルのラインナップでは一番安くまともだと思います。
11,880円で購入出来て回線品質も良いのでおススメです。
UQモバイルは格安SIM殺しな価格改正をして来たので安く抑えたいなら2月1日から始まる「くりこしプラン」がオススメです。
9位はnova 5T。
前回の圏外から9位へランクイン。
ランキング中、最もハイスペックなスマートフォンになります。
Kirin 980搭載でAntutuスコアで37万点を叩き出すスペックになります。
家電量販店で安く売られている印象が強いです。
個人的にファーウェイはもう無いかなって感じが大きいですがこのスペックで実質税込み価格で34,800円なら価格が上がってもお買い得な1台です。
10位はBASIO4(UQ mobile版)。
前回の10位をキープ。
安さだけが取り柄のBASIO4ですがWEBだと15,840円と現在は価格が上がっています。(去年の12月に入るまではスペックが低いけどラインナップで一番安いのが売りでした)
UQモバイルのラインナップはReno3 A以外は正直、魅力的なスマートフォンは無いです。
どうしてここまでラインナップを酷くするのか理解に苦しみます。
圏外へ行った機種は?
前回5位だったReno3 A(無印)が圏外へ行きました。
無印版が圏外とは、、、格安SIMが苦戦してますね。
ずっと無印版がけん引してランクを上げてきた印象が強いだけに驚きですね。
これでトリプルランクインが今週は無くなりました。
前回7位だったZenFone Max (M2) 64GBが圏外へ行きました。
ずっと下位ランクをうろついていた印象が強かったですがついに圏外へ行きました。
今週のダブルランクイン
Reno3 Aが30週連続のダブルランクインになります。
今週のピックアップ
1位になったRakuten Handを紹介したいと思います。
1位 Rakuten Hand スペック
※横にスクロール出来ます。
発売日(日本) | 2020年12月8日 |
CPU | Snapdragon 720G |
GPU | Adreno618 |
ディスプレイ | 5.1インチ有機EL 1,520x720解像度 |
OS | Android 10 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 138mm、63mm、9.5mm |
重量 | 129g |
メインカメラ | 48M、2M深度測定 2眼 |
サブカメラ | 16M |
充電とバッテリー | 2,750mAh USB Type-C |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
おサイフ系 | NFC、FeliCa おサイフケータイ対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 |
生体認証 | 画面内指紋/顔 |
SIM | eSIM |
microSD | 非対応 |
防水/防塵 | IPX2/IP5X |
カラーバリエーション | ブラック、ホワイト、クリムゾンレッド |
価格(税抜) | 18,182円 |
※横にスクロール出来ます。
税込み価格で丁度20,000円。
楽天モバイルのオリジナルモデル。
2020年12月8日発売で執筆時点(2021年1月23日)で「実質0円以下スマホ」と強気なポイント還元になっています。
おサイフケータイと防水(IPX2なので防滴程度ですが)に対応して、Snapdragon 720G搭載とスペックは高いですが、eSIMのみの対応なので現時点では音声通話に対応しているRakuten UN-LIMIT Vしか対応キャリアは無いです。 データ通信ならIIJmioがあります。(miniと違ってバンド対応が広いです)
この先3大キャリアの20GBプランでeSIMは発展していくでしょうが現時点での話しです。
microSDも非対応でスペック表から見ても色々コストダウンをしているのが分かります。
それでも有機ELディスプレイ搭載でSnapdragon 720G搭載と快適に使えるスマートフォンです。
Rakuten UN-LIMIT Vは契約事務手数料無料で300万人まで1年間無料なので1年間0円で通信回線が使えます。
「Rakuten Link」アプリで通話とSMSが無料なので通話料もかかりません。 データ通信も無制限(10GB/日制限はあり)です。
楽天エリアが弱点ですが地方の筆者の自宅でも12月に楽天エリアになったので生活圏が楽天エリアならオススメなプランです。
Rakuten Handの料金の内訳ですがセット販売でのポイント還元なので最初に2万円は支払う必要があります。
Rakuten UN-LIMIT Vの契約自体は契約事務手数料無料で300万人まで1年間無料なので1年間0円です。
端末ポイントが19,999ポイント、だれでも5,000ポイント、さらに2,000ポイント(2月2日まで)で合計すると26,999ポイントもらえます。
つまり実質ですが6,999ポイント分得をするという事になります。
ポイントは楽天市場で使えるので無駄にはならないでしょう。
ポイントに目が行きがちですが一番お得なのは300万人まで1年間無料キャンペーンです。
毎月2,980円を12か月無料なので35,760円(税抜)が無料になります。
筆者の見た感じですと現在駆け込み需要で契約数は加速しているので3月には300万達成すると思われます。
サービス開始の4月にはお世辞にも楽天エリアが広いとは言えませんでしたが現在はかなり広がっているので、今Rakuten UN-LIMIT Vに入るのが一番お得な時期と言えます。
300万人達成したらお得感は一気に無くなります。
今週の動向
eSIMのみの対応はガジェット好きな筆者としてはネックですがRakuten Handのスペックと価格、ポイント還元を考えると納得の1位ですね。
実質ですが6,999ポイント分得をするなんて通常あり得ないでしょう。
しかもRakuten UN-LIMIT V自体が契約事務手数料無料で300万人まで1年間無料なので1年間0円な上にデータ無制限、24時間かけ放題とお得なサービスです。
問題は3月ですね。
3大キャリアの20GBプランが発動する時期とRakuten UN-LIMIT Vサービス開始の4月に加入した大勢の人の1年間無料の最後の月です。
300万人も達成してしまうと新規の加入は減少するでしょう。
楽天モバイルも何か手を打ってくるでしょうが、1年間無料期間の延長ぐらいはしないと流出は防げないでしょう。
ランキングの話しに戻りますがAQUOS sense4は苦戦していますね、、、
良いスマートフォンは間違いないのですが、AQUOS sense3の時よりも販路が少ないのが気になります。
またMVNO(格安SIM)は緩やかに伸びて来ていましたが現在横ばいになって来ています。
アハモなどの20GBプランで3月まで様子見が多くなっている印象が強いです。
SIMフリーランキングも顔なじみが多く一部の機種が圏外とランクインを繰り返している感じですね。
総務省は各MVNOの大手キャリアとMVNOとの間で競争面における「イコールフッティング」を担保できるような取り組みを求めているのを早急に対処しないとMVNOは大手以外は全滅する恐れも出ています。
安くSIMフリースマートフォンが入手出来るようにMVNOには頑張ってもらいたいと思います。