先週に続いてiPhoneの4強は変わりませんが、珍しい機種がランクインして来ています。
SIMフリーランキングならわかるのですがシリーズ別ランキングにHuawei P30 liteがランクインしています。
他にもiPhone 11がランクインするなどコスパで選ばれているのが良く分かるランキングになっています。
シリーズ別ランキングになります。
今売れてるスマートフォンTOP10 5/30
「BCNランキング」2021年5月17日から23日の日次集計データによると、スマートフォン(シリーズ別)の実売台数ランキングは以下の通りとなった。
1位 iPhone SE(アップル)
2位 iPhone 12(アップル)
3位 iPhone 12 Pro(アップル)
4位 iPhone 12 mini(アップル)
5位 AQUOS sense3 basic(シャープ)
6位 Galaxy A21(SAMSUNG)
7位 AQUOS sense5G(シャープ)
8位 P30 lite(Huawei Technologies)
9位 iPhone 11(アップル)
10位 AQUOS sense4 basic A003SH(シャープ)
Source:BCNランキング
1位はiPhone SE(第二世代)。
先週の1位をキープ。
2週連続の1位になります。
コスパモンスターのiPhone SE(第二世代)が先週に引き続いて1位です。
この状態はまだまだ続くでしょう。
日本で人気のiPhoneラインナップでコスパに優れた大人気モデル。
スペックはハイエンドなみ、しかし価格はミドルレンジクラス。
これで売れない訳がありません。
しかも販路も多く格安SIMでは3万円前半、3Gからの買い替えでは0円もあるほど安く購入が可能です。(5月から0円は少ないですがあります、ただし筆者近くの家電量販店ではありませんでした)
iPhoneラインナップで唯一の指紋センサー「Touch ID」を搭載しています。
現在のコロナ禍では使いやすいiPhoneです。
上下にべセルがあるデザインになりますがiPhone 8以前からの買い替えなら逆に慣れたデザインで好感が持てるぐらいです。
ただしバッテリーの持ちは弱いのでハードに使う方にはオススメ出来ません。
2位はiPhone 12。
先週の2位をキープ。
2週連続の2位になります。
新しいiPhoneに買い替えたいならオススメNo1モデル。
毎年や2年ごとにiPhoneを買い換えるなら顔認証(Face ID)にも慣れているでしょう。
Apple Watch Series 3 以降を持っているならマスク着用時でもロック解除が可能になりました。
iPhone 12シリーズで基本モデルと言える6.1インチディスプレイのiPhone 12は標準カメラと超広角カメラを搭載しています。
基本性能ではiPhone 12シリーズすべて同じなのでProシリーズとの違いは望遠カメラの有無になります。
細かく言えば違いはありますが最新のiPhoneを楽しみたいならやはりiPhone 12が一番「無難」でオススメ出来るモデルになります。
最近は6.4インチのスマートフォンも増えてきましたが6.1インチのディスプレイは最近では大き過ぎず、かといって小さい訳でも無く丁度良い大きさだと思います。
3位はiPhone 12 Pro。
先週の3位をキープ。
2週連続の3位になります。
6.1インチで最高性能が欲しいならiPhone 12 Proになります。
筆者はiPhone 12シリーズで一番微妙だと思うのは変わりません。
ディスプレイサイズ以外で差別化されたのが大きいですね。
もし大きさに問題が無いなら強くiPhone 12 Pro Maxをオススメします。
普段持ち歩くモノなので大きさも重要ですが許容出来そうならiPhone 12 Pro Maxの検討もした方が良いです。
4位はiPhone 12 mini。
先週の4位をキープ。
2週連続の4位になります。
日本ではまだまだ人気のある最新iPhoneのコンパクトモデル。
筆者もiPhone 12シリーズ発表の際に一番気になっていたのがPhone 12 miniですがグローバル視点だと人気がありません。
小さくても5.4インチあってiPhone 12をそのまま小さくしたモデルでスペックも高いですけどね。
コスパや指紋センサー「Touch ID」を考えるとiPhone SE(第二世代)になってしまいます。
iPhone 8以前のモデルからの買い替えだと違和感もありません。
iPhone 12同等のスペックがあっても11,000円の価格差なら6.1インチのiPhone 12を買った方が後悔が少ないでしょう。
「コンパクト」が求められていたのではなく「コンパクト+安さ」が求められていたのを証明した形になっています。
5位はAQUOS sense3 basic。
先週の6位から5位へランクアップ。
現在のAndroidスマートフォンの最高ランクになります。
2020年6月19日に発売されたAQUOS sense3 basicはAQUOS sense3の廉価版です。
ランクインの原因は新規でも11,880円、MNPなら550円という安さにあります。(UQモバイル)
これは6位のGalaxy A21と良く似た料金設定ですが新規でも安い所が大きいです。
ただ正直AQUOS sense3 basicはオススメ出来ません。
結構酷いダウングレードがされていてRAM4GB→3GB、広角カメラ非搭載、指紋センサー非搭載、ストレージ64GB→32GB、おサイフケータイ非搭載とオススメ出来ないスマートフォンの筆頭に挙げられるぐらい酷いです。
AQUOS sense3の名は持っていますがコスト下げるためにダウングレードが酷すぎます。
初めてのスマホやシニア向けだと思われますがRAM4GB→3GB、広角カメラ非搭載、ストレージ64GB→32GBは理解出来ます。
しかし指紋センサー非搭載、おサイフケータイ非搭載は理解出来ません。
おサイフケータイぐらいは搭載して欲しかったものです。
6位はGalaxy A21。
先週の7位から6位へランクアップ。
スペックが低いので微妙だと思っていましたがおサイフケータイと防水に対応しており価格の安さが売りです。
スペックが低いと言ってもAnTuTuベンチマークスコアは12万点ほどあるのでゲームなどしないなら問題の無いレベル。
2020年10月23日に発売したドコモのモデルは22,000円(税込)と安いです。
定価が安いので家電量販店だと1円も多いです。
2020年12月12日に発売したUQモバイルだと19,800円(税込)、MNPなら550円~とかなり安いです。
2月1日から始まった「くりこしプラン」は優秀なので特に一番安い3GBの「くりこしプランS」で契約して極力安く済ませたいならGalaxy A21は良い選択肢になるでしょう。
「くりこしプラン」は人気の様で安く購入出来るGalaxy A21が一緒に買われている印象です。
UQモバイルは「くりこしプラン」とGalaxy A21の価格の安さで契約者数が伸びている印象です。
UQモバイルはこちら
7位はAQUOS sense5G。
先週の5位から7位へランクダウン。
好調だったAQUOS sense5GですがUQモバイルの格安スマホに押し下げれた感じになっています。
2021年2月5日に発売されたばかりの5G対応モデルになります。
2021年3月12日にはSIMフリーモデルも発売されています。
SoCは違いますが限りなくAQUOS sense4を5G対応にしたモデルだと思っても間違いないでしょう。
細かく言い出すと差異はありますが大きく異なるのはSoC:Snapdragon 720G、Snapdragon 690 5Gの違いぐらいでボディやディスプレイ、カメラモジュールなどは共通です。(5G端末なのでアンテナ配置が多くなって見た目はちょっと違います)
今からAQUOS sense4を検討していた方にはAQUOS sense5Gも候補に挙がって悩みますね。
5Gが広がるは2年先の話しだと思っているのでどちらでも良いかと思いますが、どうせなら新しいモデルを購入した方が後悔が少ないと思います。
8位はP30 lite。
先週の圏外から8位へランクイン。
SIMフリーランキングでは5月22日にランクインしていたP30 liteがシリーズ別にもランクインして来るとなると、かなり売れている事が分かります。
売れている原因は価格の下落です。
ずっと24,800円で売られていたのが5月14日から18,909円と6千円近く価格が下がっています。
Amazonのタイムセール祭り期間では17,900円と7千円近く安くなっていました。
執筆時点の価格は18,909円です。
これはかなりお値打ちです。
Reno3 AやXperia 10 IIに搭載されているSnapdragon 665と同等のスペックです。
Amazon HUAWEI P30 Lite ピーコックブルー
9位はiPhone 11。
先週の圏外から9位へランクイン。
調べてみたら2020年12月13日の9位ランクイン以降久々のランクインとなります。
ahamoの影響でかなり売れていましたがPOSデータには反映されないと思うのでUQモバイルや格安SIMでのセールでしょうね。
5Gなんてまだまだ先だと思っている方にオススメしたいiPhoneです。
iPhone SE(第二世代)のバッテリーの弱さやディスプレイの狭さもありません。
A13Aチップは1世代前でも通常使いなら違いを感じる事は無いぐらいハイエンドです。
買うならUQモバイルをオススメします。
「くりこしプラン」は格安SIM並みの安さと回線品質が良いのでキャリアから移っても快適です。
iPhone 11が49,680円で購入出来るので一押しですね。
UQモバイルはこちら
10位はAQUOS sense4 basic。
先週の圏外から10位へランクイン。
AQUOS sense3 basicが5位で現行機種のAQUOS sense4 basicが10位は意外ですね。
AQUOS sense3 basicは上で書いた様に酷いダウングレードがされていますがAQUOS sense4 basicはそこまで酷くないダウングレードになっています。
それでもAQUOS sense4と比べると広角カメラ非搭載、RAM4GB→3GB、指紋センサー非搭載(顔認証は搭載)となっています。
MNPなら4,968円、新規なら15,408円と安く購入が出来ますが現在オンラインでは在庫にありません。
6月3日に発売されるReno5 Aが実質18,600円で購入出来るのでスペックが高くおサイフケータイと防水に対応したReno5 Aを検討した方が良いかもです。
ワイモバイルはこちら
圏外へ行ったのは?
先週8位だったiPhone 12 Pro Maxが圏外へ行きました。
まぁ高額なiPhoneなので順当なのではないでしょうか。
先週9位だったReno3 Aが圏外へ行きました。
SIMIフリーランキングでは常連でシリーズ別でも上位にランクインしていた事が多かったReno3 Aの圏外は考えさせられるものが多いですね。
調べてみたらシリーズ別では2020年10月4日のランクインから先週の5月23日まで長くランクインしていたと考えられます。
後継機のReno5 Aが6月3日から発売されるのでその影響があったのかもしれません。
思えばシリーズ別では徐々にランクを落としてきてUQモバイルでは5月13日で販売終了となっており世代交代の時期になっています。
Reno5 Aは一気にスペックアップをしているので今後はReno5 Aに置き換わって行くでしょう。
先週10位だったBASIO4が圏外へ行きました。
今週のピックアップ
久しぶりに今週のピックアップをやりたいと思います。
何度も蘇って忘れた頃にランクインするP30 liteを紹介したいと思います。
P30 lite スペック
※横にスクロール出来ます。
発売日(日本) | 2019年5月13日 |
CPU | Kirin 710 |
GPU | Mali-G51 MP4 |
ディスプレイ | 6.15インチ 2312 x 1080解像度 |
OS | EMUI 9.0 (Android 9) |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 159.8mm、76.8mm、7.5mm |
重量 | 168g |
メインカメラ | 24MP標準 8MP超広角 2MP深度測定 3眼構成 |
サブカメラ | 24M |
充電とバッテリー | 3,340 mAh 18W急速充電 USB Type-C |
Wi-Fi | 802.11 a / b / g / n / ac |
Bluetooth | 4.2 |
おサイフ系 | 未対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 |
生体認証 | 指紋/顔 |
SIM | nanoSIMx2(DSDV対応) microSDと排他使用 ※nanoSIMx2は通信会社によります。 |
microSD | 最大512GB |
防水/防塵 | 非対応 |
価格(税込) | 18,909円(執筆時点のAmazon価格) |
※横にスクロール出来ます。
カメラが優秀というかAI補正が優秀なんですよね。
ナイトモードにも対応しており暗所での撮影でもこのクラスとしてはノイズが少なく撮影できます。
おサイフケータイと防水には非対応です。
普段使いなら今でも十分なスペックがあります。
Amazon HUAWEI P30 Lite ピーコックブルー
今週の動向
1位から4位までのiPhone SE(第二世代)、iPhone 12、iPhone 12 Pro、iPhone 12 miniは鉄板構成でここを崩すのはかなり難しい状態です。
2021年夏モデルがこれから出て来るのでそこでランキングが崩れるのは考えられます。
しかし一時のランキングになる気がします。
徐々に崩れて行くのは最初がiPhone 12 mini、次にiPhone 12 Proだと思われますが1位のiPhone SE(第二世代)と2位のiPhone 12は強すぎます。
AQUOS sense5Gが7位までランクダウンしましたがランクダウンと言うよりもAQUOS sense3 basicとGalaxy A21がランクアップした印象です。
どちらもサブブランドのUQモバイルが扱っていますが新しいプランの「くりこしプラン」に合わせてこの2機種がMNPなら550円と安いので着実に契約者数を伸ばしている感じですね。
サブブランドはワイモバイルとUQモバイルがありますが、UQモバイルは契約者数が少ないです。
ここ2か月ぐらいで伸びている気がします。
P30 liteとiPhone 11のランクインは興味深いです。
ほんと忘れた頃にランクインして来るP30 liteは根強い人気がある機種ですね。
iPhone 11はahamoの分を考えると上位にランクインしてもおかしくないぐらい売れています。
ahamoがサービス開始した当初は在庫切れが多かったです。
ネット上では「○○色なら在庫がある」など情報交換が多かったです。
長くランクインしていたReno3 Aが圏外へ行くなど今週のランキングは面白い結果となっています。
昔のランキングを見てみましたがiPhone 12シリーズが出る前はiPhone SE(第二世代)とiPhone 11が強かったですがAQUOS sense3が1位になったりランキングが面白かったですね。