楽天モバイル 契約事務手数料0円,MNP転出手数料0円発表会で

本日11月4日に楽天モバイル プレスカンファレンスLIVE配信を公開しました。

発表会の内容は様々な料金を0円にする「ZERO宣言」

11月9日から導入する「eKYC」

新スマートフォンの発売予告

楽天のネットワークについての説明がありました。

 

楽天モバイル プレスカンファレンス

Rakuten UN-LIMIT Vプランの楽天モバイル発表会。

YouTubeから見る事が出来ます。 URL

 

ZERO宣言

項目としては以下になります。

  1. プラン料金1年間無料。月額2980円が無料。 (300万人まで)
  2. 5G通信。 特別に使用料は発生しません。
  3. アプリRakuten Link使用で国内通話無料。
  4. 契約事務手数料無料。 New 今回から始まった施策。
  5. SIM交換手数料無料。
  6. SIM再発行手数料無料。
  7. MNP転出手数料無料。 New 今回から始まった施策。
  8. 契約解除料無料。

今までは契約事務手数料はポイントで3,300円分のポイント還元がありましたが0円になった事で「全くお金を払う事が無くRakuten UN-LIMIT Vプランが使える事」になります。

MNP転出手数料無料。 現在総務省が進めている施策の一部ですがまさかの楽天モバイルが「1番に無料化」を果たしました。

その他の料金や手数料は以前から段階的にありましたが、契約事務手数料の無料化は大きいですね。

ユーザーからすると0円で1年間Rakuten UN-LIMIT Vを楽しむことが出来ます。

前まであった3,300円のポイント還元は無くなりましたが、1円も払わずに1年間無料で通信回線が持てるのは大きいでしょう。

 

eKYCの導入

11月9日から開始されます。(Android版) iOS版は11月30日から

自社回線のRakuten UN-LIMITを「アンリミテッド」とお茶目な間違いが可愛かった(笑)

総務省が進めているeSIMの促進に対してRakuten UN-LIMIT Vではサービス当初からeSIMが使える仕様でした。

eSIMとは物理的なSIMカードでは無くスマートフォンに内蔵されたチップに直接契約者情報を書き込むシステムです。
iPhoneやGoogle pixelで採用されていますが、3大キャリアが消極的であり、あまり普及はしていません。
総務省はeSIMの促進を進めています。

しかしサービス当初は自社ブランドのRakuten miniしかeSIMに対応しておらず、すぐにGoogle pixelにも対応しましたが多くのユーザーを持つiPhoneに対しては使える事は出来たのですが「非対応」でした。

またiPhone版の「Rakuten Link」アプリがiOSには存在していなかった為に「国内通話かけ放題」が出来ない状態でしたが現在ではiOS版もある事からeSIMが気軽に使えます。

 

eKYCとeSIMを使う事によりオンラインでスマートに使える事をアピールしています。

 

electronic Know Your Customerの略で電子的な本人確認になります。
つまりオンラインによる本人確認と言えます。

従来の契約方法だとオンライン化は進んでいますが店頭などでする場合本人確認書類「運転免許書など」を提示して本人確認を行います。

オンラインでも可能ですが運転免許書などを写真で撮ってアップロードをして本人確認を行います。

ここまでは他社でもやっている事で特に珍しいものではありません。

楽天モバイルでは「AIかんたん本人確認」と呼ぶそうです。

これは楽天モバイルの専用アプリで提供の予定。

Android版は11月9日から

iOS版は11月30日から

運転免許書で本人確認を行うが、将来的にはマイナンバーカードでも可能になる予定。

 

eSIM対応スマートフォンとeKYCの利用により「即時」に開通が可能なる事をアピールしています。

eSIMの利便性は回線契約の即時性や海外などでの現地のeSIMを使った時の切り替えの利便性があります。

物理的なSIMが無いのでSIMスロットを引き出す必要性もありません。

良い事だらけにも見えますが別のスマートフォンへ「差し替える」事は出来ないのでeSIM内蔵のスマートフォンの普及が進むまでは「差し替える事が出来ない」デメリットも知っておいた方が良いでしょう。

 

新スマートフォンの発売予告

前回の発表会で出ていたRakuten Handの発売についても2020年12月上旬発売予定と変更された。 (前回では秋の予定でした)

現在発売中のRakuten Mini(2020年1月発売)、Rakuten BIG(2020年9月30日発売の5G対応モデル)に加えて中間のサイズになるRakuten Hand(2020年12月上旬発売予定)。

すべてeSIM対応のモデルです。

3.6インチのMiniと6.9インチと大きすぎるぐらいのBIGに加えて程よい大きさの5.1インチのHandの構成になります。

残念ながらRakuten Handは4Gモデルです。

すべてeSIM対応ですが、逆に物理SIMには対応していません。 Handの詳細は分かりませんがeSIMのみの対応だと思われます。

 

eSIM対応スマートフォンとしてAQUOS sense 4 lite、OPPO A73を発表しました。

詳細は不明です。

恐らくですがAQUOS sense 3 liteと同じようにカメラぐらいのスペックダウンで発売されるものと思われますが気になるのが「eSIM対応」です。

eSIM+物理SIMに対応したAQUOS senseは初めてでは無いでしょうか。

まだ発売されていないAQUOS sense 4、OPPO A73のスペックは以下になります。

AQUOS sense 4 スペック

AQUOS sense 4のスペックなります。 AQUOS sense 4 liteではありません。

※横にスクロール出来ます。

発売日(日本) 2020年秋以降
CPU Snapdragon 720G
GPU Adreno618
ディスプレイ 5.8インチIGZO液晶ディスプレイ 2,280×1,080解像度
OS Android 10
RAM 4GB
ROM 64GB
サイズ(高さ/幅/厚さ) 148mm、71mm、8.9mm
重量 176g
メインカメラ 12M、12M超広角、8Mズーム 3眼
サブカメラ 8M
充電とバッテリー 4,570mAh USB Type-C
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.1
おサイフ系 NFC、FeliCa おサイフケータイ対応
ヘッドフォンジャック
生体認証 指紋/顔
SIM nanoSIM
microSD 最大
防水/防塵 IPX5、IPX8/IP6X
価格

※横にスクロール出来ます。

AQUOS sense 3から大幅にスペックアップされたAQUOS sense 4ですが楽天モバイル専売のAQUOS sense 4 liteがどのようなスペックになるかは不明です。

わかっているのはeSIM+物理SIMに対応な所です。

カメラのスペックダウンぐらいならば良いのですけどね。

発売時期は11月中旬予定となっています。

 

OPPO A73 スペック

グローバルモデルとなります。 楽天モバイルから発売されるモデルとはスペックが異なる可能性があります。

※横にスクロール出来ます。

発売日(日本) 2020年秋以降
CPU Snapdragon 662
GPU Adreno 610
ディスプレイ 6.44インチ有機EL 2,400×1,080解像度
OS  ColorOS7.2 Android 10
RAM 6GB
ROM 128GB
サイズ(高さ/幅/厚さ) 159.8mm、72.9mm、7.5mm
重量 163g
メインカメラ 16M、8M超広角、2M、2M 4眼
サブカメラ 16M Sony IMX471
充電とバッテリー 4,1015mAh USB Type-C 30W急速充電
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
おサイフ系 非対応
ヘッドフォンジャック
生体認証 画面内指紋
SIM nanoSIMx2 DSDV対応
microSD 最大容量不明
防水/防塵 非対応
価格

※横にスクロール出来ます。

こちらも現時点では楽天モデルのスペックは不明です。

日本ではA5 2020の後継機にあたりますが、わかっているのはeSIM+物理SIMに対応な所です。

SIM以外では大きくスペックを変更しない事が予想されます。

楽天モバイル以外でも発売の可能性が高いので楽天モデルだけeSIM+物理SIMになるかもです。

発売時期は12月上旬予定となっています。

 

感想

「ZERO宣言」の契約事務手数料無料とMNP転出手数料無料は大きいですね。

契約事務手数料無料になると1年間丸ごと無料になります。

通話料(有料通話の0570などを除く)も無料、楽天エリアならば通信料も無制限(10GB/日制限はあります)、ここに契約事務手数料も無料になると1年間は完全無料になります。

SIMだけの契約ならかなりお得感は強いです。

端末自体もポイント還元を考えると「実質0円スマホ」があります。

MNP転出手数料無料は総務省の意向を考えての事だと思われますが、今の楽天モバイルを考えると難しい決断だったでしょうね。

お金がかからないキャリアになるのでMNPでの「踏み台」にされる可能性も考えられます。

「1番最初にMNP転出手数料無料にしたキャリア」になるのですがアピールに繋がるかは疑問です。

色々無料にしている楽天モバイルですが「サブでの運用」ならオススメ出来ます。

ここまで安いというか無料なのでiPhoneなら物理SIMを使って3大キャリア契約をしていても楽天モバイルでeSIMで契約すればキャリアの契約内容を変更して安く済ませる事が可能になります。

ドコモで例えればギガホ→ギガライト、24時間かけ放題を解約、これだけでも楽天モバイルは1年間は無料なのでかなり安く抑える事が出来ます。

1年後に楽天エリアが十分使えると判断出来たら2,980円課金しても安いでしょうし、キャリアを止める事が出来なくてもギガライトのみの契約なら合わせても安いはずです。

無料だからと言ってMNPは楽天エリアが十分広がるまでは現時点ではオススメしません。

2枚のSIMを使ったやり方なら十分お得な楽天モバイルRakuten UN-LIMIT Vプランです。

Rakuten UN-LIMIT V