iPhone 12シリーズ販売は好調 しかしiPhone 12 miniは低迷

日本で発売前から注目されていたiPhone 12 miniですがどうも好調とは言えないようです。

もちろん日本では無くアメリカの話しになります。

米消費者調査機関のCIRPがiPhone 12シリーズの販売レポートを公開しました。

コロナウィルスの影響もあり通年よりも遅れて発売されたiPhone 12シリーズは6.1インチモデルが2020年10月23日に発売され、Pro Maxとminiは2020年11月13日に発売されました。

レポートによるとiPhone 12シリーズは好調の様です。

しかしiPhone 12 miniに限ると好調とは言えないようです。

CIRPによるiPhone 12シリーズの販売レポート

このレポートは販売データはアメリアのものになり日本ではありません。

またiPhone 12シリーズは10月と11月に2回に分けて販売開始しているので比較になる前年のiPhone 11シリーズとは事情が違います。

参照：9to5Mac　URL

2020年10月～11月iPhone 12シリーズ

2019年9月iPhone 11シリーズ

iPhone 11シリーズのシェア69％に比べてiPhone 12シリーズは76%と好調ですがiPhone 12 miniは6%と低迷しています。

どちらも基本モデルのiPhone 11は39%とiPhone 12は27％と基本モデルが好調なのも分かります。

基本モデルであるiPhone 12はiPhone 11に比べて少ないですがProシリーズが好調で底上げしてくれています。

マイク・レビン氏によるとiPhone 11、iPhone XR、iPhoneSE（第二世代）に比べてiPhone 12miniは価格が高く低調な販売台数になったと考えています。

日本のiPhone 12mini

アメリカの販売ではiPhone 12シリーズは76%と好調です。

しかしiPhone 12 miniは6%と好調とは言えません。

では日本ではどうでしょうか？

日本では好まれるコンパクトな筐体にスペックはiPhone 12と変わらない事から前評判も良く、発売を待っていた方も多かったでしょう。

BCNランキングによるシリーズ別スマーフォンランキングで考えてみます。

2020年12月27日（2020年12月14日から20日の日次集計データ）では以下になります。

iPhone 12 miniは発売直後から2週間連続1位にはなりましたがその後は4週連続で3位になっています。

1位はiPhoneSE（第二世代）で4週連続の1位になります。

2位はiPhone 12で4週連続の2位になります。

iPhone 12 Proは4位、iPhone 12 Pro Maxは5位となっています。

2位のiPhone 12にも抜かれて3位になっているiPhone 12 miniは1位のiPhoneSE（第二世代）と買い替えで分かれたと考えられます。

同じコンパクトなiPhoneでも価格の安いiPhoneSE（第二世代）に流れるのは普通です。

毎年新しいiPhoneに買い換えているユーザーは大きな画面サイズに慣れているので画面サイズを落とすとは考えにくいですね。

一度大画面に慣れると余程の付加価値が無い限り小さい画面には戻れない人が多いです。

iPhone 8以前の機種からの買い替えだとiPhone 12 miniも対象になります。

しかし現状のスマートフォンのサイズが6インチ前後が多くなっているのでコンパクトなiPhoneが欲しい場合だけ対象ですね。

しかし3万円も安いiPhoneSE（第二世代）の存在は大きいでしょう。

コロナ禍も影響が多いでしょうね。

iPhoneSE（第二世代）はマスクが必要な現在では貴重な「Touch ID」指紋センサーを搭載しているので電車の中でも快適にロック解除が出来ます。

BCNランキングによるシリーズ別スマーフォンランキングで4週連続で3位をキープしているiPhone 12 miniは日本では好調と言えるでしょう。

しかし12月後半でのランキングだと23位で辛うじてiPhone 12 Pro Maxより上にランクインしている状態です。

iPhone 12 miniは日本でもランクを落として行くかもですね。

Appleとしてはこの先の売れ行きを見て判断するでしょうが、グローバルで低調なら時期iPhone 13（仮）ではminiは無いかもしれません。