先週に続いて楽天モバイルの駆け込み需要が多く在庫切れ多数の中、在庫があって一番安いA73に集中しているのが分かります。
また300万人を超えた時に端末ポイントを多くの機種で下げて実質値上げになっているので、その中でも実質価格に影響が無かったRakuten Hand、Rakuten Miniは人気はありますが在庫がありません。実質価格に影響が無かった機種で在庫があるのはA73ぐらいです。
そりゃ集中しますね。
SIMフリーランキングになります。
今売れてるSIMフリースマホTOP10 3/20
「BCNランキング」2021年3月8日から14日の日次集計データによると、SIMフリーAndroidスマートフォンの実売台数ランキングは以下の通りとなった。
1位 A73(OPPO)
2位 Redmi 9T 4GB+64GB(Xiaomi)
3位 Reno3 A(Y!mobile)(OPPO)
4位 Galaxy A21(UQ mobile)(SAMSUNG)
5位 Reno3 A(OPPO)
6位 AQUOS sense4 lite SH-RM15(シャープ)
7位 AQUOS sense4 SH-M15(シャープ)
8位 Reno3 A(UQ mobile)(OPPO)
9位 AQUOS sense3 lite SH-RM12(シャープ)
10位 BASIO4(UQ mobile)(京セラ)
Source :BCNランキング
1位はA73。
先週の1位をキープ。
2週連続の1位になります。
A73は楽天モバイルの関係で売れています。
「在庫切れ」が多い楽天モバイルの中で執筆時点で一番安い実質5,800円で購入出来ます。
人気の理由は3つあります。 在庫がある、在庫切れRakuten Miniまたは注文は出来るが配送は4月上旬予定のRakuten Handを除くと一番安い、eSIM+物理SIMのDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)対応である事。
OPPOのA73は2020年11月20日に発売されたばかりの日本ではA5 2020の後継機と言える機種です。
Snapdragon 662搭載でおサイフケータイと防水には非対応です。
レザー調のポップなデザインが特徴で「ケースに入れずに裸で使いたい」1台です。
これからeSIM対応は進むでしょうが、気軽に別の端末に差し替えが出来る物理SIMx2の機種の方が使いやすいと個人的には思います。
2位はRedmi 9T 4GB+64GB。
先週の2位をキープ。
2週連続の2位になります。
2月5日に発売されたばかりの機種でSnapdragon 662を搭載して価格は17,490円(税込)と激安です。
Snapdragon 662はSnapdragon 665と同程度のスペックを持ちます。条件次第では少し上回るでしょう。
トリプルスロットを搭載しているので2枚の物理SIMに加えてSDカードも使えます。
OPPOのA73と良く似たスペックですがRedmi 9Tの方が価格的にも優位性が高いです。
FMラジオ、デュアルスピーカー、赤外線、6,000mAhの大容量バッテリー、4眼カメラで広角カメラも搭載しています。
各格安SIMでは発売開始から「1円スマホ」で売られていました。
BIGLOBEモバイルでは実質0円で売られています。
3位はReno3 A(Y!mobile版)。
先週の4位から3位へランクアップ。
ワイモバイルの主力機になっていて安く購入出来ます。
執筆時点で価格は10,800円~ですがPayPayボーナスが最大で端末セットだと最大11,555円相当もらえるので損では無いですね。
有機ELディスプレイ搭載、画面内指紋、顔認証、RAM6GB、ストレージ128GB、もちろんおサイフケータイと防水に対応と余裕があります。
キャンペーンが多く、PayPayボーナスがもらえるのには「先にエントリー必須」がある「どこでももらえる特典」には注意です。
学割、家族割で安く抑える事が出来ます。
「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」がワイモバイルだと付いてきます。 これは今月サービス開始されたソフトバンク「LINEMO」に熱望されていて追加されなかった特典です。
Yahoo!ショッピング、PayPayモール、LOHACOの買い物で最大3%相当(Tポイント1%+PayPayボーナス2%)やスマホの写真や動画など容量無制限でバックアップしてくれる「Yahoo!かんたんバックアップ」、ヤフオク!が安く使えるなどメリットは多くあります。
他にも特典が多くありお得度は高いです。
4位はGalaxy A21(UQ mobile版)。
先週の7位から4位へランクアップ。
2020年12月12日からUQモバイルから発売されたスマートフォンで19,800円と安い価格ですがMNPだと550円と激安です。
2月1日から始まった「くりこしプラン」は優秀なので特に一番安い3GBの「くりこしプランS」で契約して極力安く済ませたいならGalaxy A21は良い選択肢になるでしょう。
スペックは高くないですがおサイフケータイと防水に対応でゲームなどをしないなら不便は無いでしょう。
Antutuベンチマークスコアで11万点前後なローエンドモデルになります。
新規でUQ学割の場合17,500円のキャッシュバックが受けられるために一番売れていますね。
5位はReno3 A。
先週の6位から5位へランクアップ。
無印版のランクアップの理由は楽天モバイルでしょう。
おサイフケータイと防水に対応しているので実用性が高い機種になります。
実質14,800円で内訳は端末ポイント20,000と「だれでも5,000ポイント」で現在での最大の25,000ポイントを受けられます。
楽天モバイルの「300万人まで1年間無料キャンペーン」への駆け込み需要で「在庫切れ」を避けた結果伸びているものと考えます。
Reno3 Aは物理SIM2枚のDSDV対応機種です。
スマホのSIM差し替えはやはり物理SIMの方がまだやりやすいです。
複数台の端末を持っているならなおさらです。
6位はAQUOS sense4 lite 。
先週の5位から6位へランクダウン。
楽天モバイルの専売モデルでAQUOS sense3 liteの後継モデルです。
このモデルもAQUOS sense4をベースに広角カメラを非搭載した以外はAQUOS sense4と同じスペックですが変わった点が一つあります。
eSIM+物理SIMのデュアルSIMでDSDV対応モデルです。(AQUOS sense4 SIMフリーモデルは物理SIM2枚のDSDV対応)
実質17,800円でも人気のAQUOS sense4から広角カメラを無くしたモデルなのでお得なんですけどね。
おサイフケータイと防水に対応しているのとシャープ製スマートフォンなのでその辺りを考える方は中国スマホのOPPO A73よりもオススメです。
7位はAQUOS sense4。
先週の3位から7位へランクダウン。
Snapdragon 720G搭載で新しくなったAQUOS sense4のSIMフリーモデル。
バッテリーの持ちはモバイルバッテリーが必要無いぐらいに持ちます。
朝、家を出る時に100%の状態で帰宅時に80%なんて事があるほどバッテリーの持ちは最高です。
スペックの高いCPUとバッテリー持ちに重点をおいている方にはオススメなモデルです。
もちろんおサイフケータイと防水に対応しているので全部入りのスマートフォンです。
スマートフォンで迷ったらコレと言われるほどに筆者オススメのスマートフォンです。
ミドルレンジのスマートフォンなのでカメラ性能に重点はおいていないと思いますが、カメラ性能は価格なりの性能です。
だだし動画性能はお世辞にも褒められません。
美味しいセールも途切れてAQUOS sense5Gのセールがあるので迷う所ですね。
8位はReno3 A(UQ mobile版)。
先週の9位から8位へランクアップ。
UQモバイルのラインナップで一番まともと思えるReno3 A。
ランクインにより今週もReno3 Aのトリプルランクインが実現しました。
3月31日まで期間限定で値下げされています。
7,920円~購入が出来てキャンペーンによりau PAY3,000円分キャッシュバックがあります。
au PAY カード新規入会特典で最大10,000Pontaポイントプレゼントもあります。
くりこしプランS:3GBは月額1,480円と格安SIMに迫る料金設定です。
これで店頭サービスあり、回線品質も良いのですからお得なプランです。
新規でUQ学割の場合7,200円のキャッシュバックが受けられるために安く購入出来ます。
9位はAQUOS sense3 lite。
圏外から9位へランクイン。
AQUOS sense3の派生モデルであるAQUOS sense3 liteは楽天モバイル専売モデルです。
ダウングレードは広角カメラ非搭載だけで他はAQUOS sense3と同スペックです。
長く楽天モバイルを支えてきたと言えるぐらいに楽天モバイルの代表的なスマートフォンです。
久々にランクインして来ましたが価格が実質15,980円とオススメ出来ない価格です。
後継モデルのAQUOS sense4 liteが実質17,800円で購入出来るのに古いモデルを買う意味が見つかりません。
10位はBASIO4(UQ mobile版)。
圏外から10位へランクイン。
まさかのおサイフケータイ非対応!生体認証も非対応。
Antutuベンチマーク スコアで6万5千ほどと驚きの低スペックです。
シニア向けなのでしょうが、普通の方ならスペックを見ただけで避けるスマートフォンです。
UQモバイルのラインナップはAQUOS sense3 basicやBASIO4など低スペックでコストを抑えた機種が多いです。
まともなのはReno3 Aだけじゃないかと思えるほど酷いです。
店頭サポートや回線品質、2月1日から始まった「くりこしプラン」は優秀で特に3GBの「くりこしプランS」は価格は格安SIM並みの1,480円(税抜)です。
これだけ良い携帯電話サービスなのにどうしてスマートフォンのラインナップがここまで酷いのか不思議でなりません。
圏外へ行った機種は?
先週8位だったA5 2020が圏外へ行きました。
先週10位だったRakuten Handが圏外へ行きました。
在庫さえあれば1位も取れていたでしょうに、、、残念ですね。
今週のダブルランクイン
Reno3 Aが38週連続のダブルランクインになります。
今週もトリプルランクインを果たしています。
今週のピックアップ
1位をキープしたOPPO A73を紹介したいと思います。
1位 A73 スペック
※横にスクロール出来ます。
発売日(日本) | 2020年11月20日 |
CPU | Snapdragon 662 |
GPU | Adreno 610 |
ディスプレイ | 6.44インチ有機EL 2,400×1,080解像度 アスペクト比20:9 |
OS | ColorOS7.2 Android 10 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 159.8mm、72.9mm、7.45mm |
重量 | 162g |
メインカメラ | 16M、8M超広角、2Mモノクロ、2Mポートレート 4眼構成 |
サブカメラ | 16M Sony IMX471 |
充電とバッテリー | 4,000mAh USB Type-C QuickCharge 3.0(9V/2A) |
バンド | 4G: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/ B26/B28/B38/B41 |
3G:WCDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 | |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
おサイフ系 | 非対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 |
生体認証 | 画面内指紋/顔 |
SIM | nanoSIM、eSIM DSDV対応 |
microSD | 最大256GB |
防水/防塵 | 非対応 |
価格(税込) | 30,800円 |
※横にスクロール出来ます。
CPUはSnapdragon 662を搭載しています。
11nmプロセスのチップセットで2 GHzのKryo 260 Goldを4コアと1.8 GHzのKryo 260 Silver4コアを搭載しています。
Antutuスコアで17万8千ぐらいとSnapdragon 665と同程度のスペックを持ちます。
条件次第では少し上回るでしょう。
日本ではiPhoneとGoogle Pixelを除くとAQUOS sense4 lite(発売が11月12日)に続いて2番目にeSIM+物理SIMに対応した機種になります。
おサイフケータイと防水には非対応です。
ライバルになるのは2月5日に発売されたXiaomiのRedmi 9T 4GB+64GB 17,490円(税込)でしょう。
ディスプレイは有機ELディスプレイを搭載したOPPO A73に軍配が上がりますが、その他ではカメラ性能やトリプルスロットなどと価格面でもXiaomi Redmi 9Tが優勢です。
ただ持った印象はレザー調が美しく飽きのこないボディになっています。
カラフルで見た目は良いです。
今週の動向
先週、1位を8週連続していたRakuten Handも在庫が無いため一気に10位まで転落しました。
そして今週は圏外です。
300万人を達成した途端にほとんどの売れ筋機種の端末ポイント減少となっていて在庫があって10,000以下で購入出来る実質5,800円のOPPO A73に集中しているのが分かります。お得な安い機種は在庫が無い、前まで人気があった機種はほとんど実質値上げ、なぜ、端末ポイントを大幅に減らしたのか疑問ですね。
在庫さえあれば楽天モバイルの機種が上位を占めていたでしょう。
OPPO A73の1位を除くと順当なランキングになっています。
9位のAQUOS sense3 liteのランクインには驚きましたが先に述べたようにわざわざこの価格で旧機種であるAQUOS sense3 liteを選ぶ必要性が感じられないんですよね。
楽天モバイルのオリジナル、専売モデルが在庫があったりお得であるのが一番大事な時期にどっちも逃しているように思えます。