先週のランキングから見えてきた楽天モバイルの「在庫切れ」が深刻な状態だと分かるランキングになっています。
OPPO A73が初の1位になっています。
理由は楽天モバイルで「在庫がある」中で一番安いからでしょう。
今週のSIMフリーランキングを見て行きます。
今売れてるSIMフリースマホTOP10 3/13
「BCNランキング」2021年3月1日から7日の日次集計データによると、SIMフリーAndroidスマートフォンの実売台数ランキングは以下の通りとなった。
1位 A73(OPPO)
2位 Redmi 9T 4GB+64GB(Xiaomi)
3位 AQUOS sense4 SH-M15(シャープ)
4位 Reno3 A(Y!mobile)(OPPO)
5位 AQUOS sense4 lite SH-RM15(シャープ)
6位 Reno3 A(OPPO)
7位 Galaxy A21(UQ mobile)(SAMSUNG)
8位 A5 2020(OPPO)
9位 Reno3 A(UQ mobile)(OPPO)
10位 Rakuten Hand(Tinno Mobile Technology)
Source :BCNランキング
1位はA73。
先週の2位から初の1位へランクアップ。
A73は楽天モバイルの関係で売れています。
「在庫切れ」が多い楽天モバイルの中で執筆時点で一番安い実質5,800円で購入出来ます。
人気の理由は3つあります。 在庫がある、在庫切れRakuten Miniまたは注文は出来るが配送は4月上旬予定のRakuten Handを除くと一番安い、eSIM+物理SIMのDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)対応である事。
Rakuten UN-LIMITプランは2021年4月7日までに申し込めば1年間無料で使えますが「圏外」が多いのも事実です。
MNPなどでRakuten UN-LIMITプラン1つに回線をしてしまうと「圏外」のリスクがあります。
特に3月は東京都のパートナーエリア(KDDIローミング)が原則終了となるので多くの場所で「圏外」が予想されます。
それを回避するには「DSDV対応のスマートフォン」が必要です。現在契約中の通信サービスを維持したまま「2つのSIM」を使う方がリスクが無いです。
じゃ現在契約している通信サービスのままで「Rakuten UN-LIMITプランを契約する必要ある?」となりますが大きな利点は4月7日までなら1年間無料で楽天エリアならデータ無制限、「Rakuten Link」アプリで通話とSMSが無料が大きいです。
2台持ちするのなら何でも良いと思いますが1台にしたいですよね。
Rakuten UN-LIMITプランは執筆時点で唯一eSIMの音声SIMに対応しているキャリアです。
ahamo、povo、LINEMOの20GBプランは音声eSIMに対応して来るでしょうが現時点ではeSIMの音声SIMに対応しているのはRakuten UN-LIMITプランだけです。
1年間無料に24時間かけ放題が付いてくるので現在人気な訳です。 1年間無料に間に合わなくても1GBまでなら0円なので「24時間かけ放題用」として使えます。
iPhone XS以降の機種を持っているならeSIM+物理SIM対応のDSDV機種なのでeSIMでSIMだけ契約しても1年間無料で使えて5,000ポイントの還元も受けられます。
他にもDSDV機種はあります。eSIM+物理だとGoogle Pixelシリーズ、AQUOS sense4 lite。物理SIM2枚だとReno3 A、AQUOS sense4などのSIMフリースマートフォン。
物理SIM2枚のDSDV機種はSIMフリースマートフォンだと多くが採用しています。
SIMだけ契約でも得はしますが誰でも「ついでに安くスマートフォンが手に入るなら」となって在庫切れが多くなるわけです。
楽天モバイルの在庫情報やステータス、機種のSIM情報も載せているので参考にして下さい。
1楽天モバイルRakuten UN-LIMITプランは2022年7月1日から提供される「Rakuten最強プラン」は残念ながら1GBまでなら0円の維持が出来なくなりました。 3GBまでの1,078円が最低料金になります。 しかし注目する[…]
OPPOのA73は2020年11月20日に発売されたばかりの日本ではA5 2020の後継機と言える機種です。
Snapdragon 662搭載でおサイフケータイと防水には非対応です。
レザー調のポップなデザインが特徴で「ケースに入れずに裸で使いたい」1台です。
これからeSIM対応は進むでしょうが、気軽に別の端末に差し替えが出来る物理SIMx2の機種の方が使いやすいと個人的には思います。
2位はRedmi 9T 4GB+64GB。
先週の10位から2位へ大きくランクアップ。
2月5日に発売されたばかりの機種でSnapdragon 662を搭載して価格は17,490円(税込)と激安です。
Snapdragon 662はSnapdragon 665と同程度のスペックを持ちます。条件次第では少し上回るでしょう。
トリプルスロットを搭載しているので2枚の物理SIMに加えてSDカードも使えます。
OPPOのA73と良く似たスペックですがRedmi 9Tの方が価格的にも優位性が高いです。
FMラジオ、デュアルスピーカー、赤外線、6,000mAhの大容量バッテリー、4眼カメラで広角カメラも搭載しています。
各格安SIMでは発売開始から「1円スマホ」で売られていました。
BIGLOBEモバイルでは実質0円で売られています。
でも買うならRedmi Note 9S実質2,256円の方がSnapdragon720G搭載でスペックが高いのでオススメです。
3位はAQUOS sense4。
先週の圏外から3位へランクイン。
先週、圏外へ行ったのには驚きましたが戻ってきて3位はやはり人気がありますね。
Snapdragon 720G搭載で新しくなったAQUOS sense4のSIMフリーモデル。
バッテリーの持ちはモバイルバッテリーが必要無いぐらいに持ちます。
朝、家を出る時に100%の状態で帰宅時に80%なんて事があるほどバッテリーの持ちは最高です。
スペックの高いCPUとバッテリー持ちに重点をおいている方にはオススメなモデルです。
もちろんおサイフケータイと防水に対応しているので全部入りのスマートフォンです。
スマートフォンで迷ったらコレと言われるほどに筆者オススメのスマートフォンです。
ミドルレンジのスマートフォンなのでカメラ性能に重点はおいていないと思いますが、カメラ性能は価格なりの性能です。
だだし動画性能はお世辞にも褒められません。
4位はReno3 A(Y!mobile版)。
先週の3位から4位へランクダウン。
ワイモバイルの主力機になっていて安く購入出来ます。
執筆時点で価格は10,800円~ですがPayPayボーナスが最大で端末セットだと最大11,555円相当もらえるので損では無いですね。
有機ELディスプレイ搭載、画面内指紋、顔認証、RAM6GB、ストレージ128GB、もちろんおサイフケータイと防水に対応と余裕があります。
キャンペーンが多く、PayPayボーナスがもらえるのには「先にエントリー必須」がある「どこでももらえる特典」には注意です。
学割、家族割で安く抑える事が出来ます。
「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」がワイモバイルだと付いてきます。 これは今月サービス開始のソフトバンク「LINEMO」に熱望されていて追加されなかった特典です。
Yahoo!ショッピング、PayPayモール、LOHACOの買い物で最大3%相当(Tポイント1%+PayPayボーナス2%)やスマホの写真や動画など容量無制限でバックアップしてくれる「Yahoo!かんたんバックアップ」、ヤフオク!が安く使えるなどメリットは多くあります。
他にも特典が多くありお得度は高いです。
5位はAQUOS sense4 lite。
先週の4位から5位へランクダウン。
楽天モバイルの専売モデルでAQUOS sense3 liteの後継モデルです。
このモデルもAQUOS sense4をベースに広角カメラを非搭載した以外はAQUOS sense4と同じスペックですが変わった点が一つあります。
eSIM+物理SIMのデュアルSIMでDSDV対応モデルです。(AQUOS sense4 SIMフリーモデルは物理SIM2枚のDSDV対応)
今回の集計期間(2021年3月1日から7日)の間に実質12,800円とかなりお得度が高かった価格から実質17,800円へ端末ポイントが5,000円分減りました。
楽天モバイルで購入出来る筆者オススメ第一位のスマートフォンでしたが、5,000円アップしたので微妙です。
実質17,800円でも人気のAQUOS sense4から広角カメラを無くしたモデルなのでお得なんですけどね。
おサイフケータイと防水に対応しているのとシャープ製スマートフォンなのでその辺りを考える方は中国スマホのOPPO A73よりもオススメです。
6位はReno3 A。
先週の5位から6位へランクダウン。
無印版のランクアップの理由は楽天モバイルでしょう。
おサイフケータイと防水に対応しているので実用性が高い機種になります。
実質14,800円で内訳は端末ポイント20,000と「だれでも5,000ポイント」で現在での最大の25,000ポイントを受けられます。
楽天モバイルの「300万人まで1年間無料キャンペーン」への駆け込み需要で「在庫切れ」を避けた結果伸びているものと考えます。
Reno3 Aは物理SIM2枚のDSDV対応機種です。
スマホのSIM差し替えはやはり物理SIMの方がまだやりやすいです。
複数台の端末を持っているならなおさらです。
7位はGalaxy A21(UQ mobile版)。
先週の7位をキープ。
2020年12月12日からUQモバイルから発売されたスマートフォンで19,800円と安い価格ですがMNPだと550円と激安です。
2月1日から始まった「くりこしプラン」は優秀なので特に一番安い3GBの「くりこしプランS」で契約して極力安く済ませたいならGalaxy A21は良い選択肢になるでしょう。
スペックは高くないですがおサイフケータイと防水に対応でゲームなどをしないなら不便は無いでしょう。
Antutuベンチマークスコアで11万点前後なローエンドモデルになります。
8位はA5 2020。
先週の圏外から8位へランクイン。
長く楽天モバイルを支えてきた主力機だった機種です。
執筆時点では実質12,020円で実質0円だったのが懐かしく思えます。しかも「在庫切れ」です。
2019年5月13日発売ながらSnapdragon 665搭載とReno3 Aと同じCPUです。
おサイフケータイと防水が必要無ければ良いスマートフォンでしたが他でも「1円スマホ」が定着し古さを感じるスマートフォンになっています。
今からA5 2020をわざわざ選ぶなら「0円」または「1円」なら買って良いと思えるスマートフォンです。
もう2年近く前の機種になるので安くなければ選ぶ理由がありません。
9位はReno3 A(UQ mobile版)。
先週の9位をキープ。
UQモバイルのラインナップで一番まともと思えるReno3 A。
ランクインにより今週もReno3 Aのトリプルランクインが実現しました。
3月31日まで期間限定で値下げされています。
7,920円~購入が出来てキャンペーンによりau PAY3,000円分キャッシュバックがあります。
au PAY カード新規入会特典で最大10,000Pontaポイントプレゼントもあります。
くりこしプランS:3GBは月額1,480円と格安SIMに迫る料金設定です。
これで店頭サービスあり、回線品質も良いのですからお得なプランです。
10位はRakuten Hand。
先週の1位から10位へ大きくランクダウン。
1位キープは8週連続で終わりました。
楽天モバイルのオリジナルスマートフォンの1台で、他には6.9インチの5G対応のRakuten BIG、3.6インチのRakuten Miniがあります。
3台ともにeSIMのみの対応になります。
元々税込み2万円丁度で発売されましたがポイントが多く現在のポイントは端末ポイントが19,999ポイント+「だれでも5,000ポイント」で24,999ポイントです。
ただでさえ安いのに4,999ポイント得をしまうのでRakuten Handに人気が集中しています。
スペックもSnapdragon 720Gを搭載しているのでサクサク動きます。
防水は防滴程度ですがおサイフケータイを搭載しているので日本では好まれる仕様になっています。
ずっと「在庫切れ」でしたが実は朝の4時~6時頃など不定期に在庫がある時がありました。
執筆時点では「注文は出来るが配送は4月上旬予定」となっており購入が可能です。
在庫さえあれば今週も1位だったでしょう。
圏外へ行った機種は?
先週6位だったRakuten Miniが圏外へ行きました。
在庫さえあればな状態ですね。
1円の出費で購入出来て、5,000ポイントもらえるので極力現金を払いたくない人には良いかもですが、eSIMx1な所とバンド1に対応していない(現在のロット)のでRakuten UN-LIMITを解約するとただの音楽プレイヤーにしか使えません。
先週8位だったBASIO4(UQ mobile版)が圏外へ行きました。
まさかのおサイフケータイ非対応!生体認証も非対応。
Antutuベンチマーク スコアで6万5千ほどと驚きの低スペックです。
被害にあわないようにこの機種は避けましょう。
今週のダブルランクイン
Reno3 Aが37週連続のダブルランクインになります。
今週もトリプルランクインを果たしています。
今週のピックアップ
2位へランクアップしたXiaomi Redmi 9Tを紹介したいと思います。
2位 Redmi 9T スペック
※横にスクロール出来ます。
発売日 | 2021年2月5日(日本) |
CPU | Snapdragon 662 |
GPU | Adreno 610 |
ディスプレイ | 6.53インチIPS 2340×1080解像度 アスペクト比 19.5:9 |
OS | MIUI 12 ( Android 10) |
RAM | 4GB、6GB |
ROM | 64GB、128GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 162.3mm、77.3mm、9.6mm |
重量 | 198g |
メインカメラ | 48M標準、8M超広角、2Mマクロ、2M深度測定 4眼 |
インカメラ | 8M |
充電とバッテリー | 6,000mAh USB Type-C 18W急速充電 |
バンド | 4G:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B40/B41 |
3G:WCDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 | |
Wi-Fi | 802.11 a / b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.0 |
おサイフ系 | 非対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 |
生体認証 | 指紋/顔 |
SIM | デュアルnanoSIM DSDV対応 トリプルスロット |
microSD | 最大512GB |
防水/防塵 | 防滴 |
カラーバリエーション | カーボングレー、オーシャングリーン |
価格(税込) | 17,490円 |
※横にスクロール出来ます。
おサイフケータイと防水には対応していませんがこのスペックで17,490円です。
もちろん日本のキャリアすべての電波を掴みます。
FMラジオ、デュアルスピーカー、赤外線にも対応です。
6,000mAhの大容量バッテリーを搭載してデュアルスピーカーとなるとゲームに最適と思われがちですがSnapdragon 662なのでそこまではスペックが高いわけでは無いです。
ほとんどのゲームは出来ますが重いゲームは無理でしょう。(設定を軽くする必要はあります)
発売されて間もないですが発売記念で1円で販売されていました。
現在買うならBIGLOBEモバイルで実質0円で販売されています。
今週の動向
1位を8週連続していたRakuten Handも在庫が無いため一気に10位まで転落しています。
先週6位だったRakuten Miniは圏外と悲しい現実となっています。
300万人を達成した途端にほとんどの売れ筋機種の端末ポイント減少となっていて在庫があって10,000以下で購入出来る実質5,800円のOPPO A73に集中しているのが分かります。
なぜ、端末ポイントを大幅に減らしたのか疑問ですね。
1円で購入出来るモバイルWi-Fiルーターの「Rakuten WiFi Pocket」という方法もありますが、安くスマートフォンが欲しいですよね。
ランキングの10機種中半分の5機種がOPPO製スマートフォンなのも驚きです。(Reno3 Aはトリプルランクインなので実際は3機種です)
5,000ポイント減ってしましましたが実質17,800円のAQUOS sense4 liteはお買い得です。
Redmi 9Tが2位まで上り詰めたのも驚きですね。
確かにコスパは良いかもですがRedmi Note 9Sの方がスペックも高くコスパは良いように思います。