今週のSIMフリーランキングは結構荒れています。
先週、1位から3位へランクダウンしたReno3 Aが再び1位へ返り咲きしています。
圏外からのランクインも多数あり変動が大きい週になりました。
ランクインしている機種の内4つがOPPO製品で勢いを感じます。
Reno3 Aのトリプルランクインは途絶えました。
それでは今週のSIMフリーランキングを見て行きましょう。
今売れてるSIMフリースマホTOP10 11/14
「BCNランキング」2020年11月2日~8日の日次集計データによると、SIMフリースマートフォンの実売台数ランキングは以下の通りとなった。
1位 Reno3 A(OPPO)
2位 A5 2020(OPPO)
3位 AQUOS sense3 SH-M12(シャープ)
4位 AQUOS sense3 lite SH-RM12(シャープ)
5位 Reno3 A(Y!mobile)(OPPO)
6位 ZenFone Max (M2) 64GB ZB633KL-64S4(ASUS)
7位 Reno A 64GB(OPPO)
8位 nova lite 3+(Huawei Technologies)
9位 Redmi Note 9S 6GB+128GB(Xiaomi)
10位 P30 lite(Y!mobile)(Huawei Technologies)
参照:https://www.bcnretail.com/research/detail/20201114_199881.html 様
1位はReno3 A。
先週の3位から1位へランクアップ。
「全部入り」の代名詞として売れているReno3 A。
3大キャリア以外ではどこでも売っていると言えるぐらい販路も多いです。
家電量販店やAmazonなどのECサイトでも売られている事も大きいでしょう。
48MPの標準カメラを持ち、超広角撮影にも対応した4眼カメラを搭載。
6.44インチ有機ELディスプレイ搭載、おサイフケータイと防水に対応、RAMは6GB、ストレージは128GBとトレンドに乗っています。
2位はA5 2020。
先週の1位から2位へランクダウン。
楽天モバイルの「実質0円スマホ」の1台です。
最近は格安SIM会社のセールでも「1円スマホ」として売られています。
おサイフケータイと防水に必要が無ければ良い選択肢になります。
Reno3 Aと同じSnapdragon 665を搭載しているので普段使いには困りません。
Android 10へのメジャーアップデートも可能なのでまだまだ使える1台です。
3位はAQUOS sense3。
先週の圏外から3位へランクイン。
上位へのランクインか圏外を繰り返しています。
先々週は2位だったので本当に落ち着きが無いですね。
「優等生スマホ」の代表的な存在感はまだまだあります。
ただ、AQUOS sense4がドコモの37,224円(税込)と思ったよりも安かったのと派生モデルのAQUOS sense4 liteが32,800円(税込)と更に安いです。
もう一つの派生モデルのAQUOS sense4 basicだとプラン次第では20,160円(税込)でキャンペーン中のPayPayボーナス3,000円相当プレゼントを加味すると実質17,160円となり安すぎる価格です。 前機種のAQUOS sense3 basicはスペックダウンが多すぎてオススメ出来る機種ではありませんでしたが大きいスペックダウンは超広角カメラ非搭載、RAMが3GB、指紋センサー非搭載の3つでAQUOS sense3 basicよりはお買い得感が高いスペックになります。
AQUOS sense4シリーズはこれから売れるでしょうね。
4位はAQUOS sense3 lite。
先週の2位から4位へランクダウン。
楽天モバイルの「実質0円スマホ」だった機種になります。
11月4日のポイント変更により現在では「実質0円スマホ」ではありません。
それでも実質3千円程度で購入出来るのは大きいですね。
後継機のAQUOS sense4 liteが発売されましたがAQUOS sense3 liteと同じく超広角カメラ非搭載となってます。
Snapdragon 720G搭載と大きくスペックアップしたAQUOS sense4シリーズはこれからかなり売れるのが予想出来ます。
ただ安さではAQUOS sense3 liteの方が上なのでランクを徐々に落としつつ入れ替わりの時期になっています。
5位はReno3 A(Y!mobile版)。
先週の6位から5位へランクアップ。
相変わらずワイモバイルの主力機になっています。
しかし上で述べたようにAQUOS sense4 basicは異常に安いです。
超広角カメラ非搭載、RAMが3GB、指紋センサー非搭載が気にならなければ実質17,160円で購入できるAQUOS sense4 basicが主力になって行くでしょう。
Reno3 Aは10,800円でSnapdragon 665、AQUOS sense4 basicはSnapdragon 720G搭載で新機種です。
個人的にはRAMが3GBなのが痛いですが安さには敵いません。
とは言っても現在ワイモバイルでは10,800円(税込)~な上にスマホご契約特典5,555円相当+どこでももらえる特典 3,000円相当で8,555円相当の対象スマホなので実質になりますがかなり安く購入が出来ます。
6位はZenFone Max (M2) 64GB ZB633KL-64S4。
先週の10位から6位へランクアップ。
ZenFone Max (M2) 64GBもセールでは「1円スマホ」が定番になっています。
goo Simseller 楽天市場店、goo Simseller PayPayモール店では11月16日11:00までセール中で正に1円で売られています。
64GBモデルは11月29日発売ですが基本モデルは2019年3月15日発売なのでちょっと古さを感じさせます。
ASUSさんミドルレンジのスマートフォンも出してくれないですかね、、、
SIMフリーランキングを見て分かるように価格の安いミドルレンジは中国スマホであふれています。
台湾メーカーのASUS製なら安心して使えるのですがハイエンドのZenFone 7が出たばかりですしミドルレンジに消極的になったASUSには頑張って欲しいものです。
7位はReno A 64GB。
圏外から7位へランクイン。
まさかのReno A 64GBモデルがランクインするとは、、、
筆者も持っているReno Aは楽天モバイルのRakuten UN-LIMITプランを使ってみたいと思い購入した楽天モバイルの128GBモデルですが64GBモデルでのランクインと言う事は楽天モバイル以外で売れたという事ですよね。
7,810円 (税込)で購入出来るからでしょうか?
goo Simseller 楽天市場店、goo Simseller PayPayモール店では11月16日11:00までセール中。
Reno3 Aの前機種になるReno AですがCPU性能では上のSnapdragon 710搭載で快適です。
超広角カメラや急速充電は無いですがおサイフケータイと防水に対応していてディスプレイも有機ELディスプレイ搭載です。
残念なのはメジャーアップデートがされないのでAndroid 9止まりな所でしょうか。
8位はnova lite 3+。
圏外から8位へランクイン。
7月18日に8位へ初ランクインして次の週からは圏外へ行ったままでしたね。
2020年05月29日に発売されたばかりの機種ですがGMS(Google Mobile Service)が使えるために今までと同じようにアプリもGooglePlayからインストール出来ますしGoogleアプリも使えます。
micro USB Type-B接続ですし、安くなっているP30 liteの方が良いような気がするのですが実質 8,720円で売られているからでしょうか?
RAMが4GB、ストレージが128GBになったnova lite 3+ですが焼き直しのモデルなので基本は2019年2月1日発売のnova lite 3と変わりがありません。
9位はRedmi Note 9S 6GB+128GB。
先週の7位から9位へランクダウン。
相変わらず6GB+128GBモデルが売れていますね。
SIMフリーランキングでは一番のスペックを持つSnapdragon 720G搭載で価格も24,800円(税込)~とコスパの良いモデルです。
しかし売れているのは6GB+128GBモデルで29,800円(税込)です。
スペックの高さとコスパの良さから販路が少ないわりに売れているモデルでしたがAQUOS sense4シリーズの発売によって一人勝ちでは無くなりました。
AQUOS sense4シリーズは発売されて間もないですしAQUOS sense4のSIMフリーモデルはまだ発売されていません。
Redmi Note 9Sは4GB+64GBモデルならMNPだと440円(税込)と安く売られています。
goo Simseller 楽天市場店、goo Simseller PayPayモール店では11月16日11:00までセール中。
AQUOS sense4のSIMフリーモデルが発売されて値段もこなれて来るまでは、まだまだコスパの良いモデルです。
ランクインしている機種の中では飛びぬけたスペックを持ちます。
10位はP30 lite(Y!mobile版)。
先週の4位から10位へと大幅にランクダウン。
P30 liteも最近は落ち着きが無いですね。
ワイモバイルのランクインから見てもReno3 Aの方が売れています。
2020年上半期の1位になった名機ですがそろそろ終わりかなと思っていると急にランクが上がったりと変動が大きいです。
6,120円(税込)~と安い上にReno3 Aと同じように8,555円相当の対象スマホなので実質ですが逆に得をしてしまう0円以下スマホになります。
ワイモバイルでは実質17,160円~で購入できるAQUOS sense4 basicがコスパが良すぎるので今後P30 liteにも影響が出そうです。
圏外へ行った機種は?
先週5位だったBASIO4(UQ mobile版)が圏外へ行きました。
長く堅実にランクを上げて中間層に位置していただけに驚きですね。
先週8位で初ランクインしたarrows RXが圏外へ行きました。
楽天モバイルの専売モデルで「実質0円スマホ」の1台になりますが先週のランクインが珍しいと思えるぐらい古くてスペックの低いスマートフォンです。
RAMも3GB、ストレージも32GBで、CPUはSnapdragon 450とローエンドモデルになります。
「実質0円スマホ」と言えどわざわざ選ぶ要素が全くありません。
先週9位だったReno3 A(UQ mobile版)が圏外へ行きました。
UQモバイルは不調な週でしたね、1機種もランクインしていません。
今週のダブルランクイン
Reno3 Aがダブルランクインを果たしていますがトリプルランクインは5週連続で終わりました。
Reno3 Aのダブルランクインは20週連続になります。
今週のピックアップ
好調なReno3 Aに加え久しぶりにランクインした前機種のReno Aとnova lite 3+を紹介したいと思います。
1位、5位 Reno3 A スペック
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発売時期(日本) | 2020年6月25日 |
CPU | Snapdragon 665 |
GPU | Adreno 610 |
ディスプレイ | 6.44 インチ有機EL 2400×1080解像度 |
OS | ColorOS 7.1(Android10) |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 160.9mm、74.1mm、8.2mm |
重量 | 175g |
メインカメラ | 48M、8M広角、2Mモノクロ、2M深度測定 4眼 |
サブカメラ | 16M |
充電とバッテリー | 4025mAh、USB Type-C、Quick Charge 2.0急速充電 |
Wi-Fi | 802.11 a / b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.0 |
おサイフ系 | NFC、FeliCa おサイフケータイ対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 |
生体認証 | 画面内指紋認証/顔 |
SIM | nanoSIMx2(DSDV対応)microSDと排他使用 |
microSD | 最大256GB |
防水/防塵 | IPX8/IP6X |
赤外線 | 非対応 |
価格(税込)ワイモバイル | 10,800円 執筆時点のキャンペーン価格 8,555円分のPayPayボーナスライトもあります |
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Reno Aの後継機として売り出されたReno3 A。
Reno Aのネガティブな部分をスペックアップし、48MPの標準カメラに8MPの広角カメラ、2MPのモノクロカメラ、2MPの深度測定の4眼構成になりカメラのトレンドに合わせています。
ストレージも64GB(楽天モデルは128GB)から128GBにアップ、バッテリー容量もアップして一番弱かった急速充電にも対応しています。
防水性能もアップ、ディスプレイサイズも若干アップ、もちろんおサイフケータイと防水に対応。
惜しいのがCPUのスペックダウン、これだけはダメですね。
通常、後継機で一番の指標になるCPUをスペックダウンなんてありません。
Snapdragon 710からSnapdragon 665へなぜ行ったのかはコストダウンだと考えられますが納得出来る人は少ないでしょう。
しかしながら戦略的には成功しています。
売れているのがそれを示しています。
贅沢を言えばSnapdragon 720G搭載、2MPのモノクロカメラを8MPの望遠カメラにしていれば隙の無い完璧と言えるスマートフォンだったでしょう。
まぁコスト的に無理だったのでしょうが。
7位 Reno A スペック
※横にスクロール出来ます。
発売日(日本) | 2019年10月18日 |
CPU | Snapdragon 710 |
GPU | Adreno 616 |
ディスプレイ | 6.4インチ有機EL 2340 x 1080解像度 |
OS | ColorOS 6(Android 9) |
RAM | 6GB |
ROM | 64GB/ 128GB(楽天モバイル版限定) |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 158.4mm、 75.4mm、7.8mm |
重量 | 169.5g |
メインカメラ | 16M、2M |
サブカメラ | 25M |
充電とバッテリー | 3600 mAh、USB Type-C |
Wi-Fi | 802.11 a / b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.0 |
おサイフ系 | NFC、FeliCa おサイフケータイ対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 |
生体認証 | 画面内指紋認証/顔 |
SIM | nanoSIMx2(DSDV対応)microSDと排他使用 |
microSD | 最大256GB |
防水/防塵 | IPX7 / IP6X |
価格(税込)goo Simseller 楽天市場店 | 7,810円 執筆時点でのキャンペーン価格 |
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ガジェット好き以外はOPPOと言うメーカーを知らなかったのを日本に認知させたほどのインパクトの大きかったOPPO戦略機のReno A。
6.4インチ有機ELディスプレイ搭載、CPUにはSnapdragon 710を搭載、メモリも6GB、画面内指紋認証に対応、日本で好まれる事からおサイフケータイと防水に対応と詰め込めるだけ詰め込んで価格は4万円以下で購入可能と当時のスペックからは考えられない安さで大ヒットになった名機です。
あえて弱点を言うなら2眼カメラですが1つは深度測定用なので標準カメラだけなのと急速充電に非対応な所ですね。
ここを強化したのがReno3 Aと言えます。
8位 nova lite 3+ スペック
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発売日(日本) | 2020年05月29日 |
CPU | Kirin 710 |
GPU | Mali-G51 MP4 |
ディスプレイ | 6.21インチ 2340 x 1080解像度 |
OS | EMUI 9.1(Android 9) |
RAM | 4GB |
ROM | 128GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 155.36mm、73.55mm、8.2mm |
重量 | 163 g |
メインカメラ | 13M、2M |
サブカメラ | 8M |
充電とバッテリー | 3,400 mAh USB 2.0 Micro-B |
Wi-Fi | 802.11 b / g / n |
Bluetooth | 4.2 |
おサイフ系 | 未対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 |
生体認証 | 指紋 |
SIM | nanoSIMx2(DSDV対応)microSDと排他使用 ※nanoSIMx2は通信会社によります。 |
microSD | 最大512GB |
防水/防塵 | 非対応 |
価格(税込)BIGLOBEモバイル | 24,720円 キャンペーンにより実質8,720円執筆時点 |
※横にスクロール出来ます。
ファーウェイ製スマートフォンでGMS(Google Mobile Service)が使える最も新しい機種とも言えます。
発売は2020年05月29日と比較的新しい機種ですが前機種のnova lite 3のRAMを3GBから4GBへ、ストレージを32GBから128GBへスペックアップしただけで新しいとも言えません。
nova lite 3は2019年2月1日発売なので基本性能に変化の無いnova lite 3+は新機種とも言いにくい機種になります。
せめてUSB Type-Cにぐらい対応して欲しかった所です。
今週の動向
今週は変動が多かったですね。
楽天モバイルのA5 2020とAQUOS sense3 liteは安定していますがSnapdragon 720G搭載と大きくスペックアップしたAQUOS sense4 liteは売れそうな予感がします。
超広角カメラ非搭載以外はAQUOS sense4と変わらないスペックなので売れそうですよね。
Reno3 Aは相変わらず強いですがトリプルランクインが途絶えてしまいました。
それでも1位、5位にランクインしているので売れているのは間違いないですがAQUOS sense4シリーズの発売によってこれから大きく変わる事も予想できます。
SIMフリーモデルのAQUOS sense4はまだですが発売されたら売れるでしょう。
派生モデルのAQUOS sense4 lite、AQUOS sense4 basicが安いのでどこまで売れるか楽しみではあります。
AQUOS sense4 liteは楽天モバイル専売モデルですがAQUOS sense4 basicは現在はワイモバイルでしか扱っていません。
AQUOS sense4 basicは前モデルのAQUOS sense3 basicほど酷くないスペックダウンなので結構売れると思いますね。
UQモバイルの機種が入って無いランキングになりました。