相変わらず強いiPhoneの4機種は先週のランクをキープしています。
それに続く5位のAQUOS sense3 basic。
ここまでは3週間変わりがありません。
先週10位に初ランクインしたXperia Ace IIが6位にランクアップしています。
Xperiaの名はありますがスペックは高くないですがXperiaが22,000円で購入出来るので売れているようです。
同時に発売されたXperia Ace IIよりスペックが高いarrows Be4 Plusより売れているのはやはりブランドと「見た目」でしょうね。
シリーズ別ランキングになります。
今売れてるスマートフォンTOP10 6/13
「BCNランキング」2021年5月31日から6月6日の日次集計データによると、スマートフォン(シリーズ別)の実売台数ランキングは以下の通りとなった。
2021年5月31日週のスマートフォン(シリーズ別)売れ筋ランキングは、ソニーモバイルコミュニケーションズ「Xperia Ace II SO-41B」が6位に浮上。Xperiaシリーズの最新機種で、先週の10位からランクアップした。
1位 iPhone SE(アップル)
2位 iPhone 12(アップル)
3位 iPhone 12 Pro(アップル)
4位 iPhone 12 mini(アップル)
5位 AQUOS sense3 basic(シャープ)
6位 Xperia Ace II SO-41B(ソニーモバイルコミュニケーションズ)
7位 AQUOS sense5G(シャープ)
8位 Redmi Note 10 Pro(Xiaomi)
9位 Galaxy A21(SAMSUNG)
10位 A73(OPPO)
Source:BCNランキング
1位はiPhone SE(第二世代)。
先週の1位をキープ。
4週連続の1位になります。
コスパモンスターのiPhone SE(第二世代)。
iPhoneラインナップで唯一の指紋センサー「Touch ID」を搭載しています。
現在のコロナ禍では使いやすいiPhoneです。
iPhone 13(仮)では指紋センサーは必須でしょうね。
販路も多く、格安SIMなどでは3万円を切る時も出てきました(64GBモデル)
販売から1年以上経ってますがコスパの良さとiPhone 8以前のモデルからの買い替えだと違和感も無く使えます。
問題はバッテリーの弱さですね。
2位はiPhone 12。
先週の2位をキープ。
4週連続の2位になります。
新しいiPhone 12シリーズならオススメなモデル。
毎年iPhoneを買い換える方や2年ごとに買い換える方なら一番無難なモデルです。
6.1インチのディスプレイは大き過ぎず、かといって小さい訳でも無く丁度良い大きさだと思います。
Apple Watch Series 3 以降を持っている方限定にはなってしまいますがマスク着用時でもロック解除が可能になりました。
これは顔認証(Face ID)採用のiPhone共通です。
iPhone 12シリーズで望遠カメラが欲しいならProシリーズになります。
通常の使い方ならデジタルズームでも十分だと思います。
3位はiPhone 12 Pro。
先週の3位をキープ。
4週連続の3位になります。
6.1インチで最高性能が欲しいならiPhone 12 Proになります。
筆者はiPhone 12シリーズで一番微妙だと思うのは変わりません。
ディスプレイサイズ以外で差別化されたのが大きいですね。
もし大きさに問題が無いなら強くiPhone 12 Pro Maxをオススメします。
普段持ち歩くモノなので大きさも重要ですが許容出来そうならiPhone 12 Pro Maxの検討もした方が良いです。
4位はiPhone 12 mini。
先週の4位をキープ。
4週連続の4位になります。
筆者は発表前に一番気になっていたモデルで発売後も「流石Apple!良く出してくれた!」と思いましたがiPhone 12シリーズで一番安いのにもかかわらず人気はイマイチなようです。
日本では一定の人気はあります。
冷静に考えたら一番安くても約12,000円余分に出せば6.1インチのiPhone 12が買えちゃうんですよね。
筐体が大きくなるのでバッテリー持ちが変わってきます。
それとiPhone 8以前からの買い替えだとコスパ最強のiPhone SE(第二世代)も候補になってしまいます。
そこに、このコロナ禍で指紋センサー「Touch ID」も欲しくなっちゃいます。
結局「コンパクト」が求められていたのではなく「コンパクト+安さ」が求められていたのを証明した形になっています。
5位はAQUOS sense3 basic。
先週の5位をキープ。
3週連続の5位になります。
現在のAndroidスマートフォンの最高ランクになります。
2020年6月19日に発売されたAQUOS sense3 basicはAQUOS sense3の廉価版です。
結構酷いダウングレードがされていてRAM4GB→3GB、広角カメラ非搭載、指紋センサー非搭載、ストレージ64GB→32GB、おサイフケータイ非搭載とオススメ出来ないスマートフォンの筆頭に挙げられるぐらい酷いです。
AQUOS sense3の名は持っていますがコスト下げるためにダウングレードが酷すぎます。
初めてのスマホやシニア向けだと思われますがRAM4GB→3GB、広角カメラ非搭載、ストレージ64GB→32GBは理解出来ます。
しかし指紋センサー非搭載、おサイフケータイ非搭載は理解出来ません。
おサイフケータイぐらいは搭載して欲しかったものです。
6位はXperia Ace II。
先週の10位から6位へランクアップ。
2021年5月28日にドコモから発売された新モデル。
税込み22,000円とかなり安い価格設定ですがコストを抑えたローエンドモデルになります。
しかしキッチリとおサイフケータイと防水に対応で全部入りスマホに仕上がっています。
ガジェット好きには刺さらないスペックですが普段使いなら問題は無いでしょう。
ただ2年前のCPUなのでXperiaの名はありますが過度の期待はしない方が良いでしょう。
7位はAQUOS sense5G。
先週の8位から7位へランクアップ。
SoCは違いますが限りなくAQUOS sense4を5G対応にしたモデルだと思っても間違いないでしょう。
細かく言い出すと差異はありますが大きく異なるのはSoC:Snapdragon 720G、Snapdragon 690 5Gの違いぐらいでボディやディスプレイ、カメラモジュールなどは共通です。(5G端末なのでアンテナ配置が多くなって見た目はちょっと違います)
今からAQUOS sense4を検討していた方にはAQUOS sense5Gも候補に挙がって悩みますね。
5Gが広がるは2年先の話しだと思っているのでどちらでも良いかと思いますが、どうせなら新しいモデルを購入した方が後悔が少ないと思います。
しかしドコモオンラインショップには長くAQUOS sense4が購入出来ない状態です。
8位はRedmi Note 10 Pro。
先週の圏外から8位へランクイン。
売れに売れているコスパの高いXiaomi製スマートフォン。
使っていて不便さを感じない程良く出来た端末だと感じます。
おサイフケータイ非対応、防水性能は防滴程度となっていますがそれを上回るコスパの良さを考えると不便に感じません。
Snapdragon 732G搭載で6.67インチの有機ELディスプレイを搭載しています。
ディスプレイのリフレッシュレートは120Hz対応なのでヌルヌルです。(バッテリー持ちが悪くなるので普段は60Hzですが一度120Hzを体感すると戻したくなくなるほど快適です)
驚くのはカメラで1億800万画素の標準カメラに加えて800万画素の超広角、500万画素のテレマクロ、200万画素の深度測定用カメラを搭載しています。
カメラ性能はハイエンドに迫るスペックがあり暗所でも満足出来るほどの出来栄えに驚きます。
ただ動画性能は価格なりと思った方が良いです。
9位はGalaxy A21。
先週の6位から9位へランクダウン。
Galaxy A21とAQUOS sense3 basicの立場が逆転していますね。
スペックが低いので微妙だと思っていましたがおサイフケータイと防水に対応しており価格の安さが売りです。
スペックが低いと言ってもAnTuTuベンチマークスコアは12万点ほどあるのでゲームなどしないなら問題の無いレベル。
2020年10月23日に発売したドコモのモデルは22,000円(税込)と安いです。
定価が安いので家電量販店だと1円も多いです。
2020年12月12日に発売したUQモバイルだと19,800円(税込)、MNPなら550円~とかなり安いです。
2月1日から始まった「くりこしプラン」は優秀なので特に一番安い3GBの「くりこしプランS」で契約して極力安く済ませたいならGalaxy A21は良い選択肢になるでしょう。
「くりこしプラン」は人気の様で安く購入出来るGalaxy A21が一緒に買われている印象です。
UQモバイルは「くりこしプラン」とGalaxy A21の価格の安さで契約者数が伸びている印象です。
UQモバイルはこちら
10位はA73。
先週の圏外から10位へランクイン。
楽天モバイルで良く売れているA73。
楽天モバイルでは在庫切れが多く特に初めて楽天モバイルを契約するのに一番お得なRakuten Handはずっと在庫切れです(早朝に少ない在庫はありました)
いつも在庫がある、在庫がある中で最大限のポイント還元が受けられる、実質価格で安いが元々の価格も安い。
これが一番売れている原因だと考えられます。
実質価格は5,800円です。
Snapdragon 662搭載でおサイフケータイと防水には非対応です。
レザー調のポップなデザインが特徴で「ケースに入れずに裸で使いたい」1台です。
これからeSIM対応は進むでしょうが、気軽に別の端末に差し替えが出来る物理SIMx2の機種(Redmi 9Tだと同じSnapdragon 662搭載です)の方が使いやすいと個人的には思います。
A73の優位性は有機ELディスプレイ搭載と「見た目」だと思います。見た目は大事ですからね!
楽天モバイルはこちら
圏外へ行ったのは?
先週7位だったiPhone 11が圏外へ行きました。
先週9位だったAQUOS sense4 basicが圏外へ行きました。
AQUOS sense3 basicがAndroidスマートフォンの最高ランクの5位で後継モデルのAQUOS sense4 basicが圏外、、、販売キャリアが同じでは無いので比較しにくいですが安さなんでしょうね。
今週のピックアップ
6位のXperia Ace IIと同じ日に発売されたarrows Be4 Plusをスペック比較したいと思います。
※横にスクロール出来ます。
Xperia Ace II スペック | arrows Be4 Plus スペック | |
発売日(日本) | 2021年5月28日(ドコモ) | 2021年5月28日(ドコモ) |
CPU | MediaTek Helio P35(MT6765) | Snapdragon 460 |
GPU | PowerVR GE8320 | Adreno 610 |
ディスプレイ | 5.5インチTFT液晶ディスプレイ 1,496x 720解像度 アスペクト比18.7:9 |
5.6インチ有機ELディスプレイ 1,480x 720解像度 アスペクト比18.5:9 |
OS | Android 11 | Android 11 |
RAM | 4GB | 4GB |
ROM | 64GB | 64GB |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 140mm、69mm、8.9mm | 148mm、71mm、9.4mm |
重量 | 159g | 159g |
メインカメラ | 13MP標準 F2.0 2MP深度測定 F2.4 2眼構成 |
13.1MP標準 F1.8 1眼構成 |
インカメラ | 8MP F2.0 | 8MP F2.0 |
充電とバッテリー | 4,500mAh USB Type-C |
3,600mAh USB Type-C |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 |
おサイフ系 | NFC、FeliCa おサイフケータイに対応 | NFC、FeliCa おサイフケータイに対応 |
ヘッドフォンジャック | 〇 | 〇 |
生体認証 | 指紋 | 指紋 |
SIM | nanoSIM | nanoSIM |
microSD | 最大1TB | 最大1TB |
防水、防塵 | IPX5/IPX8、IP6X | IPX5/IPX8、IP6X |
カラーバリエーション | ブラック ホワイト ブルー |
レッド ホワイト ブラック |
その他 | FMラジオ | FMラジオ |
価格(税込) | 22,000円 | 21,780 円 |
※横にスクロール出来ます。
よく似たスペックと価格になっています。
Xperia Ace IIのカメラは2眼ですが深度測定用カメラなので実質1眼なのであまり変わりは無いと思います。
重量は同じ159gですがXperia Ace IIの方が全体的にコンパクトに仕上がっています。
重量は同じでもXperia Ace IIは4,500mAhのバッテリーがありバッテリーの持ちも良いでしょう。
大きく違うのはCPUとディスプレイです。
arrows Be4 Plusはディスプレイサイズは同じですが有機ELディスプレイを搭載しています。
CPUPもSnapdragon 460を搭載しているのでXperia Ace IIのHelio P35よりも1.5倍ほど処理能力が高いです。
落としても割れにくいMIL規格23項目準拠している所もarrows Be4シリーズの特徴ですね。
また現在のコロナ禍で嬉しいのがただの防水、防塵では無く塗装にまでこだわってアルコール除菌にまで対応しています。
マスク通話モードを搭載していてマスクをしたままでも音声のこもりを軽減します。
Xperia Ace IIの方が見た目が良いのとコンパクト、バッテリーの持ちよさですね。
ただしそれら以外はarrows Be4 Plusの方が圧倒的にスペックが高いです。
有機ELディスプレイなので発色の良さや視野角の広さは液晶ディスプレイの品質が上がって来ていても敵わないほど優れています。
CPUの違いはかなり大きいですね。
同じローエンド機種なのでどちらもスペックを求める人が購入する機種では無いですが快適な操作が出来るほうが良いに決まっています。
今週の動向
1位から4位までのiPhoneは鉄板構成ですがこれを崩すのはかなり難しいですね。
ただこの6月から7月は新製品が多く出されるのでそこで期待したいです。
気になるのはOPPOやXiaomiの攻めの勢いが多い事です。
SIMフリーランキングだとこの攻めが顕著に表れています。
Xiaomiは6月24日14時に新5Gスマートフォンを43,800円で発表します。
恐らくですが「Mi 11 Lite 5G」が発表されるでしょう。
発売先がソフトバンクのLINEMOが濃厚ですがSIMフリー版も出すのかが注目です。
AnTuTuベンチマークスコア(Ver9)で56万7千をマークするハイエンドに片足を入れているぐらいスペックの高いミドルハイスマートフォンです。
またRedmi Note 9Sの後継機にあたるRedmi Note 10Sの発売もほぼ確定しています。(技適通過しているため)
OPPOはReno5 AとA54 5Gが投入済みでA54 5GのSIMフリーモデルが6月25日に発売されます。
Xperia 1 IIIがもうすぐ発売ですが高いですからね。
Xperia 10 IIIも今月発売ですが価格が51,480円なので微妙ですがキャリア販売なので売れると思います。
Xperia 10 IIIに期待したいです。