楽天モバイルの自社ブランドスマートフォンである「Rakuten Mini」のバンド問題について本日ケリがついたようです。
総務省は6月12日、楽天モバイルが販売するスマートフォン「Rakuten Mini」について、同社に電波法第38条の29および同法同条の20第1項に基づく報告を要求していましたが報告期限は6月26日となっていたため、本日発表したものと思われます。
期限日で無くて、もっと早くで良かった気がするのですが色々あったのでしょうね。
「1円」スマホでブレイクした「Rakuten Mini」ですがバンド問題でケチがついちゃいましたね。
※6月26日追記 まだケリがついていないようです。
総務省は今後、同社の処分が必要かどうかを検討する。だそうです。 どこまで続くのか、、、
※2020年7月10日追記 高市総務大臣は7月10日に楽天モバイルを行政指導することを明らかにしました。
楽天側も内容や今後の取り組みを発表。
Rakuten Miniバンド問題
問題は告知なく対応周波数を変更していた事でしかもRakuten Miniユーザーの指摘により判明したことが大きいでしょう。
つまり楽天モバイル側は自社のRakuten Miniのページにも記載しておらずサイレントに行っていた事にあります。
6月10日にニュースになりましたが翌日の6月11日に3G(W-CDMA)も変更されているとわかり、「なぜ6月10日に一緒に報告しなかったのか?」と火に油を注ぐ事態になりました。
楽天モバイル側も混乱しているのがわかりますが、理解に苦しむ事態です。
キャリアでは有り得ない問題ですよね。
Rakuten Miniバンド問題については6月10日から追っている記事があるので参考にして下さい。 追加が多すぎて見づらいかもしれません、、、
楽天モバイルがRakuten Miniで対応周波数がロットにより違う事を明らかにしたそうです。 製造時期によって対応周波数が減るのは聞いたことが無いですね。 周波数を変更しつつも、楽天モバイルではWebサイトの追記をしていなかっ[…]
「Rakuten Mini」の認証番号と対応周波数帯の変更について
このたび、楽天モバイル株式会社が販売するスマートフォン「Rakuten Mini」の一部において、対応周波数帯の変更に伴う認証の取得および正しい番号の表記ができておりませんでしたので、お知らせいたします。なお、このたびの対応周波数帯の変更は海外におけるサービスの改善を目的としたものであり、変更前の周波数帯のご利用を前提としていた一部のお客様には影響が生じる場合がございますが、「Rakuten Mini」を楽天回線およびパートナー回線にてご利用いただく場合にはサービスへの影響はございません。お客様にはご心配とご迷惑をおかけしますことを、深くお詫び申し上げます。
発生した事象の詳細については、以下の「2.対象端末」の「発生した事象について」をご確認ください。また、「Rakuten Mini」についてお問い合わせ等ございましたら、以下の「3.お問い合わせ」をご確認ください。
当社においては、現時点で必要な認証はすべて取得しております。認証番号が正しく表記されていない一部の「Rakuten Mini」につきましても、今後、ソフトウェアを更新させていただくことで、お客様に特別なご負担をかけることなく、正しい認証番号が表示される予定です。また、対象となる「Rakuten Mini」をお持ちのお客様は、それまでの間は、当社より送付しておりますメール(件名:「Rakuten Mini」の認証番号と対応周波数帯の変更について)に記載されておりますリンクを開いていただき、正しい認証番号を端末にダウンロードの上、保存していただきますようお願いいたします。なお、現在の認証番号は、「Rakuten Mini」の「設定」→「端末情報」→「規制ラベル」からご確認いただけます。
参照:https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/notice/2020/200626_01.html 様
対象端末
(1)製造番号(IMEI)351676110356708以前の製品
(3)製造番号(IMEI)351676110682491以降の製品
つまりそのままだと技適マークが違うので電波法にも触れる事になります。
(2)製造番号(IMEI)351676110356716~351676110680487の製品についてはそのままで良いとの事です。バンドも増えて3G、4Gのバンド1にも対応しているので問題は無いかと思います。
対応
対象端末のRakuten Miniを持っている方は交換に応じるらしいので交換がベストだと思います。
(1)製造番号(IMEI)351676110356708以前の製品の方は国内では困らる事が無いですが対応バンドが増えている(2)製造番号(IMEI)351676110356716~351676110680487の製品への交換もアリでしょう。ただ現在メイン端末として使っていて国外での使用が無いのならそのままでも問題は無いかと思います。
(3)製造番号(IMEI)351676110682491以降の製品を持っている方は交換がベストです。
なぜならRakuten MiniはeSIMのみの対応で物理SIMには対応していません。
Rakuten UN-LIMITを解約するとIIJmioのeSIMサービス「データプランゼロ」しかありません。4G、3Gのバンド1が使えない端末はそのまま「使えない端末」になります。
せっかくのスマートフォンが「使えない端末」になるのだけは避けた方が良いでしょう。
技適マークのダウンロードやソフトウェア更新での対応
「Rakuten Mini」の認証番号と対応周波数帯の変更について こちらから楽天モバイルの対応ページに行けますので技適マークのダウンロードについても書かれています。
交換を考えていても技適マーク無しでは電波法に関わってくるので対策をした方が良いかと思います。
交換は2020年9月末まで
交換は期限があるので注意してください。
6月26日以降にお客様へお届けする「Rakuten Mini」につきましては、正しい認証番号が表記された商品となります。
これって、、(3)製造番号(IMEI)351676110682491以降の製品ですよね。
17,000円(税抜)でポイントの明記も無し。
誰が買うのでしょうか?、、、
しかも4G、3Gのバンド1が使えない。
そうだとしたらRakuten Miniに純粋に魅力を感じて買った方は気の毒としか、、、
SIMフリーを売りに始めたRakuten UN-LIMITがバンド縛りをやってはいけないと思うのですが。
※2020年7月10日追記 高市総務大臣は7月10日に楽天モバイルを行政指導することを明らかにしました。
同日 楽天モバイルより「当社に対する総務省からの行政指導について」を発表。
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2020/200710_01.html
最後に
第4のキャリアして始まったRakuten UN-LIMITですがRakuten Miniバンド問題でかなり信用が落ちてしまったのではないでしょうか。
また「1円」スマホとしてブレイクしたRakuten Miniですが現在は17,000円(税抜)でお買い得感は全くないです。
ポイントも以前は5,000ポイントあったのですが現在はポイントの明記もありません。
お買い得感があるのはRakuten Miniと同じ17,000円(税抜)の「Galaxy A7」ポイント15,000しかありません。
そんなに悪いスマートフォンではないですがmicro USB Type-Bでの接続になるのとシングルSIMな所が残念ではあります。
楽天モバイルのRakuten UN-LIMITプランは300万人まで無料キャンペーンなので損は無いのですがスタートでつまづいてRakuten Miniバンド問題で「やらかした」感があります。
プラン自体は悪くないので(特に制限モードでも1Mbpsな所とか)私自身加入しています。サブ機でですが、、、メイン回線にはちょっと出来ないですね。
昨日発売された「OPPO Reno3 A」も2,000ポイントと魅力がありません。しかも6月30日まで。 他では16,600円(税抜)~となっているので頑張って欲しいと思います。
7月になるとまた安売りを仕掛けて来るかもしれません。