2021年3月16日に株式会社TOKAIコミュニケーションズは格安SIMの「LIBMO(リブモ)」において2021年3月15日より新料金プラン「なっとくプラン」の提供を開始したと発表しました。
従来プランの低速(200kbps)で無制限のライトプランも新料金プランに含まれます。
従来プランに無かった1GB、5GBを新設、ただし6GB、10GBは撤廃されました。
新料金プランを見て行きます。
LIBMO「なっとくプラン」
3月15日より提供開始された新料金プラン。
Source:プレスリリース 格安モバイルサービス「LIBMO」新料金プランを3月15日より提供
「なっとくプラン」詳細
上図は税抜価格なので税込み価格の表にしたいと思います。
すべて税込み価格
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データ容量 | 現行プラン | 新料金プラン | ||
データSIM | 音声SIM | データSIM | 音声SIM | |
ライトプラン | 528円 | 1,298円 | 528円 | 1,078円 |
1GB | ー | ー | 748円 | 1,078円 |
3GB | 968円 | 1,738円 | ー | ー |
5GB | ー | ー | 1,265円 | 1,518円 |
6GB | 1,628円 | 2,398円 | ー | ー |
10GB | 2,508円 | 3,278円 | ー | ー |
20GB | 4,378円 | 5,148円 | 1,991円 | 1,991円 |
30GB | 6,468円 | 7,238円 | 2,728円 | 2,728円 |
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流行りのキャリア20GBプランをかなり意識した料金設定になっています。
5分通話をオプションにしたpovo、LINEMOなどの20GBプランは2,728円なので同じ料金で30GB使えますよって事ですね。
ただ気になるのは10GBは理解出来ますが、3GB、7GBのプランが無い所です。
80%近い方の月のデータ使用量は7GB以下です。
一人暮らしで自宅にWi-Fi環境が無い方以外はキャリア20GBプランの20GBでも「大容量」です。
個人的な意見になりますが格安SIMを選ぶ方は通信料金を減らしたい方が多いので1GB、3GB、5GB、7GB付近のプランは必須だと考えます。
20GB、30GBのプランは確かに半額以下になっていてお得感が高いですがライトプランは低速専用プランの玄人向けなので除外すると1GB、5GBしかプランがありません。
5GBを超えるようであれば20GBプランしか用意されておらず473円差なので逆に5GBプランが高く思えます。
1GBプランと20GBプランを比べると価格差は913円です。
つまりLIBMO「なっとくプラン」は20GB、30GBをメインターゲットにしているように思えます。
現行プランは既に新規申し込みは出来ません。
現行プランの方はそのまま継続も出来ますし、「なっとくプラン」への移行も出来ます。
現行3GBプランと「なっとくプラン」20GBの価格差は253円なので現行プラン3GB以上の方は移行した方が良いでしょう。
LIBMO(リブモ)特徴
- 余ったデータは翌月に繰越せます。
- 毎月プラン変更が可能。
- ドコモ回線なので全国どこでも使えて、ドコモ製スマートフォンならそのまま使えます。
- SIMフリースマートフォンを販売しているので新しいのが欲しくても購入出来ます。iPhoneSE(第二世代)も取り扱っています。
- 電話(フリーダイヤル)で相談も出来ます。
- 少ないですが格安SIMには珍しい店舗サポートもあります。
沼津大岡店(沼津市)・沼津店(沼津市)・イオンタウン富士南(富士市)・イトーヨーカドー三島(三島市)、唐瀬街道店(静岡市)・マークイズ静岡(静岡市)・静岡パルシェ(静岡市)、袋井田町店(袋井市)・磐田駅南店(磐田市)・イオン浜松西(浜松市)
感想まとめ
低速専用のライトプランは低速(200kbps)で無制限という珍しいプランですが音楽のストリーミング程度の使い方なら問題の無い速度ですがブラウザやTwitterなどは画像の読み込みに時間がかかる為にストレスがあります。
余っているスマートフォンでパソコンなどのゲームやログインの二段階認証用としてなど使い道は結構あります。
ただし現行プランにあったデータ専用+SMSは「なっとくプラン」ではデータ専用のみの様なので注意ですね。(SMSで二段階認証が出来ないため)
着信専用として使うなど利用方法は色々あります。
低速専用のライトプランは先に述べたように「玄人向け」ですが残してくれたのは嬉しいですね。
3GB、7GBが無いのはちょっとどうなの?とは思いますが20GB、30GBプランだと一気にお得感はあります。
3G回線の時はスマホで動画視聴とかあまりしなかったですが4G(LTE)回線からはスマホでの動画視聴は当たり前になり月間のデータ使用量は増え続けています。
20GBが今後スタンダートな位置付けになると考えられるのでLIBMOはそこを念頭に置いて「なっとくプラン」に踏み切ったのでしょう。
低速専用のライトプラン、大容量の20GB、30GBに重点に置いているプランだと考えます。